監禁:type ヤンデレ
「フゴフゴモゴフゴ」と俺は声にならないような叫びを放つ。
「なんじゃ...お主の友というやつは手荒な真似をするそうじゃの」と隣に座っている幼女...玄武が言う。
...と言っても半ば無理矢理座らされたようなものだ。俺も玄武も、いわば監禁状態である。
スタスタと廊下を廊下を歩く音が聞こえる。
「.......」少しの沈黙と、大量の冷や汗をかきながら、その足音の行く末を耳で感じ取ろうとする。
その足音は、俺たちの監禁されている、教室で止まる。
ガラっとドアが音を立て、二人の男女の姿が目に入る。
「要〜〜〜もう逃げちゃダメだよ」と少し...いや、かな〜り血がついているナイフを持ちながら照が言う。
「そうですよ。要さん...逃げちゃダメなんですからね♡」
そう言いながら、俺に近づき、口元のガムテープを剥がす。
......少ししてから、二人が立ち去る。...もちろん見張りを残して。
山田太郎...俺の代わりEクラスに入ったようだが、気の弱そうな感じの小さい男の子である。
(...ってか最初俺中学生かと思った。)って考えるぐらいには、小さかったのである。
〈要...あやつらなんでそんなに、お主のこと監視しとるんじゃ?〉と玄武が耳打ちで話しかけてくる。
〈くそ、たった数ヶ月でヤンデレ化するとは思わなかったんだ。〉
と話していると、山田太郎が近づいてくる。
(やべ!バレたか....)
「本当に帰ってきてくれてありがとうございますぅ〜」と何かされるどころか、逆に感謝される。
「何で?どゆこと」「明護さんが帰ってこなかったら、雰囲気最悪でしたもん。」
薄々と分かってきた。...この男、苦労してきた側の人間だ!!!
「なるほど...お前も苦労してきたんだな。たろっち」
「明護さんも、何でたろっちなんだよぉぉぉ」と絶叫しているところを、
「「何してるの」」と二人に見つかってしまうのであった。
次回予告 なぜ要が生きていたのかが分かる...多分
次回「沖縄の人ごめんなさい」




