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35話 流行の最先端

 学校に行く時はマリアの中のブーム、必ずシニヨンを作って登校していたため、姉妹揃って学校で目立っている。

 ふふふ!男子の注目は今!私に向けられている!

 その熱い眼差し!私に触ると火傷するよ。


 数日経つと学校内でシニヨンが流行り、街中でも流行って行く。


 ブームの最先端!流行は作るもの!

 最近はまた物作りを再開している、今作っているのは香水だ。

 私が気にいる香水が無いため作るのだ。

 香水の作り方は図書館で調べた。専門的なものまであったので理解するのに苦労した。

 まあ、私は魔法?で強引に抽出しちゃうので蒸留法などの機器はそのうち趣味で遊んでみよう。

 まずは素材集めだ。素材はポプリで集まるもの以外でも使えるフルーツ探しだ。

 カリナに付いて行き市場で、ベリー系は当然、オレンジ、りんご、桃など、柑橘系の香りの良い果実探しだ。

 ハーブ系も一緒に探そう。

 まずは果物だ。

 好きなポプリの材料は当然買うが、ベリー、オレンジ、柚子、レモン、りんごなど果物も買う。たくさんは要らないので数個の購入だ。


「マリア様、フルーツはどうなさるのですか?」

「自分の好きな香りの香水作ってみようかなって思って…。」

「やり過ぎ注意ですよ。」

「…うん。」


 良かった、錬金術で使うような魔草を買いに行かなくて…。

 冷や汗をかいているマリアである。


 家に帰りマリアは部屋に篭り作業を開始する。

 今回はりんご以外は果実と皮に分ける。


「とりあえず皮から絞ってみよう。」


 本命の柚子の皮をガラス器具に入れ熱い水蒸気を入れる。しばらく水蒸気で温めたら水蒸気を集め冷やす。そうやって取り出した液体は2層になっていた。

 さっそく香りを楽しんでみよう。


「ほわ〜、良い香り。」


 うっとりだ。

 さてここから精油と水に分け、瓶に溜めておく。

 全てのフルーツを精油と水に分け保管する。

 水は化粧水に使え、お風呂に入れてもよい。

 精油は香水、化粧水に乳液、シャンプーでも良い。

 さあ、残りも全部やってしまおう。

 部屋中に香りが漂う、密閉しているが少し漏れてしまうようだ。


「カリナ!湯浴みに行きましょう。」


 さっそく液体石鹸に精油を入れて混ぜてみる、当然魔法で攪拌だ。普通では分離してしまう。

 なかなかの良い香りだ、髪を洗ってみよう。


「わぁ〜、良い香り♪カリナもどう?」

「はい、私は後で使わせていただきます。」

「そう?後で感想聞かせてね、他にもあるからね。」


 入浴を済ませたマリアは今度は香水を試すことにした。

 エタノールは台所にあるお酒で作ろう。

 まずは台所に行き、お酒を少し拝借する。

 改めて部屋に戻ると、色々な香りが混ざって凄い事になっていたが、香水作りをするといいのでそのままで作業を行う。


「さぁ、まずはエタノールね。」


 香水作りも、図書館の資料室で調べだいたい把握している。

 こちらも蒸留法で抽出する。

 精油作りと一緒で、ガラス器具にお酒を入れ温める。

 今回は固形分を取り除き、後は魔法で水を抜く事にした。

 温めた水蒸気は、全て繋いでいるガラス器具にて、回収して不純物を取り除く。

 あとは脱水すると、無水エタノールの完成だ。

 アトマイザーも作ろう。

 アトマイザーは噴霧器で、先に作ったポンプと基本構造は同じだ。

 木だと染み込んでしまうので、金属で作ろう。ヘッドは霧状、線状に変えれるように付け替え式にしよう。

 携帯用の小さいものも作ってみる、魔力操作なので、細かい作業もなんのその。

 容器も凝った意匠にしよう、ガラス容器は薄い赤色、青色、紫色、緑色と色々用意し、そこに貴金属を付け蝶の貼り付けたり、剣を貼り付けたり色々作った。

 すべて底には我が家の紋章を入れ、紋章の近くには私のマーク、横顔をモチーフにいたものを入れておく。

 まず私用に、容器に無水エタノールを入れ精油を数滴入れる。


「出来た。」


 マリアはうなじに香水をつけてみる。


「この部屋ではわかんないや。」


 部屋は色々な香りが混ざっており大変だ。エミーリアの部屋に行く事にする。


「エミーリア、居る?」


 部屋に入ると家庭教師と勉強しており、仕方がないのでエルマーの部屋に行った。


「エルマー、入るわよ。」


 こちらも部屋に入るが居なかった。


「むむむ。仕方がない、お母様に見てもらおう。」


 お母様も居なかったので、最後にお父様の部屋に向かう。


「お父様、マリアです。」


 お父様も居ない。


「みんなどこに行ったのよ!」


疲れたマリアは、自分の部屋の惨状を思い出し、お父様のベッドで昼寝する事にした。


「眠いし、ここで少し寝かせてもらおう。」


 マリアは香水を付けたままである事を忘れ、布団に入ってしまった。


 その日の晩、セレシアの怒号がウェルズ家に響き渡り、次の日の朝、アレフの顔には青あざができていた。

 後日、マリアが同じ香水を付けているのに気がついたセレシアは、マリアに確認しすぐに仲直りしていたがマリアには、何で喧嘩してすぐに仲直りしたのかはよく分からなかった。

 ちなみに香料入りシャンプーは男共には不評だったため、炭入り薬入りシャンプーを作ってやったら好評だったので、分かりやすく女用はピンク色、男用は水色容器にした。

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