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転生?悪役令嬢?平凡が1番なのでどうか関わらないでください‼︎  作者: ゆゆ
1章 王立魔法学院中等部に入学するまで
18/58

18 魔法について学びました

翌日、私はまたも朝早く起きた。なにせ、昨日は疲れすぎて怒られた後、入浴を済ませすぐに眠ってしまったのだ。


それより、私は昨日借りた本の方が気になる。私の鍵で開くかな。あれ?私どこにしまったっけ?えーと、この間の本はあった。鍵、鍵、いずこ?あーもう!私のバカ、どこにやったっけな。


チャリン。


少し探していると音がした。すると、さっきまでそこになかったはずの鍵が落ちていたのだ。いや、不思議なこともあるものだ。

とりあえず、鍵穴に前のように鍵を差し込む。カチャリ。どうやら、開いたようだ。


中を確認すると、ビンゴ!魔法についての本だ。

んー、でももうすぐラーナが来る時間だし、後にしよう。


その後、すぐにラーナが来ていつものように着替えた。

今日からは、剣術の授業なのだ。


「おはようございます!」


「おはよう。朝から元気だな。」


「…おはよう。」


「ミルがいる。昨日だけじゃなかったんですか?」


「あぁ、いや、俺もそのつもりだったんだが、こいつがどうしてもってな。」


え、ミルってあんまり人と関わらないキャラなのになんでだろう。


「あぁ、まあとりあえず今日からは、剣術の授業だ、リーン。まずは体を鍛えるところから始めないといけない。そうじゃないと、そもそも剣が持てないからな。護身術は、あくまで体の使い方を重要視ししていたが、剣術をやるとなるとそれだけでは足りない。今まで以上に厳しくなると思うがついてこい。」


私は、ゴクリとつばを飲み込み、覚悟を決めた。


「はい。よろしくお願いします。」


「まずは、走り込みからだ。ミルお前は、リーンのペースを一定にするためにずっと同じ速度で走ってこい。」


「……了解。」


そういうわけで、走り込みが始まった。なにせ、この広い公爵家の庭だ。ほんと恐ろしいほど広いのだ。いったい、学校のグラウンド何個分あるんだろうか。


何回か心が折れかけたが、その後もハードな訓練は続いた。次は腕立て、腹筋、背筋をそれぞれ100回を3セットやらされた。その後は、まずは木製の剣を持ちひたすら素振りをする訓練をした。


これは私が思っていたよりも難しい。重心や持ち方が少しでもブレると途端に素振りの威力が落ちるのだ。やっぱり剣術は一筋縄にはいかないと改めて認識させられた。


終わった頃には、私の体力はもう0だった。地面にへたりこみ、天を仰ぐ。いや、ホントきつい!確実に明日は筋肉痛で、動けない気がしてならない。


「終了。お疲れ!これを明日から毎日行う。慣れてきたらペースあげるからな。」


「はい。」


いや、しんどすぎる。想像以上だったわ。でも、体力向上は私が望んだことでもあるし、最後までやり通そう。


「…お疲れ様。」


そう言って、ミルはタオルを持ってきてくれた。優しいわ。最近見てない、どっかの王子とは大違いだ。いや、まあ、アイツにも優しいところはあるか。

って、なんで私はそんなこと考えてるんだ。


「…あははは。」


と、何故か隣でミルが急に笑い出した。え?何?なんの笑い?しかも、笑った顔めっちゃ美しいわ。尊い!


「どうしたの?ミル?」


「……いや、なんでもない。ただ、リーンは面白いなって思っただけ。」


「私面白いの?」


「……面白いよ。一人で百面相してるし、こんなご令嬢見たことない。」


え、そんなに顔に出てたかな。前にも、顔に出やすいって言われたし、これ私の悪癖かな。直さないとまずい?


「…はぁ。面白かった。」


その後も、しばらく話をして、その日でだいぶミルとも仲良くなった。あれ、仲良くなっちゃダメじゃない?私。まあ、でも学園では距離を置けば問題ないよね。


………………………………………………………


その日の午後、普段ある授業は家庭教師が体調を崩したことで急遽休みになった。そこで、私は魔法について学ぶための絶好のチャンスだと思い、普段は誰も使わない公爵邸の離れにある小屋に来ていた。ここは、先代の公爵夫人つまり私のお祖母様お気に入りの小屋だったそうだ。


ゴホッゴホッ。ちょっと埃っぽいけどここなら、誰にも見つからずに本が読めるし、魔法の訓練ができるわ!

私は、日当たりの良い場所においてある椅子に座り、その本を読んだ。


そこで魔力についてわかったことをまとめるとこういうことだ。


この世界で魔力の属性は主に火、水、緑、闇、光、氷の6種類だ。普通一人に使える属性はそれぞれ1つに限られている。そして、光属性を使えるものは、ほんとにごく稀の少数しかいない。その光属性を使える者は将来国の反映をもたらすとされ、場合によっては聖女に認定される。魔法にも段階があり、初級、中級、上級、絶級、金級、聖級、神級の7段階ある。聖級レベルになると、使えるのはこの国に片手程の人しかいないらしい。ちなみに貴族しか王立魔法学院に入学できないのは、そもそも魔法の素質があるのが貴族に多いからという理由らしい。この間お父様が言っていた水晶は王立魔法学院しか所持していないらしく、日常的に使えるのは、属性に関係の無い魔法、例えばものを動かす魔法とかは魔力を持っていさえすれば、できる無属性の魔法に該当するらしい。


はぁ、自分の属性が分からないんじゃどうしよう。あ、そっか!分からないならやってみれば、いいのか。簡単な話じゃん!


前世の知識からすると髪色とか瞳の色とかこういうのだいたい関係してるんだよね。私は、髪の色で考えるなら光魔法、瞳の色なら水か氷魔法だと思うんだけどなぁ。

とりあえず、光魔法からやろう。


光魔法。癒す類の魔法が多く、国に平和をもたらすと言われている希少な魔法属性。初級としてまずはほのかに光を出しそれを維持してみよう。光を出すのはイメージで行ってください。


よし、やって見るか。

光を指先から出すイメージ。


……………………シーン。


うん、私の属性じゃないみたいね。まあ、悪役令嬢光属性パターンって無いに等しいしね。はい、次水魔法やってみよう。


まずは初級。手から水を出してコップに注ぐ魔法。

目を閉じて、魔力が体の中心から頭、そして肩をとおり、次に足を通って最後に手までいくイメージを持ちましょう。詠唱はしてもしなくてもどっちでもいいです。


よし、さっそくやろう。私は全身を集中させ、頭、肩、足、手の順に魔力が巡回するイメージをもち、目を開けた。すると、ほんとに手から水が出たのだ。チョロチョロとしか出なかったけど、無事にできた。


て、ことは私は水魔法か。よし、これからは水魔法をどんどん極めて先にできるようにしておこう。なにせ、使えるにこしたことはない。魔力の調節ができれば、学園で平凡を貫くことも簡単なわけだから。


よし、この調子で私は絶対平凡を貫き通して、生きてやる。

誰が破滅なんてしてやるか!

と、私は改めて意気込んだ。

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