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27話 大衆浴場プレオープン(中編)

今度は浴場に向かう。

卓球を頑張りすぎてクタクタなため、汗を流そうと考え移動している。


「階段がきつい…。何で地下2階にしちゃったんだろう。」


今度休みの日に魔導エレベータを作ろう。

大変な思いをしたが、何とか浴場に辿り着く。

汗でベタベタになった服はクリーンとアプソーブ・ウォーターを使いきれいにする。

そのまま浴場に入って汗を流す。

本当はやっちゃダメなんだろうけど、気分が大切。

魔法があるとはいえ、入浴はやめられないのだ。

みんな楽しそうだな…。


「ねぇ、カロリーヌちゃん。ここまた来たいと思う?」


カロリーナは商人の娘だ。

小さいとはいえ、価値も判断できるだろう。


「私は1回でも来てくれれば流行ると思います。

だって楽しいですもの。」

「それに、この石鹸が使い放題なんですよ!こんなの普通に買っても銀貨1枚なんかで買えないわ!」

「ははは…、ここはお客を呼ぶための1つで食事、娯楽、宿泊、マッサージで手数料で稼ぐの…。だから入浴だけの人が来ると赤字になっちゃうのが本音ね。」

「それにしても、すごい魔道具の数ね。まず室内とは思えないほど明るいわ。このブレスレットも凄い!」


マリアは苦笑いだ。


「ありがと。奥にスライダーとかあるから試してみて。」


マリアは入浴を終わらせてマッサージ場を覗きに行く。

私はまだマッサージなんかするとくすぐったい。

なので、お客の入りを確認するだけだ。

マッサージ場の受付で状況を確認する。

無料という事で今日の分は売り切れてしまっていた。

クラスメイト分くらい面倒見るという事で、明日以降の予約も受けるように指示し看板を出してもらう。予約のみで一杯も困るので、当日分は残しておく。

よく見るとお母様の名前も書いてあり、今丁度マッサージを受けているようだ。


「お母様の所に行きたい。」


黒いマリアの登場である。

手拭いで泥棒被りをする。

マップを確認しミッションスタートだ。

ふふふ、この店のオーナーである私が悪戯をしに行くぞ。

後で怒られるとは考えていない。

この2つ向こうの部屋がターゲットだ。

慎重にバレないように進まないといけない。悪い顔をしてにへらと笑い目が光っている。

うふふ。いよいよだ。ここの設計では扉なんか付けない。付けると音がしてびっくりしちゃうから、マッサージの意味がない。

なので、防音の魔法をかけた壁に囲まれ、お香を炊いてマッサージを受けている筈だ。

いよいよ部屋だ。

係員に見られるが、人差し指を口に当て侵入していく。

この姿を見間違えるはずが無い、お母様だ。

気持ちよさそうにマッサージを受けている。

それではマリアのマッサージも受けてもらおう。

係員には取り敢えずご退出願い、交代する。

ベットの上に登り、そっと背中に乗る。

腰の辺りから足踏みでゆっくり上がる。腰から背中、背中から肩だ。


「あん、そこ…、いい。」


なかなかにエロい声を出すな。

お客さんここですか?ぶふふ。

今度は座り手で押していく。

私は軽いから力一杯だ。


「あら?エディットさん。小さく…。」


横目にこちらを見て固まっているセレシアと目を合わせてしまった。

やべっ!

そーと、ベッドから降りてお辞儀をしてゆっくりとバックで部屋から出て行く。

部屋の外に出ると係員が居たので交代した。

私はそのまま店にお礼を言い脱出しました。

後で怒られるとは知らずに…。


食事処は1階と地下1階に種類豊富に用意したが今日はどこも満室に近い。お酒も許しているので、みんな飲んでいる。

楽しそうでいい感じだ。


うん、また遊戯室の状況でも見に行こうとかな。

相変わらず、エアホッケーと卓球場は人がいる。

一応時間制にしているので混乱は無い。

時間は砂時計で測っている。

ダーツも流行っているが、流石ファンタジー世界、真ん中にバシバシ飛んでいく。

ビリヤードも楽しそうだ。

さて、稼ぎ頭のギャンブル場はどうかな?

今日は折角なので楽団を招いて音楽を演奏してもらっている。

流石に疲れるので2時間限定だ。

そうだ、舞台も作って演劇も見れるようにしようかな。

後で会議だな、メモしておこう。

楽団の周りにはお客が座っていて楽しげな音楽を聴いている…、珍しいよね。

ここのチームリーダーに確認したが、大繁盛らしい。今回は無料なので勝っても負けても支払いが無い。なのにみんな楽しそうに掛けている。

鼠達の様子を見に行く。

大丈夫かな?生きてるか?

鼠の控え箱を覗くとみんな元気そうだ。


「みんな、元気?ほら、これ差し入れね。」


マリアはハムとミルクを箱に入れる。

みんな美味しそうに食べている。

レースといっても本気で走ったりはさせていない。適当に儲けれるように走らせている。

鼠への指示は今日はぼろ儲けしろ、儲けろ、程々に遊べだ。ぼろ儲けは70%位で儲けろが80%位、遊べが95%位だ。リーダーには朝昼晩で指示を出すように言っている。指示はスイッチで赤黄青の3色で箱の中で示される。

トランプはまだまだ練習不足なので制御が効かない。

ルーレットは目が良いので意外に制御できている、流石だ。

チームリーダーには還元率を80〜95%でやらせている、今日は95%を目標だ。

還元率が今が適正かは今後の売り上げ次第だ、赤字経営はしたくない。

今のところ上手く制御できていそうだ。

鼠レースとルーレットで調整しているらしい。

さてさて、今日の売り上げはどの位になるかな?まあ、私のポケットマネーですけどね。

無料にしたけど、モニターアンケートがメインです。


「ここに居たのね、マリア。」


ドキッ!何?このプレッシャーは…。

特別に呼んだおばあちゃんの所に逃げなきゃ!


「ふふふっ。無理よ。エミーリアを渡してきたからお風呂で一緒にいるはずよ。」


むむむ、なぜ私の考えていることがバレてる?


「さぁ、あっちのスタッフルームに行きましょう。」


ニコニコしたセレシアにギュッと抱き上げられ連れて行かれる私である。

スタッフルームでお尻百叩きの刑にされるのであった。

悪戯はダメだよマリア。

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