命を守る呪文
カエデが魔方陣の上に立つ
チャームが呪文を叫ぶ
すると、カエデが光に包まれる
いつ見ても神秘的な光景だ
「成功したわ。気分はどう? カエデ!?」
「なんだか、身体が重いです」
えっ? 重くなるの? また呪い?
「重くなったのなら成功ね! おめでとう」
「結局なんだったの?」
「それは、『私に爆発して死ね』と言ってるのと同じよ」
「!?」
「そういう事だ。カエデ。私達は知っていても言うことはできない。そういう世界だ。いい加減慣れろ」
アルソさんはカエデに言った
「はい……」
「じゃあ、次はアズミの番ね。正直、一番厄介だわ。私の力でどうにかなるかどうか……」
「私も聞くとダメなの?」
「アズミの場合は……まあそうだな。言うと私は爆発する」
アルソさんは何かバツの悪そうに答えた
そして、チャームさんが呪文を唱えた
私は光に包まれた
「きゃっ!!!」
その時、チャームが弾き飛ばされた
「大丈夫か?」
アルソさんが聞く
「ええ。大丈夫よ」
「それで、どうだった?」
「なんとか抑えるだけならできたわ。でも、抑えれば抑える程反発する力は強くなるわ。私の力でも抑えられない時は覚悟しておいて」
「わかった。ありがとうチャーム」
そして、私達はチャームさんにお礼を言って廃墟を出た
「あの……アルソさん。私達は今回チャームさんに何か呪文を唱えられていたけど、あの呪いのようにタブーを犯すと死ぬってことはないですよね」
カエデが聞く
「あぁ。大丈夫だ。今回のはそれはない。どちらかというと、カエデの場合はカエデの命の為のものだ」
「そっ……そうなんですか!?」
「あぁ。詳しくは言えないけどカエデは直ぐにでもチャームの所に連れていって良かったと思ってるよ」
「そうなんですね。それはありがとうございます」
カエデが助かったのなら良かった
「よし、もう夜も遅いし今日はミナト町で泊まろう!」
「はい」
そして私達はミナト町で一泊することになった
ミナト町といえば、ミナト寿司だ。
「へいいらっしゃい! いつもありがとうね!」
親方の元気な声で私達まで元気が出た
「大将! 今日のお勧めは?」
「活きのいいノドグロがあるぜ! 寿司には出来ないけど食べるかい?」
「おお! それでお願いだ!」
「焼き? 煮?」
「焼きで」
アルソさんは、ノドグロの焼きを注文した
「お客さん達は何か食べますか? あとはマグロやサバなんかも今日は新鮮ですぜ」
「じゃあ私はマグロ」
カエデはマグロを注文する
「私はサバで」
「承知致した!」
そして、私達はミナト寿司で夕食を摂った
「そういえば、お客さん達……ヒトミ教って宗教に興味はないかい?」
「ない」
「そうか……俺も最初は警戒していたけど実際話を聞いてみるといい宗教だぜ。今の町長の『ノブ』もヒトミ教信者なんだぜ。」
「町長が変わったんだな」
「おう。そうそうお客さん達知らなかったのか。まあ、今回の町長はスゲー町長だ。怒らせたら怖いけど、頼もしい」
大将は、現在の町長を褒めていた。どんな人なのか気になる。
今回も例の如く、伏線関係で何度も書き直しが発生したため、なかなか更新が出来ませんでした。
楽しみにしている皆様をお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。




