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転生竜は冒険する  作者: 睦月
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何度でも言うが、魔法はイメージだ。

イメージなんて、元日本人には朝飯前だ(多分)

普通の人は、魔法陣の構築から始めるらしいのだが、俺の場合はイメージすれば勝手に魔法陣が構築される。

チートでしょう?

俺のイメージをアイちゃんが構築してくれてるんだぜ?

アイちゃんもはやただのヘルプ機能じゃなくて妖精さんだよね妖精さん。


『私は妖精ではありません。フェル様の全知から「分かってるよごめん言ってみたかっただけなんだ」………そうですか』


すごい人みたいに応えてくれるんだよね………アイちゃんすごいよ。


話を戻すけど、イメージと名前、というか技名だけ考えれば、俺は魔法が打てる。

すごすぎてわけわかめ。

なんか、一般人に申し訳なくなってくるよ。


もうここまでくるとヤケになるか開き直るかだよね。

これを使いこなすのも俺次第ってね!


だから俺に魔法教えてとか言われても教えられることなんて無いね。

まぁそこは竜帝だからと誤魔化すしか。



さて、どんな魔法を創ろうか。


俺、今まで技名とかで使ってたから、へぇ、そうなんだ。で終わるかもだけど、前世では天文系が大好きだったんだよね。

本も買って天体望遠鏡も買って。


だから知識なら人並み以上には多分あるはず多分。

だから技名は星の名前とかにしようかなーとか思ってます。覚えやすいし。


覚えてるから想像もしやすいしね。




俺は、右足で地面を軽く踏んだ。

すると、20m離れたところに、土でできたゴーレムが出現する。ちなみに足は地面と同化しているから動かない。

つまり的だ。


ちなみにこれはベルーナに辿り着くまでの5日間、魔法の練習の為に作り上げた地魔法の1つだ。



イメージする。

まずは火魔法として。

…………炎は、青白い程、温度は高いという。

星も実際は赤が一番温度が低い。

赤い星の温度が3600度に比べて青い星は30000度以上となる。


地球に近い一等星として、一番有名なのはおおいぬ座のシリウスである。

表面温度はおよそ10000度。


そこまで再現できるとは思えないが、右手の掌を上にして、創りだすイメージをする。


水素やヘリウムガスがこの世界にも存在しているかは謎だが、あろうが無かろうが、俺はイメージするだけだ。


水素やヘリウムガスやチリのような星間物質を重力で引きつけ、それがやがて重力エネルギーによって芯の部分が温められる。そこに少し風を送る。


次第に、子供の拳くらいの大きさの球体が、掌の上に浮かぶ。それは、青白い光を放つ。


もはや火魔法なのか光魔法なのか謎になってきたが、言えることは1つ。



イメージってすごい。

創れたよ、星もどき。

でも熱さとか感じないんだよね。

こんなに近いのに。


『アナタのイメージした魔法は少々危険だと判断したので、周りの時空を歪ませて頂きました』



時空を、歪ませた???ほわい??

ちょ、後でそれ教えてほしいよ?????


『了解しました。後ほど、時空間結界についてお話致します』


やったぜ。


さて、実験じゃ!!!!


この…………………………よし、かっこよく星魔法と名付けよう。流星とかも星魔法に分類してやろう。


名前はやっぱりシリウスイメージだからな。


よし!


「蒼灼星(シリウス)」


俺はそう唱えて、ゴーレム目掛けて、それを投げた。


コントロールには自信があるんだ。


それは、狙った通りゴーレム目掛けて飛んでいった。

そして、次の瞬間には、目を開けていられない程の閃光と、耳を劈く爆発音。


目を開けると、ゴーレムは跡形もなく消え去っていた。

強いて言えば、ゴーレムが立っていたと思われる場所が、黒く焦げている。煙出てる。


え、ほんとに焼き焦がしてる。



あ、そう言えばバルドさんとギルドマスター居たんだよね。


立っている方に振り向くと、またもや口を開けて呆然としているバルドさんと、さすがに鱗から目を離してこちらを見ているギルドマスターがいた。





…………どう説明しよう。

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