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タカシの生死は……!?

それから、タカシさんたちは魔王に勝ったのだろうか?


私は気になって寝れなかった


「なんか、今回の魔王は正体不明らしいね。幹部の『ムラタ』っていう魔族がほぼ魔物の軍を指揮していると聞いた」


アルソさんはそう言う


「じゃあ、強いかどうかわからない……?」


「しかし、前の魔王ゴルオンは現魔王に歯が立たず降参したとも聞いている。実力は底知れない。あのタカシとその仲間が勝てるか心配だな」


「じゃあ、タカシさんは……?」


「まあ気にするな。歴代魔王は冒険者を殺したりはしていなかったはずだ」


「そうなの?」


「そうだ。今の魔王は、そういう事にも無関心だとしたら、その『ムラタ』って魔族次第かもしれないけどな」


アルソさんはそう語る


私は、ただ、祈るしかなかった。タカシさんの無事を……


その知らせは数日後に私の耳に入ってきた


「おい! アズミ! よーく聞け。心の準備はいいか?」


アルソさんが神妙な顔をして私に話しかけてきた


「タカシさんの事ですか?」


「あぁ。そうだ。話すぞ! いいか?」


「ちょっと待ってください」


私は、深呼吸をして落ち着いた


「はい。どうぞ」


「タカシ、その他のパーティー仲間。全て音信不通。つまり、死んだと冒険者ギルドが判断した」


「音信不通とは?」


「死体が見つからないんだ」


「それって……あぁ。そうだ。死んだかどうかは確定はしていない。ただ、冒険者としては死亡として扱うようだ」


「わたし、ユージの死体も見ていません」


「あぁ。わかってる。言いたいことはわかってる。でも、受け入れろ。私達にはそうするしか無いんだ」


おかしい。明らかにおかしい。


「そういえばみんなは?」


「仕事だ。今はアズミと私の2人だけだ」


「そうですか……アルソさん、お願いします。アルソさんが言える範囲でいいんです。知ってる事を教えてください」


「いや、それは無理だ。アズミが私が何かを掴んでる事も知っている。でも、それはできない。」


「じゃあ、力ずくでその情報を引き出してみせる」


「アズミ、やめておけ。お前は私の魔力シールドすら破る事ができない」


「実は、私。あの老夫婦から聞いたんだ。私の過去を」


「へー」


「私ね、あの老夫婦の家の地下に閉じ込められていたらしいんだよね」


「そうだったんだ」


「目的は、私に恐怖を与える為。恐怖を与える事によっていい若返り薬が手に入るってその老夫婦は言ってたよ」


「それは知らなかったな」

さて、ここからアズミの過去が始まります。


みんな待ってた?

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