失踪
翌日、私達はミナト町を出発してアジトヘ戻った。
なんとか40分時間くらいは連続して走れるくらいにはなっていた
「おい! 今帰ったぞ」
アルソさんがアジトに帰ると叫ぶ
「お帰りー」
オズさんが言う
「何か変わったことあったか?」
「あぁ。あのヤエって隊長が冒険者を辞めたらしい」
「えっ!?」
カエデがびっくりしている
「あぁ。恐らくユージを殺してしまった事に責任を感じたんだろうな」
「あいつが辞めた所でユージは戻って来ないわ」
カエデはまだ許せないらしい
「あぁ。そうだな。まあ、安心しろ奴はに間もなく天罰が下るからな」
オズさんが言う
「おい! オズ!」
アルソそんがオズさんを止めた
「あぁ。そうだったな。今のは忘れてくれ」
それから、ノリと会った。ノリはずっと演技の練習を頑張っていたらしい。
「なあ、カエデとアズミは結局何だったの?」
「何か呪文をかけられたけど結局教えてくれなかった。」
私は答える
「それって、やばいやつじゃ?」
「わからないけど、カエデに関しては命を守る為らしい」
「そうなんだ。アズミは?」
「私については本当によくわからないらしい」
「そうか。教えてくれなかったか」
「うん」
ノリは、この報告で納得してくれた
それから5日後あるニュースが舞い込んできた
それは、私達がタカナ町で買い物をしていた時
「おい、ヤエさんが失踪だって!」
「まじかよ! あのヤエさんが!?」
タカナ町の住人達が話しているのを聞いてしまった
「ちょっと、君たちどういうことか聞かせてもらえるかな?」
カエデが直ぐに反応した
「ヤエさんの旦那さんの証言なんだけど、ヤエさん冒険者ギルド辞めて、専業主婦になったらしいんだよね」
「へー。結婚していたんだ。幸せそうですね」
「それで、先日朝起きたら隣で寝ているはずのヤエさんが居なくなったってことで、旦那さんが冒険者ギルドに捜索依頼を出したらしい」
「へー。隣で寝てたねぇ……ふーん」
「それで、昨日1日中みんなで捜索したんだけど、見付からなかったらしい」
「へー。そうなんだ」
カエデは何か受け答えがおかしい
「君達話してくれてありがとう」
ノリがお礼を言った
「いえいえ。それにしても、お連れの人大丈夫ですか? さっきから発言が……」
「あぁ。気にするな。彼女は仲間が死んだショックからまだ立ち直れていないだけだから」
「そうですか。お大事にしてくださいね」
「あぁ。ありがとう」
教えてくれた人たちは去っていった
「あいつ……私が怖くて逃げたんだ。きっとそうだ。そうに違いない。絶対に探しだしてやる。逃げさせはしない……」
カエデが急に熱く語りだした
「おい! カエデ! 少しは頭を冷やせ!」
ノリがカエデの頭を小突いた
「何するのよ! ノリ!」
「よく考えてみろ! そんな幸せの真っ只中に居てしかもAランクだ。カエデに恐れてそんな幸せを手放すと思うか?」
「じゃあ、どうして?」
「それはわからない。でも、冒険者ギルドには何かあるこれは間違いない」
「わたしもそう思う。絶対怪しいよ」
そして、私達の冒険者ギルドへの疑問は更に深まった。




