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イノウモノガタリ  作者: A.S
二年生編
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82/91

音野楽の思い出

前回までのあらすじ

ヤンデレ拘束を受けた後、誕生日を祝われた。

コツ、コツと金属音を鳴らしながら、階段を登る。

立ち入り禁止と書かれている看板をよそ目に、屋上のドアを開ける。

そばにあった鉄柵にもたれかかる。上半身を捻転させ、辺りを見る。

あたりは外観だけはすっかりと暗くなっており、夜風が少し気持ち良い。

ただ、その中に、都市の光が大量にある。

「ったく何が何だかわからんな」と、今日会ったことを改めて思い返してみる。

「・・・」少し沈黙の後、とにかくヤンデレ化をさせるという行為がやばいことを悟った。

すると、ふ〜んふ〜んと、鼻歌が聞こえてくる。

(良いな、この曲。...なんていう曲なんだろう)と考えていると、

鼻歌を歌いながら、その張本人がこちらに向かってくる。

「どうしたんだい?若人よ」と音野先生が声をかけてくる。手には、白い棒を持って

「いや、ただ風に当たりたいなぁ〜と......って生徒の前でタバコ吸う気ですか」

「これかい。ココアシュガレット知らない?それのコーラ味」

「すみません。知らないです。」

「これがジェネレーションギャップってやつか〜」

「というより、僕が世間を知らなすぎなのかもしれません。」

「...そうかい。周りを見るのも良いことだからどんどん世間を知ると良いってか一人称僕だったの?

 てっきり俺かと。」シュガレットを危うく落としそうになるレベルには驚いている。

シュガレットを慌てて持ち直して、口に咥える。

そして、また鼻歌を歌い出す。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一通りのメロディーが終わった後に、僕が口にする。その言葉を

「なんていう曲なんですか?」

少しの沈黙の後、思いついたように呟く。

「.......そうだな。強いていうなら、名前のない曲...不名(ふない)前曲(ぜんきょく)かな。」

その言葉だけを残し、屋上を去るのだった。

ただ、俺にはその背中が大切な人を亡くしたような...どこか寂しげな雰囲気を出しているように見えた。

土日にバスケの大会があったので、投稿できませんでした。

...応援なんですけどね。一年生は...まぁ、その一年生でも一番下手なんですけどね。

周りが全員経験者の中、一人だけ初心者の気持ちを考えてもらいたい。

追記2026/06/06 初心者仲間が僕を含めて二人です。

        勘違いしそうな書き方してさーせん


ちなみになんで僕なのかというと、「なんか改まった方がいいかなって思ったから」だそうです。

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