28 学院スイーツを食べます!
あっという間に放課後になった。まだ、お互いにテストの結果を見に行ってないということで、私はメリー様と見に行くことになった。
ちなみに、ジンは見る必要は無いと言ってスタスタ帰って行った。まあ、満点なら必要ないよね。
そうして、朝見た掲示板まで移動すると、ちょうどミルとレオン様が一緒に順位を確認していた。この2人面識あったんだ。
「こんにちは。ミルに、それにレオン様。」
と、私が声をかけたことで気がついたのか返事をしてくれた。
「…リーンか。それに…。」
「ミル。メリーだよ。宰相の娘の。」
「…あぁ。なるほど。」
「ご無沙汰しております。レオン、それにミル様。」
メリー様も、2人とはすでに面識があるようだ。それにレオンって呼び捨てだったし、仲もかなり良さそうだ。メリー様は、レオン様と話し出していたので、私はミルに聞いてみることにした。
「ねぇ、ミル。あの二人って仲良いの?」
「…もしかして、リーン知らないの?」
「知らないって何を?」
「…あの二人はお互いに婚約してるんだよ。それも小さい時から。」
「うそー!でも、美男美女でお似合い!」
「…。」
「そういえば、ミルはレオン様と友達なの?」
「…そうだよ。ジンとレオンは、僕の理解者。」
「そうなんだ。」
「…それより順位見に来たんじゃないの?」
「あ、そうだった。忘れてた。」
そう、声に出して言うと、なぜだかすごくミルに笑われた。て、いうか最近本当によく笑われる。
「ミルが、あんな顔で笑うなんて、何がどうなってるんだ。」
「さぁ。私も今日初めてリーン様とあったのでわかりませんわ。」
なんて、会話をしている2人の声は順位を真剣に探している私の耳には、届かなかった。
SSクラスは、30人いる。その中で私の順位はと言うと8位であった。まあ、まずまずではないだろうか。
メリー様は、10位と私とそこまで点数も変わらなかった。ついでにミルは、5位。レオン様は、2位だった。
うわぁー。この人たち顔も良ければ、頭もいいなんて本当に優秀だわ。世の中全てを与えられた人っているんだよね。ほんと、羨ましいわ。
その後、ミルたちと別れて私とメリー様で学院内にあるスイーツショップに行くことにした。朝、プリンの話をしたことでスイーツがどうしても食べたくなり、私からさっき誘ったのだ。
ちなみにこの王立魔法学院内には、生活必需品だけではなく、スイーツショップや、レストラン、ドレスなど、ありとあらゆるお店が導入されている。
簡単に言えば、デパートみたいな感じだ。
毎朝行く森と反対方向にあり、生徒で賑わっていた。私たちは、「ロイヤルスイーツ」 と書かれたお店に入ることにした。
店内は、すごく落ち着いた雰囲気になっており勉強するのにも良さそうなお店だ。私たちは窓際の席についてそれぞれ何を注文するか考えた。
プリンも美味しそう。でも今王都で流行りのさつまいものデザートも美味しそう。あ、これはお母様イチオシのタルトだ。どれも美味しそうなんだけど、あんまり食べすぎると夕飯がお腹に入らなくなっちゃうし、どうしようかな。
「リーン様って、本当に可愛らしいですよね。考えていることが全部顔に出てますわ。」
と、当然言われたので私は驚いた。それに、私やっぱり顔に出やすいのか。
「やっぱり顔にでてますか?」
「はい。バッチリでてます。」
「気をつけます。」
そう、一連の会話をした後、私は再びどれを食べるか悩み結局は1周まわってプリンを食べることにした。
メリー様は、いちごのパフェを頼んでいた。
しばらくすると、頼んだものが出てきた。早速一口食べてこんな美味しいもの食べれるなら死んでもいいなと本気で思った。それくらい美味しかったのだ。
メリー様も、それはもう美味しそうに食べている。すると、突然
「アーン。」
そう言って、私にパフェを一口食べさせてくれた。女の子にこんなことをやられるとは思っていなかったので少し意外だったが、美味しかったので良かった。
すると、どこからかガタという音が聞こえた気がした。気のせいだろうか。
「メリー様も食べますか?」
「いただきますわ。」
私は、スプーンと、お皿を渡そうとしたが、何故か受け取ってくれない。なるほど。同じことをすればいいのか。ちょっと恥ずかしい。
「…ア、アーン。」
「んー!美味しいですわ。」
ガタン。ん?今度は本当に近くで音がした。なんなんだろう。メリー様は、何故か、笑いを堪えている。何がなんやらよく分からない。
そのあとは特に何事もなく、食べ終えた。メリー様とまた今度、スイーツを食べに行く約束もしたし、今日はトータルでいえばとてもいい日だったなぁ。その後メリー様は用事があるといい先に帰ってしまった。私は、帰りは一人で帰ろうと思ったが、何故か途中でジンに会い送ってもらった。




