アジトの場所
8分目くらいまで登ったところで、一人の人が待っていた。
「アルソ組一行か?」
「あぁ。そうだ。お前達は?」
「オクラ組の者だ。よろしくな。こっちだ! 着いてこい!」
オクラ組の人は何やらゴーグルをはめながら言った
オクラ組……それはバソニの中で建設業務を主としている組だ。
私達は、オクラ組の人に着いていった
道は、険しい道ばかりだ。
「あっ。ちゃんと言っていた通り魔視ゴーグルでマーキングしてくれてたんだな。魔周波数はいくつだ?」
アルソさんは、ゴーグルを取り出した
「あぁ。アルソの指示通りにした。魔周波数は37.877だ」
アルソさんは、わけのわからない会話をしていた。どうやら、何かしらのマーキングをしていて、ゴーグルをすれば見えるらしい。それで、新アジトの場所を把握しているようだ。
勿論、私達はそんなゴーグルは持っていない
そして、暫く道無き道を進むと
「着いたぞ」
オクラ組の人がそう言う
そこは、何もない場所だ。竹がいっぱい生えていて立つのも難しいくらい足場がない。
「ここがアジト……?」
私は思わず呟いた
「ピンクのお姉さん、安心したまえ。これは、カモフラージュの魔法だよ。『クリア』」
オクラ組の人がそう叫ぶと、周りの竹が消えて開けた所になった。ここから、タカナ町の様子がよくわかる。
そして、地面に大きな蓋があった。人が一人入れるくらいの蓋だ。蓋を開けると穴が空いていて梯子が設置されていた。
「どうだ? 凄いだろ?」
「あっ……はい。びっくりしました。」
梯子を降りると、そこには空間が出来ていた。
「さすがだな。オクラ組のやつらは。この短期間で地下にこんな空間をつくるなんて」
「まあ、普通に空間を開けると当然土に埋もれる。なので少しずつ空間を開けて固める必要がある。でも、オクラ組の特殊技術を使えばそれを短期間で為す事ができる」
「あっぱれだよ。でも、まだ居間しかできていないみたいだね」
「あぁ。これから台所、寝室とかを作っていくよ。君たちは居間で寛いでいてくれ」
そう言ってオクラ組の人は別室に消えていった
覗いてみると、円形木枠がいっぱい並べられている
『巨大化』
一人の人がそう言うと木の枠が巨大化した
もう一人の人が、まだ開発されていない土と大きくなった木の枠を右手と左手それぞれで触れながら
『場所移動』
そう言うと、木枠と土砂の場所が入れ替わった
そして、入れ替わった土砂は崩れる。
木枠は、一つ前の木枠とパズルのようになって上手く噛み合い固定される。
そうして、円形に空間が拡張されていっているのだ。
「物質変形魔法と、空間魔法を使った凄い連携だな」
アルソさんは感心しながら呟く
「アルソ、これはオクラ組の開発した方法だから、他言無用にしろよ」
一人の男が話しかけてきた
「おお! オクラじゃないか! よっ! 久しぶり」
アルソさんがそれに反応して話した
「そんな友だち見たいに呼ぶな。俺とお前は違うんだ」
「いいじゃないか。昔は仲よかっただろ?」
「あれが仲良かったようにみえるのか!? お前の記憶は狂ってんじゃなんのか?」
「まあ、そう怒るなよ。いまは、こうして二人とも組長を出来るわけだし仲良くしよう」
どうやら、オクラさんとアルソさんは昔からの仲みたいだ




