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51闇魔法の訓練は大変でした③

間違えて初めに投稿してしまってすみません。改稿したのでぜひ楽しんでください。

「まあ、僕ほどの実力者はそうはいないからね。」


エマは自信満々の様子で当然のように言い放った。やはり魔法の実力は相当優れている感じがするわ!


「ところで、さっき使ってた杖はなんなの?」


「ああ、これ?」


そう言い、エマは先程のように空間から突如杖を取り出した。さっきは光が強すぎてよく形が見えなかったけど、これって.........


「レトレリスの木ね。前に魔力増強の効果があるって本で読んだ気がするわ。」


エマは目を丸くして驚いた表情をした。


「さすがだねー、リーン。ご名答、これはレトレリス木で作った魔力増強、威力拡大用の杖よ!」


「なるほどね!確かにレトレリスの木は魔法との相性がいい木として有名ね。それにあの先端についてるやつ、もしかしてルーレの実の結晶?」


「おぉー、凄い!よくわかったねー!そう、これはルーレの実の結晶。これ本当に高価なものだから手に入れるのには苦労したよ。


エマはそう言いながら杖に頬をスリスリしている。


「ふふ、相当愛着があるのね!」


「べ、別に、大切にしてる訳じゃないんだからね。レリスちゃんはあくまで私のサポートなんだから。」


「レリスちゃん?エマはものに名前をつけるタイプなのね!」


エマは少し恥ずかしそうな様子だった。

「つっ!!いいじゃない!物に名前を付けたらいけないの?」


「全然いいと思うわ!私の友達にも昔そんな子がいたから。」


エマはまさにひなちゃんと同じタイプね。物に名前をつけて大事にする。だから、壊れてしまった時にはショックから立ち直るのにかなり時間がかかるタイプだと思うのよね。


なんだか、懐かしいな。昔ひなちゃんの大事にしてたストラップ壊して相当痛い目見た記憶がふとよみがえった。

あの時のひなちゃんの鬼の形相、、うう、考えただけでやばいわ!


「リーン、さっきからなんでひとりで百面相してるの?」


「いやいや、してないよ!」


「してたよ!リーンはやっぱり感情がダダ漏れのタイプね!魔法を使わなくても考えてることがわかりやすいわ!」


「ガーン。」


「そんな擬音、使わないでしょ。ふふ、やっぱり面白いな。」


「全然、面白くないと思います!」


「はいはい、リーンはそれでいいと思うよ。」


「なんか、バカにしてない?」


「してないよ!そのままのリーンがいいんだから。」


そう言って笑ったエマの顔はなぜだか一瞬、ひなちゃんの顔と被った気がした。


「って。うん、そうね!ありがとう!」


そのまま暫く私とエマの間には和やかな雰囲気が流れた。その後突如起こる嵐のような出来事をこの時はまだ知らないでいた。

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