表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/58

52 闇魔法の訓練は大変でした④

『ヒューーーーー。ゴゥーーーーーー。』

突如、先ほどまでの和やかな雰囲気が嘘のように強い風が辺り一面から巻き上がった。周囲の木々が荒々しく揺れ、どこからか動物の奇声が聞こえる。


急になんでこんな強い風が吹いてきてるのよ!こんなの嵐の中にいるのと変わらないじゃない!

エマはというと、なぜだか眉間にシワがより、すごく機嫌が悪そうな顔になっていた。


「リーン、今から闇魔法の結界張るからサポート魔法してもらいたいんだけどいい?」


「サポート魔法ね!わかったわ!」


という私の返事を聞いたのと同時にエマは闇魔法の結界を杖もといレリスちゃんを使って円弧状に張り巡らせた。


は、はや!しかも、結界が桁違いに大きい!闇魔法の結界は、氷魔法の結界より魔力を消費するのに、半径100メートルくらいの場所まで結界が張られてる。って、関心してる場合じゃない、私も急いでサポートしないと!


そう思い、私も全身の魔力の流れを集中させエマの魔力に乗せて増大するようにイメージしながらサポート魔法をした。そのわずか数秒後には


『ドカーン!!!!!!!』


という爆発音とともに何かが結界と魔力衝突をした。や、やばい!風が強すぎて前が見えない!!結界のメリメリというヒビが入る音が聞こえる。


「はぁー。もうしょうがないな。これはやりたくなかったんだけどな。」


そういったエマが指をパチンと鳴らすと結界が壊れ一直線上に私とエマに魔力弾が向かってくる。


え、これ私死ぬのでは?いや、うん確実に死ぬよね、こんなの当たったら。嫌だ、死にたくない。まだ全然やりたいことできてないのに!もうこうなったらせめてもの抵抗で全力で魔法ぶち込んでやる。


そう思い、魔力を高めていると

「こんのクソ執事!ふざけたことしないでよ!!」

というエマの叫び声と共に闇の魔力弾がうち放たれた。


『ドカーン!』


再び、激しい衝突音がした後に、先程とは比にならない砂埃と風が起こった。



「リーン!無事?」


エマの声が聞こえ、私は、氷の欠片から脱出しながら返事をした。

「何とか、無事だよ。いたた、ほんとひどい目に遭った。」


私は、あの衝突音がした直後反射的に氷の結界を自身の周りに高密度でシールドしたことで何とか切り抜けることが出来たのだ。


「あはは、ごめんね。思ったより威力が強くて、結界だと防ぎきれなかったからね。魔力弾をぶつけて消滅させるしかないと思って。」


「あの状況じゃ仕方ないと思う。あと、ありがとう。エマがいなかったら、私多分死んでたわ。」


「いやー、お礼を言われるようなことはしてないんだよね。むしろ謝るのは僕たちのほうなんだよね。」


「僕たち?」


「そうそう。そうよねぇ、私の執事さん。早く出てきなさい。」


すると、倒れている木の影が動いた。そして、そこから眼鏡をかけた長身の銀髪男性が現れた。一重ということもあり目つきが悪く怖い印象だ。背は高く180は超えており、言わずもがな、イケメンである。


うん、やっぱり最近イケメン耐性ついてきた気がする。前に比べてもう驚かなくなってきた。この時私は、やっば人間は成長するということをぼんやりと考えていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ