4話 日常生活…
私はマリア。
早速、この家の紹介をしていこう。
まずは家だ。2階建で部屋数は少なめで全部で6部屋だ。
少ないって?
一応貴族の一員でもある家だから、平民と比べると広くなるが所詮は騎士だ。 管理するものも無いのでこんなものだ。
使用人は2人おり女性だ、執事は居ない。 家族構成は父、母、私だ。
夜に頑張っているようだから来年にはもう1人増える予定だ。
そして今私を抱いているのが母セレシア。
22歳、銀髪で美人だ。良家のお嬢様ぽく、華奢にみえるが怒ると非常に怖い。
彼女は子爵の3女で姉と兄、後は弟が居る。たまに様子を見にきてくれる。
先ほど出勤していったのが父アレフ、25歳。
ここを治めている公爵様の騎士の一人だ。金髪でわりとイケメン。真面目で誠実だ。
彼の家は騎士の家系でこの家にきたことが無くよく分からない。
そして私。マリア1歳。母と同じ銀髪で母親にそっくりらしい。
他には使用人1、カリナ。母が嫁いだ時についてきたらしく、私の面倒を色々見てくれる。
ピンクの短髪で背は低めで可愛らしい。 メイド服が非常に似合うできる人だ。
使用人2、メイリーン。 父が私が生まれた時に雇った。
猫獣人で赤茶髪で元気な頑張り屋さんだ。
どうも獣人は差別を受けやすく追い出されないように一生懸命らしい。
ちなみにこの家は、獣人を差別したりしない。
あとは、父と一緒に出勤していった愛馬、カッシリード。 がっしりとした茶毛の馬だ。
その他には馬丁や下働きがいるが、詳しく知らない。
では、早速魔法について説明しよう。
魔法はどこの世界でも、基本的に同じ理論で発動する。 呪文はそれぞれの地域で方言のようなもので、色々あるようだが……。
発動には、極端に言えば詠唱は無くても良い。
ただ、ほとんどの人たちは詠唱したことにより発動したとイメージが固まっている為、呪文を詠唱する。と、言うことでまずは実験で詠唱を短くしてみよう。
昨日の反省を活かし、厠でなら水を使ってもバレないだろうと言うことで試すことにする。
「うおーた」
(ウォーター)
手をかざすと水が出てきた。
よし! 詠唱短縮できたぞ! 臭いから水で流すぞー。
どんどん水が出てくる……そう言えばトイレってどうなっているんだ? 汲み取りか?
まさか、溢れるのか? 音がいっぱいになって来た気がする……。
危ないのか? など考えていたら、外から足音が聞こえてきた。
不味い! こんな所で見つかりたくない!
扉が勢いよく開き、びっくりして穴に落ちそうになった。
「お嬢様!ダメです!危なすぎです!」
結局カリナに見つかってしまい、青ざめたカリナにあっという間に抱き上げられ、子供部屋に入れられた。
後から知ったがトイレはやっぱり汲み取り式落らしい。
そんな事をしながら数日経ったある日、ついに事件が起こった。
ウォータも慣れてきて、周りを気にせずに遊んでいた所、ついにカリナに目撃された。
洗濯物をもって部屋の入り口に立って固まっているカリナと目が合った。 凄く長い時間に感じたが、とりあえず笑って誤魔化してみよう。
「きゃはは。」
「セレシアさま〜! 大変です、お嬢様が!」
叫びながら脱兎の如く走っていった。
遂に見つかってしまった、ここは盛大に使って見せるか? よし、精一杯に使って見せる!
しばらくすると、カリナは母を連れてやってきた。
「マリア、どうしたの? カリナが慌ててきたわよ」
そう言った後、私を見て固まった。
チロチロチロ、とりあえず笑おう。
「きゃはは。」
母は下を見ながらゆっくりと近づいてくる。
「凄いわ! マリア! もう魔法使えるの?」
ギュッと抱きつかれ、これでもかとキスをされた。
しょうがない、あれ言うか。
「ママすき〜」
抱きつき返すと、さらに激しいキスとハグで返された。




