急な伝達
「やぁ、少年達よ!楽しんでいるかい」...と若い女性に声をかけられる。
「あの、どちら様ですか?」俺が質問すると、宇野が答える。
「なんだ、知らないのかdaze⭐️この人は、海の家のオーナーdaze⭐️」
「そそ。僕は、ここのオーナーさ。」
「と言われても、いかにも重要役職に見えなさそうな服装をしておるからの」
玄武が言うとおり、...質素な水着、いやスクール水着?と言う服装で来ている。
(......なんでスク水持ってんだよ?)
「今、なんでスク水持ってんだよ?って思ったのでしょ。」
「うげっなんで」「昔から明護君はわかりやすい」「ですわね」
照の考えに玲も相槌を打ってくる。
「じゃあ、教えてあげよう。僕の名前は、中村千里。元異能高校三年生。今は、19歳ピチピチのJDさ!」
「「「???」」」
ここに来ている。俺たち。Sクラス数名は、全員例外なく頭の上に?を浮かべる。
(......こんなアホそうな人が3年間生き残れたの?)と言う考えに染まっていく。
「ああ、言いたいことはわかるよ。僕が可愛すぎってところだよね!」
(あっ、アホそうな人じゃないアホだ。)と考えの一斉更新が始まる。
波風が揺れる。ほのかな潮の香りがにぎやかな声に溶け込んでいく。
「きょ....皆んな素晴らしい提案をしよう、焼きそばを作らないか?
作らないなら、帰りのバスの手配を中止する。」
「うわっ!この人すんっごい暴挙に出たよ!」
「そんなことより、某カップうどんを食べないか?」
と照がどこから出したか分からない某カップ麺で対抗する。
(なんかちょっといい声なのムカつくな)
「興味ないね!」「某カップうどんを食べるんだ」
「しつこいぞっ!」
「作らない。あの、まだかまだかと三分待つことも水で30分できるライフハックも
某カップうどんの儚い美味しさだ。」
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「焼きそば作りって案外難しいんじゃ」
ソースと麺を混ぜながら玄武が言う。
「なぁ、玄武。何か言いたいんじゃないのか?」
その言葉を告げると、あたりが静かになる。
いや、さっきまで響き渡っていた玄武の声が
無くなっただけの方が表現として正しいのかもしれない。
そして、その一言が静寂を切り裂く。
「そうじゃな。......一つ目は、わしはもうここにはおれん。」




