表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/58

31 初めての属性授業

あの後、私達は急いで移動していた。

その途中メリー様に質問をされた。


「あのリーン様。さっきジュリエット様に何を言ったのですか?私それがずっと気になっていたんですの。」


「あぁ。ロースチェント家のとある情報を使って脅したのよ。」


「そういうことですのね。さすがですわ。」


いや、さすがなのは、メリー様では無いだろうか。私は、内容については一切話していないのに。


私が入手した情報は、元をたどればお母様からの手紙による情報だ。最近、そういった授業を受けることが出来ないので、その分が手紙で送られてくるのだ。


それにしても、今回は助かったわ。でも、私にも情報網となる人材が欲しいなぁ。今度探してみよう。


そんなことを考えていたら、あっという間に集合場所に着いた。


実際に来てみても氷属性を使う生徒は、私の周りにちらほらいる5人だけですごく少ない。


それに比べると水、木、炎には、ほとんどの生徒が並んでいる。

あとは闇属性が1人、光属性はいない。


やはり光属性はヒロインだけが使える特別なものなんだなぁ。まあもう、光属性ってだけで特別な感じするものね。


闇属性の子遠くからだけど、すごく可愛らしい気がする。ツインテールがもう、魔女っ子て感じがするのよね。


「それでは、皆さん。移動します」


そう、シェリー先生に言われて私たちは移動し出した。


……


あの後、森に入り30分ぐらい歩いただろうか、右を見ても左を見ても木しかない。いったいどこに向かっているんだろう。


「皆さん。もうすぐ着きますよ。」


そう言い、今度は洞窟の中に入っていった。中には、クリスタルみたいな綺麗な石があちこちにある。

私は、初めて入った洞窟にテンションがあがった!

異世界転生あるあるだよね!この洞窟がある感じ。


そう思い、先に進むと何故かどんどん寒くなっていった。そして、最終的に氷に覆われた空間に到着した。



「はい。到着しました。まずは、皆さん。ちょっと見ていてください。」


そう言い、シェリー先生がパチンと指を鳴らすと氷の結界が空間一面をおおった。そのおかげかさっきまで寒かったのが全く寒くなくなった。


おおー!すごい。私にも、教えて欲しい。これは、どのレベルの魔法なんだろう。少なくとも中級まででは無いね。


「これは、バリアーと呼ばれる氷の結界です。この中であれば、寒さを感じることはありません。ちなみに慣れてくればバリアーなしでも氷属性の魔法を使えれば寒くなくすることも可能です。」


なるほど。その魔法を習得出来れば寒いところに行っても全く寒さを感じられなくなるのね。なんて素晴らしいの!


「はい。まずは皆さんにやってもらうのは、初級魔法です。これは、基本的な内容ですが1番大切なところですよ。初級だからと舐めてかかっては行けません。それでは、まずはこの地面に落ちている石を氷漬けにしてみてください。やり方は、まずは自分で考えて見てください。それで出来たら、私を呼んでください。」


あ、これやったわ。やっぱりあの本、本物だったね!

これは、本当に初歩だしすぐできてもいいよね。


そう思い、適当に石を取って氷づけにした。


「シェリー先生出来ました。」


そう言い、シェリー先生に見せた。すると、シェリー先生の表情が固まった。


あれ?もしかして私またなんかやってしまった?

いやいや、厚さだってさっきの先生と同じぐらいだし、何も今回はやらかしてない…と思うんだけど。


「あ、ありえない。」


え?何がありえないの?


そう思っていると、シェリー先生がパチンと指を鳴らし、私たちの周りだけの氷の結界をはった。おそらく、これは、外からだと全く中の様子が見えないようになっているのだろう。


「安心していいわ。私たちの声は、漏れないし外からはきこえないわ。リーンさん。どういうことか説明してもらえる?」


え?なんでそんなに笑顔なのに怖い顔してるの。まるで鬼だよ。そう思いながらも、何とか笑みを浮かべて答えた。


「何を言っているかわからないです。普通にやっただけですよ。」


そう、答えるとシェリー先生は、はぁー。とため息をついて答えた。


「あのね。リーンさん。無詠唱で魔法を使うことは、絶級になった者しかつかえないのよ。」


………は?


いや、最初から使えたんだけど。本にもどっちでもいいって書いてあったよね。しかも絶級魔法なんて、私使ったことないよ。


私は、なんて答えたらいいかわからず何も喋らなかった。すると、シェリー先生はため息をつきながら言った。


「はぁー。とにかくこの事は、親御さんと学院長には報告しとくわね。」


「それは、困ります。」


「困るって言ってもね。私も報告しないといけないのよ。」


私は、祈るような気持ちで先生の目を見た。


「どうして、そこまで言って欲しくないの?

普通親御さんが知ったら喜ぶわよ。この学校でもなかなかいない存在なのよ。」



私は、少し考えたあとあることを思いついた。


「では、シェリー先生。私の秘密についてお教えしましょう。けれど、今は授業なので放課後に話します。」


そう言うと、先生は少し考え込んだ後、納得してくれたらしい。


「わかったわ。この件についての報告は保留にしといてあげる。」


「ありがとうございます。」


そう言うと、シェリー先生は結界を解いた。周りの生徒は、まるで私のことなど気にしていないかのようにみんな真剣にやっている。これは、少しおかしい。


普通なら、気になるはずだ。何か、シェリー先生がやったのではないかと思い、先生の方を見るとウインクされた。


間違いないな。でも一体なんの魔法をやったんだろう。


その後結局その日は、詠唱魔法を使い石を凍らせる授業で終わった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ