残したい肉体美
15世紀ローマ
男は悩んでいた、作るべき物ははもう固まっている
重要な事が未だに決まっていない。
ポーズだ。皆が私に期待をしている、今世紀,,,いや!未来永劫語り継がれる物を作らねば!!
いかんここ最近まともに水浴びすらしてないせいいか、匂うな
浴場にでも行くか
男は公衆浴場へ向かい身を清めに行く
「むぅ、相変わらずここは人気だな、陛下に言って個人浴場を使わせて貰うんだった」
この時代のローマは古代ローマの時の大型のテルマエが機能しておらず
中型の浴場しかなく数も多くない為常に混雑していた
「さっさと体を洗って出るとしよう......ん?」
脱衣所で何やら文句を言いながら出てきた男が目に入る
「ふぅ、何故テルマエを復活させないんだ。芸術ばかりに力を入れてこれじゃくつろげん」
なんて素晴らしい体なんだ...筋肉の付き具合、出で立ち。そして下半身のあのサイズ
「なぁあんた」
「ん?なんだお前は」
「あんた、いい体付きをしてるな!惚れ惚れしたぞ」
「あいにくそういう趣味はないんだ。失礼」
「待ってくれ!別にそういう事じゃないんだ、話を聞いてくれ!」
「ええぃ!くっつくな!男に抱きつかれるなんて気色悪い」
「そこを何とか!」
「くどい!」
「いいのか?このまま抱きついていれば周りの目線が気になるだろう。変な噂がたてばあんたこの浴場に
もう来れなくなるんじゃないか?俺は別にどう思われても構わんがな。」
「ぬぅ!汚いぞ貴様!分かった話を聞くだから離れろ」
男の内容はこうだ
自分の生涯をかけた作品を創るためにモチーフを探している事
そして浴場でみた男の肉体がまるで彫刻の様な美しさであった事
「是非私の作品のモデルになって欲しい!この通りだ!」
男は必死に頭を下げるが断られる
「断る、第一俺は芸術がそこまで好きではないし手を貸す義理もない」
「っぐ」
男は浴場でこの男が浴場の文句を言っていたのを思い出す
「手伝ってくれるなら個人浴場を使わせてやる、どうだ?悪い話じゃないだろう」
「個人浴場があるのなら何故お前はあの狭い浴場にいたんだ?もっとまともな嘘をつくんだな」
「本当だ!俺は陛下と少しだが面識がある。陛下に頼んで浴場を使わせてやる事ができる」
こんな肉体美そうそう見つかるものか!何としてでも協力してもらう!
「本当か?嘘だったら火あぶりにするからな」
「あぁかまわない、早速だが来てくれ」
渋々付いていく男
「自己紹介がまだだったな、私はミケランジェロ様々な芸術を取り扱っているが今回は彫刻なんだ
それであんたにポーズをとって貰いたいんだ」
「分かった早くしてくれ」
男は写生を始める
「なぁ、裸じゃないと駄目なのか?」
「動くな」
「あ、はい」
数日が経ち写生が終わる
「ありがとうこれで満足いく彫刻が彫れそうだ、もう浴場の許可は貰ってある自由に使ってくれ
あとは定期的に呼ばせてもらうから待っててくれ」
「なんでこのポーズなんだ?ただ布で肩を拭いてただけだが」
「びびっときたんだ、彫刻では投石器を持たせてゴリアテとの決戦直前を緊張感を創りたいんだ」
「よく分らんが、浴場を借りるぞ」
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「あの風呂は良かった、細部までこだわりがあって形容し難い」
「あんたん話やったんかい」
「てかダ・ヴィンチの時と大分性格違うね、出会ってるの数年違いじゃないの?」
「あいつとの時はそこまで浴場は減ってなかったんだその後にルネサンスだか知らんが変な運動が始まった」
「体格良いとは思っとったけど...こげんきれか体なんやね、えっと...
全部そんまんっまと?」
ステフはじっとこちらを見つめ無言でベルトを外し始める
「脱がんでよか!!」




