アーノルド・クロム
「逃がすかぁー!!!」
ブギーが追いかけてくる
「ふふふ。いいのかしら? そんなに深追いして?」
「あっ? お前達を見失うわけにはいかねぇんだよ!」
「そう。じゃあ、お別れね」
アルソさんがそう言った瞬間、ブギーが消えた
「はあ……ようやく撒けた……」
「えっ? どうやったの? アルソさん」
私はアルソさんに、聞いた
「こっそりと、地面に魔方陣を書いていたの。クロム町の時にちょっとブギーには細工しておいてね。踏むと遠い町に飛ばされるようにしておいた」
「そっ……それは凄いですね……」
「まあ、こんな感じでAランク冒険者とは極力戦わずに逃げろ。それが賢明だ」
「それ、アルソさんにしかできないよ」
「いや、お前ら三人ならできる。私はそう信じてる! 力を合わせろ!」
「努力はします」
「期待してるぞ」
そんな話をして、私達はクロム町へと向かった
私達は、ハルオさんの家まで送った
「ただいまー! 今日は上物の子供が手に入ったぞ! アーノルド」
「おおハルオか。それは楽しみだな」
中に、白衣を着たアーノルドと呼ばれる女性が居た。
二人は、老夫婦なのかな? 仲が良い
「おお。これはこれはアルソ組の皆様ですか。いつもありがとうございます。もし、よければこれをとうぞ。」
「あぁ。ありがとう」
アルソさんは何か液体を受け取った
「これは何ですか?」
私は聞いた
「これは、私が開発した『アーノルド・クロム』っていう薬です。目の下に射つと若さを取り戻す事ができます」
「お二人は打たないのですか?」
「我々は、若さに執着がないので……」
私は、仕事が終わったと思い仮面を外した
「おい! バカ! それはやめろ! 顔バレはするな!」
アルソさんが止めようとしたが間に合わなかった
その瞬間、二人の動きが止まった
「やっぱり……やっぱり……あの時の子供だ……」
「あわあわわわわわわわ……」
そして、二人は怯えるように震えだす
「えっ? 私の事を知ってるのですか?」
「しってるもなにも……」
「うわぁぁぁぁぁ! ごめんなさい。ごめんなさい。」
二人が私に許しを請うかのように叫ぶ
「おい、お前ら帰るぞ!」
アルソさんが、やばいと判断した
そして、アルソさんに連れられて私達はその場を立ち去った。
さて、ようやくアズミの過去を知る者が出てきました。ここからが楽しみですね。




