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イノウモノガタリ  作者: A.S
二年生編
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79/91

??????

チーム分けが発表され、指定された場所に行く。

「...CvsDは、体育館で何で僕らは校庭なんだ?」「分からんよ。私に聞かれてもたろっち。」

「なんかノリが、体育祭の時みたいdaze⭐️」と背の高い男が言う。

...特徴的な語尾からして、Sランクの宇野円弧だろう。

相部屋は、確か、明護要...か。僕は少し...いやちょっとばかり辛気臭いな。とつい思ってしまう。

「でも、明護要がいないってことは9人vs10人で戦うってこと...かな」

「そうでしょう。......惜しい人を亡くしました。」俯きながら女性が呟く。

学年末試験でこの人は一番目立ったであろう。...知らないはずがない。視野未来だ。

そして、若干二名...Eクラスの面々は一言も喋らない。

「場が少し暗いかな...」「うん...そうだね」「あの時僕がもう一つでも複製を作っていたら...」

「いや、それじゃなくてもあの男は倒せなかったと思うし、」

「製治くんのせいじゃないよ」と、こちらは 恐らく

瀧本録生(たきもと りく)複宮(ふくみや) 製治(せいじ)そして沖田宗弥(おきたそうや)の三人で間違いないだろう。

「あれぇ、おかしいな。明護要クン(笑)の存在が見当たらないぞぉぉ。あっ、そっか、ごめんごめん。

 た・し・かぁ....死・ん・じゃ・たもんね。」チームBの奴らがやっくる。

「主人公気取りしてたお子ちゃまはーーー現実を見ただけで死んじゃったとかおっもしろいよねぇ〜」

明護要と関わっていなかった僕でも分かる。

(嗚呼、そうかこいつは、死んでもいい馬鹿だ。)

接しっていない僕でもこう思うぐらいの不快感であり、

湯浅さんを除くチームAには、これ以上の感情であろう。

事実、さっきから殺気がダダ漏れである。

キーンコーンカーンコーンと戦いの開始のチャイムが鳴る。

ここから始まるのは、闘いではない。相手を屈させるためだけの勝負...争い合うだけになる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺は、正しい。その正しさが他人にとってじゃなくても、

少なくとも俺は、卑劣(こういう)行為は正しいと信じている。

死人を煽ったとしても、死人は言い返せないし、そもそも死んでいるから名誉とかないので、

名誉毀損とかにもならない。

効率が一番良いかもしれない、ストレス発散法である。

しかも、天は俺に味方をしてくれている。何なら、俺を主人公にしようとしてくれている。

俺の異能力...乗っ取り(ハック)。異能力を使ってる相手を乗っ取ることができる。

しかも、肉体で戦ってくる奴らが相手は少ないし、

こちらには、俺以外全員が肉体派かつ、そう言う系統の異能である。

明護要...主人公みたいに輝きやがって...俺はお前らみたいな奴が大っ嫌いだ。

だが、お前のおかげで、怒りに任せた精度の低い異能を奴らは使う。

おかげで、俺の異能が効きやすくなる。ありがとな、要クン。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

戦闘開始から1時間

さっきから、異能力が暴発している。...宇野君と杜北さんは、別だったけど。

異能力の効きやすさとかがあるのか?

しかも、みんな脱落はしてないものの、疲弊している。

それに対して、あいつらは、万全の状況だというのに。

「...クソ」思わずそう呟く。

自分への戒めか、状況の悪さについて言ったのかは、自分でも分からない。

途端に視界に光が溢れる。(まさか、大井君の異能力の暴発...視界が)

少し経ち、ぼやけてだが見えるようになり、状況がわかった。

今...鳩尾に拳を入れられる直前だった。

体は宙を舞い、少しして地面に打ち付けられる。

激しい衝撃と共に口から血を吐く。

校庭の砂を蹴るように

ザッザという音を鳴らしながら、誰かが歩いてくる。

「あーらら。負けてんじゃん。」「お主が早く加勢しないからじゃろ」

と、フードをかぶっている男性ともう一人は、幼女...であろうか。声が聞こえる。

「...そんなはずは、無い...だろ」と宇野君 「嘘でしょ...」と杜北さん。

「あ、あぁぁ」と呻き声が出ている大井君。

他のチームAメンバーも、湯浅さんを除いては、同じような反応である。

「君は、一体...」となけなしの声を振り絞って質問する。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ep.78 不死鳥の如く

「俺か、その前にこいつら倒していいか」とチームBの奴らを指差す。

「あ゛ぁ゛、誰かしらねぇが、俺たちを倒せるだぁぁ。良いか俺様の名前は、小松...主人公だぞ。」

「へぇ、主人公サマね。それは凄〜い、絵本の話でちゅかね」

フードをかぶった男がわざと刺激するような言い方で言う。

「怒った...俺の異能力乗っ取り(ハック)の餌食にしてやる。」

「頑張れ。」そう言って、男は腰にある鞘から木刀を抜いて、一言つぶやく。

夜桜(よざくら) 玄武(げんぶ)八咲(はちざき) 八重桜(やえざくら)

一振りである。...たったその一振りで、チームBが全員倒れる。

直撃した、小松という男はもちろん。直撃しなかった他の九人も同じく倒れる。

そして、瀕死であった僕たちも脱落扱いとなった。

「やべ、味方KILLっちゃった。まぁ、これで120p+20×19で、500p...期末試験クリアかな。」

とフードをかぶった男が、嬉しそうに一人で呟く。

あ、そう言えばと言って、男はフードを下ろす。

「俺は、元一年Eクラスの明護要。よろしくな」と答えるのであった。

明護要 完全復活。yeah!yeah!

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