失格
私達は、倒れたノリの為にも必死で攻撃をし続ける。
そして、残り5分でようやく
<バコーン>
岩が割れた。
やったー!!!
私とユージは大喜びだ。
これで、ようやく次の試験に挑む事が出来る。
控え室に行くと、アザリのパーティーと、もう一つのパーティーとカエデが居た。
でも、カエデの様子がおかしい。
泣いている
「どうしたの?」
「アズミ……ユージ……私達試験失格だって……うわあぁぁぁん!!!」
「「えええええ!!!」」
「その……アヒンってのを使った事がわかって失格になったの……うあぁぁぁぁあーん」
「俺がアヒンなんて出さなければ……ノリがこんな事にならなかったし、失格にもならなかった……ごめん」
「アズミ残念だったね。せっかく岩を割ったのに」
アザリが話しかけて来た
「うん……情報教えてもらったのにごめんね」
「いや……まあ仕方ないんじゃない? 私達は先にBランクで待ってるからね」
「うん……」
その時、足音が聞こえてきた
「岩を割った諸君! おめでとう。次の試験に案内する。あと、ノリのパーティーの3人はここに残れ。君たちは失格だ!」
「は……はい」
「逃げるんじゃないぞ。事情を聞きたい。逃げたら指名手配にするからな」
「わ……わかりました」
そして、合格した2パーティーを連れてヤエさんは消えていった
ノリの容態が心配だけど、逃げるなと言われると逃げられない。
その後の控え室は空気が重かった
なんというか息苦しい
カエデも泣き疲れたのか、どんよりとしている
時間の流れも長く感じた。もう3時間くらい経ったのか? と思うと10分くらしいか経っていない。
私は時間の流れというのは一定の感覚で進むものではなく、ゴムチューブのように伸び縮みするものだと思っている。
楽しいと感じている時は縮み、辛いと感じている時は伸びる。
今はかなり辛いと感じているので、凄く伸びきった状態だ。
恐らく、カエデもユージもそうなんだろう
そして、無限にも思われる時間が経ちヤエさんが帰ってきた
「諸君、よく逃げずに待っていたな! では、聞こう。アヒンとは何だ!?」
「カエデもアズミも何も知らないです。俺は親から聞いて知っているけど、秘密を言うと爆発する呪いにかけられているので言えません。」
「爆発の呪い? そんな呪いなんて、あるわけねぇよ! 知っているのなら言え」
「吸うと……やっぱり言えません。二人っきりで話しましょう。そこなら爆発しても大丈夫です。ヤエさん程の実力者なら、爆発しても死なないでしょ?」
「ほう……あくまでも爆発するから言えないって言うんだな? 良いだろう。とは言っても耐圧防爆の部屋なんてここにはない。空間魔法が得意な者に部屋を用意させる着いてこい」
「アズミ……カエデ……先に地獄で待ってるぜ」
「おい! 無駄話するな! 着いてこい!」
ユージはそう言い残しヤエさんに着いていった
ユージ……ユージ……私はどうすれば……ユージを助けられるの……?
最初はユージとノリが投獄される線を書いていたのですが、それなら本編(魔王の婚活)で色々と矛盾が生じるので、事情聴取という事に変更しました。




