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イノウモノガタリ  作者: A.S
二年生編
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80/91

監禁:type ヤンデレ

「フゴフゴモゴフゴ」と俺は声にならないような叫びを放つ。

「なんじゃ...お主の友というやつは手荒な真似をするそうじゃの」と隣に座っている幼女...玄武が言う。

...と言っても半ば無理矢理座らされたようなものだ。俺も玄武も、いわば監禁状態である。

スタスタと廊下を廊下を歩く音が聞こえる。

「.......」少しの沈黙と、大量の冷や汗をかきながら、その足音の行く末を耳で感じ取ろうとする。

その足音は、俺たちの監禁されている、教室で止まる。

ガラっとドアが音を立て、二人の男女の姿が目に入る。

「要〜〜〜もう逃げちゃダメだよ」と少し...いや、かな〜り血がついているナイフを持ちながら照が言う。

「そうですよ。要さん...逃げちゃダメなんですからね♡」

そう言いながら、俺に近づき、口元のガムテープを剥がす。

......少ししてから、二人が立ち去る。...もちろん見張りを残して。

山田太郎...俺の代わりEクラスに入ったようだが、気の弱そうな感じの小さい男の子である。

(...ってか最初俺中学生かと思った。)って考えるぐらいには、小さかったのである。

〈要...あやつらなんでそんなに、お主のこと監視しとるんじゃ?〉と玄武が耳打ちで話しかけてくる。

〈くそ、たった数ヶ月でヤンデレ化するとは思わなかったんだ。〉

と話していると、山田太郎が近づいてくる。

(やべ!バレたか....)

「本当に帰ってきてくれてありがとうございますぅ〜」と何かされるどころか、逆に感謝される。

「何で?どゆこと」「明護さんが帰ってこなかったら、雰囲気最悪でしたもん。」

薄々と分かってきた。...この男、苦労してきた側の人間だ!!!

「なるほど...お前も苦労してきたんだな。たろっち」

「明護さんも、何でたろっちなんだよぉぉぉ」と絶叫しているところを、

「「何してるの」」と二人に見つかってしまうのであった。

次回予告 なぜ要が生きていたのかが分かる...多分

次回「沖縄の人ごめんなさい」

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