学年末試験 其の二
一時間が経ち、教室に戻ると、黒板にテストの結果と机の上に通信機器......
平たくいえば、スマホがある。という文面になるだろう。
そのスマホには、目もくれず、ただそのテストの結果だけを見る。
明護要 87人中8...と目に入る。横の文字を見ると、
........位と書かれている。喜びの感情が弾け、
「シャオラぁぁぁ」「ナイス!」と歓喜の叫びで教室が包み込まれる。
玲なんか涙を流しながら、「私が育てたんですよ」と言っている。
照の順位を見ると、12位 玲の順位を見ると、1位である。
照に至っては、声を出していなかったら、ー10点が無くなるので、
俺を抜かして8位に入る点数だったので、結局俺が一番点数低いということになる。
「ありがとうな八位」と照に言うが、
「なんのこと?わかんないなぁ」あくまで、わかってないつもりを演じようとしてるのだが、照の演技よりも見破るのが簡単なものなどそうそう無い。
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しばらく余韻に浸っていると、机の上にあったスマートフォンがブゥブゥと震え、
どうやら通知が来ているみたいなので、その通知を開く。
開くと、画面に、"校舎の裏にある場所にバスがあるから乗れ"的な意味の文章だった。
「早くいこうぜ。」「遅刻で退学が怖いもんね。」「文面にすると、意外に怖いですわね。」
もう一回スマホを見ると、後ろにITHのロゴが刻まれている。
そのロゴの中に、We protect citizen(私たちは市民を守ります)と書かれている。
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同時刻
ブルーブルーとスマホの振動により、電話が来ていることがわかる。
非通知となっているが、構わずに電話を取ると、
『もしもし、かっこいい!かっこいい!ユウラギクンだよ。』ユウラギと名乗る男からの電話に出る。
「冗談はいいので、早く本題に入りましょう。」知っている人物だと知り、少し安堵を覚える。
『はいは〜い。まぁね、今回君に電話したって言う理由だけど、.......明護要を殺せって言うお願〜い』
「理由は?」今出ている男もかけてきた男も変声器を使ったような声で電話をしている。
『七回、八回目かの襲撃時に、能力を無効化する人が、そっちの世界に干渉しに行ったんだけど、
明護要ってやつだけが、その時に、無効化...無力化できなかったんだよね〜』
「有効範囲外だったとかは?」
『考えたけど、ナッシング。だから、不安の芽は、早めに紡いでおこうと思って』
「わかりました。じゃあこの電子チップを間に入れ込めばいいんですね。」
『Yes,Yes.頑張ってね。僕の愛しの』ユウラギという男が言い切る前に電話を切る。
さっきまで電話していた端末を燃やす。......と言うよりは、蒸発させる。
ただ、鉄すらも蒸発する熱の中、たった一枚の小さな電子チップだけは、ただ涼しげに存在していた。
男が、もう一つの通信用端末を取り出す。その後ろには、We protect citizenと書かれていた。
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書かれていた通りにバスに乗る。カーテンは閉ざされている。
そもそも、この学校自体は、隠されている。
文化祭に来たのも、政府の関係者や、生徒の関係者...あとは、一般抽選で選ばれた人たちだけだ。
それに、一般抽選の人たちには、住所を隠されて知らせているらしい。
と言いつつも、こんなカーテン全閉じのバスがあったら、
ハイジャック中かと間違われるような気がするのは俺だけだろうか....
バスの中で揺られること、約一時間ぐらいだろうか、着いたぞと言われ、バスを降りる。
そこには、森しか見えない景色が広がっていた。
Sクラスの担任の十月一日先生が立っていた。
「学年末試験...実技のルール説明を行います。実技の内容は、二年生対一年生で
『王国ゲーム』......と言っても人も多そうなので、音野先生に説明してもらいます。」
と音野先生が代わりに説明をし始めた。
要約するとこうである。
最初に、配ばわれた端末に役職が表示される。
役職は、『王』・・・このゲームの要。両チーム一人ずつしかいない役職で、この王がやられと、
チーム全体の敗北になるので、何が何でも死守しなければならない。
『預言者』1名・・・役職を示し、相手チームの誰がその役職を持っているのかを知れる。
ゲーム開始一分でしか能力を使えない。
『暗殺者』1名・・・預言者の役職判明の対象ではない。
生存人数カウントには入らない。
『歩兵』』役職以外の全員・・・これと言って特殊能力無し
以上が役職についての説明
所有物一覧
・通信端末・・・役職を表示させる。...同じチーム同士での通話が可能
・通信端末(KING Ver.)・・・相手の生き残っている人数...生存人数を知れたり、
相手チームの名前や顔を知れたりする。
・通信端末(Prophet Ver.)・・・どの役職が誰かを知ることができる。一回きり
・武器・・・一つだけ持ち込み可
以上で持ち物についての説明
ルール
・王を倒せば終わり。
・端末の横の赤ボタンを押せば、リタイアとなる。
・異能力使って良し、死ぬ気で勝て。
・致命傷レベルの攻撃を喰らっても、一回だけなら、無傷で済む霊膜装置が端末内にはある
ので、その霊膜がなくなってもリタイアとなる。
・相手の王を倒した人には、中間試験免除
ぐらいがルール。
「まぁ、死ぬ気で頑張れ」と言い残し、先生たちがバスに乗っていく。
スマホがブーブーと一斉になる。
生徒たちは、一斉に顔を見合って通信端末を見る。
もちろんそれは、俺も例外ではなかった。
「俺の役職は......」通信端末の画面を見る。
「.......はっは、まじか」と呟くのであった。
詳しい 点数表
明護要 国語89点 数学92点 英語100点 理科88点 社会82点 総合点数451点 8/81位
大井照 国語95点 数学83点 英語90点 理科72点 社会97点 総合点数442点 12/81位
杜北玲 国語98点 数学92点 英語97点 理科99点 社会92点 総合点数478点 1/81位
ちなみに、今日は、俺と宇野くんの誕生日!!!
Happy birthday
一年生編完結まであと二話!!!




