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俺なんかやっちゃいました?

月明かりが綺麗な今夜、凛花は少し酔っている。


お酒を手に持ちながらベランダの柵にもたれる。

かなり出来上がっている様子だ

「おいステフ!なんか話せ!」


「ある男の話なんだが」


「待ってましたー!」


「龍馬って男がいてな」


「きたきた、ドラゴンホース!いつか出てくんじゃないかと思ったんだよねー」


「どういう繋がりなのさ?ほれほれ正直にゆーてみーや」


少し面倒くさそうな表情をされステフは続ける

「グラバー商会の下っ端の仕事をしていて知り合った」

「あの時はたまに飲みに行ってたんだが」


「楽しそうだな」


「ある日も朝まで飲んだ」


凛花は笑う。


「花金のリーマンか!」


「その時に間違えたんだ」


「何を?」


「情報」


凛花の笑いが止まる。


「……は?」


「攘夷志士の場所とか、状況とか」


「いやいや」


「悪気はなかった」


「そのあと」


「あの時竜馬は風邪を拗らせてたんだ」

「珍しく早く帰ると言われたんだが結構酒も入っていてな」


「毒は効かなくて酒には酔うのかよ」



「俺が弱らせてしまったかもしれん」


まさかね、そんな事ないない

凛花は自分に言い聞かせる



「数日後に死んだ」


「……」


「.......]


沈黙が訪れる


凛花は顔をしかめながら恐る恐る事実を解明しようとする

「……お前さ」

「それ、もしかして」



「知らん」


即答

少し早口で言い訳始める

「強いって聞いてた」

「銃も持ってるし中岡も一緒だから大丈夫じゃきぃとか言ってたもん」


凛花は顔を覆う。


「可愛こぶって誤魔化すな」


ベランダぎりぎりまで詰める。


「歴史動いてんだよそれ!!」


深刻な顔で

「やっぱ俺のせいかな?」


凛花は深くため息をついた。

いつもどうでもいい日常の話だから油断してたが今回のは中々破壊力があった


「お前他に余計な事してないだろうな?」


「他は死んでないから大丈夫だと、思う...」


酔いはさめ、怖くなり私はこれ以上聞くのをやめた

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