26話 大衆浴場プレオープン(前編)
アマリエ様へはお父様が頼んでくれる事にらなった。
その前にクラスメイトにここを紹介する事にたさなっている。
なので、来週にスタッフの練習も兼ねて身内限定でプレオープンする事にした。
今回は家族も連れて来ても良く、宿泊エリアも解放した。
全てマリアのお金で支払うため無料にした。
みんな泊まっていくそうた。
「うわー!凄い大きいのね!」
「「いらっしゃいませ。」」
「まずはこちらで受付をお願いします。」
おお、普通に従業員してる。
「じゃあ、まず私が受付済ますね。」
私は小柄だ。年齢的にも小柄だ。
受付は大人サイズで作っているので目線より上だ。
「子供1人です。」
カウンター下に台が必要だな。
荷物の仮置き場もいるかな?
係員の方が台を持って来てくれた。
「ありがとう。」
台に登り受付をする。
「受付を致します。何歳でしょうか?」
「8歳です。」
「13歳までは小人料金になりますので、銀貨1枚になります。」
銀貨1枚を巾着から取り出してトレイに乗せる。大人は銀貨2枚だ。
「受付ありがとうございます。このブレスレットをお嵌めください。」
ブレスレットを嵌めると説明が再開される。
「この施設には、宿泊エリア、娯楽エリア、食事エリア、メインの浴場エリアになっております。」
「浴場エリア以外は別料金制になっており、このブレスレットを使い、あちらの端末で入金し使用するスタイルになっております。」
「また、入金は各エリアに設置しています端末で入金して頂くか、係員に申し出て頂ければすぐに入金が可能になっております。」
「また、残金も端末でお調べになりますので、どうぞごゆるりとお過ごしください。」
ぺこりとお辞儀をして説明が終了した。
うん、長いな…。
もし、客が多くなるようなら係員を増やして説明は別でさせよう。
クラスメイトは20人。
その家族達を入れるとなんと100人になった。学校の担任や顧問の先生もきてくれた。
受付は大渋滞である。
「ねえ、マリア。凄い広いよね。今日は誘ってくれてありがとう。」
スザンナは楽しそうである。
「うん、楽しんでね。」
私は今は1人だが、後でみんな来てくれる。
今日はカリナやメイリーンも一緒に来てもらい楽しんでもらう予定だ。
ちなみに私への説明はこんな感じだが、他のみんなにはプレオープンなので、支払いは全て無い事を説明している。
気に入った人はそのまま会員になってもらい、支払い方法の仕方を決める。
入金も今回してもらっても構わないが、今日は減らないようにしいる。
私は一通り見送った後は、スタッフルームへと向かうのだ。
今回は危なく無いように監視システムも導入した。
監視システムの基本は悪意感知のセンス・イービルだ。
赤色の人を重点的に監視する。
監視は天井に設置した写真機により、監視室に連動したモニターに、連続的に映像を映し出す。
警備員は施設内にたくさん配置すると、楽しめないと思い、通常のスタッフに紛れている。
後はきちんと警備員の格好をさせ、警備室に待機して、定期的に見回りさせる。
警備室は表からも助けを呼べるように配置している。
壁には係員用に伝声管も用意した。
管と言っても魔力線だ。
モニターは困っている人の監視もする。
スタッフの対応もするためだ。
「どお、このシステム。急に設置してみたけど、わかる?」
マリアは警備長に話しかける。
「こんなわかりやすい物、どこにもありませんよ。感動ですね。警備していて、安心感があるのはここくらいですよ!」
「まあ、浴場には付けてないから、気を付けないとダメだけどね。」
うん。今度お父様にも見せよう。
お茶を飲みながら寛いでいたが、飽きて来たので見回りに行くことにした。
「今日はプレだから何も無いと思うけど、宜しくね。」
「了解です。しっかり警備致します。」
遊戯室で卓球やエアホッケーで楽しんでいる子達がいるので混ざってこよう。
地下の遊戯室で卓球に混ぜてもらう事にする。
「まーせーてー。」
「いいよ。これ難しいね。」
「ふふふ。私は負けないわよ。」
マリアはラケットをブンブン振る。
サーブはマリアだ。初心者達に対して遠慮なくドライブを掛ける。
「えい!」
球は相手のコートでバウンドした瞬間に低い軌道で飛び、レシーブできず球の上部を空振りした。
「よし!」
「ふーん。」
普通にサーブを打つ。レシーブが返ってきたのでラリーを続ける。
「もらったわ!」
遠慮なくスマッシュを放つ。
スパーン。
次は相手のサーブだ。
普通にサーブを打ってきたのでラリーする。
相手も慣れてきて早くなってきている。
むむむ、もう適用してきて、早いわ。
ドライブをかけてみる。
「あっ!」
悔しそうだ。
相手のサーブで始まる。
今度は右に左に飛んでくるようになった。
ラリーを繰り返しているとチャンスが訪れた。
少し山なりのボールが飛んできたのだ。
「スマッシュ!!」
スパーン!!
やった!
「むむむ!」
今度はこっちのサーブだ。
またドライブで仕掛けるが、打ち返してきた。
むむ、もう対応してきた。でも後ろにいる!
返しはバックスピンで相手コートに打ち込んだ瞬間に止まる。
「へー。そんな事もなるんだ。」
サーブはまた私だ。
今度もドライブでスピードを上げる。
もう、相手は普通に返してくる。
ラリーでは相手側はかなり余裕があるようで、右に左に振られる。
頑張ってついていくが、私は体力が無い。
だが、負けず嫌いである。
最初は私が得点を稼いでいたが、だんだん精度も落ちてきて追いつかれている。
いよいよ10-10のジュースだ。
ここからはサービスは交互になる。
まずは私からだ。
体力が尽き、足がガクガクだ。
もう長く持たない事から勝負を決めにかかる。
ここで横回転サーブを初披露する。
「いけ!」
急に曲がるサーブはやはり対応できず、11-10でリードする。
「ボールマジシャンだな!」
次は相手のサーブだ。
もう、私だけではなく、ドライブを完全にマスターしているので、私より早いサーブを打たれる。
なんとか返し、ラリーをするが決定打が無い。
足がついていけずに相手にスマッシュされてしまい11-11のジュースに戻されてしまった。
「サーブでは負けない!」
また横回転のサーブを放つ、今度は逆回転だ。
相手はまだ対応できないため、あっさり得点を得る。
次は相手のサーブからなので、勝負をするため、バックスピンで返す。
態勢を崩すも何とか返してきたが、ここにチャンスが生まれている。
勝負!ドライブだ!
スパーン!
態勢を崩していたため追いつけず遂に終わりを迎えた。
勝負には勝ったが、見た目的には完全に負けてる。
こっちは余裕が無いのに対し、相手はまだまだ余裕がある。
私の手を取り立ち上がらせてくれた。
「勝負は3セットだよね。コートチェンジだよ。」
私は愕然とした。
ルールブックには確かに3セットと書いてしまった。
「体力も無いので私の負けです…。ごめんなさい。」
トボトボと遊戯室を出て行くマリアであった。




