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逃げるが勝ち

その後、私達は仕事の手伝いをしながら演技の練習も繰り返した。


やはり、仕事は演技で騙す仕事だけではなく実際に戦う仕事もある。


白い粉の受け渡しで、冒険者ギルドとやりあった時があった。


全員Aランクの隊長クラスだ。


まともに戦えば勝てない。しかし、逃げる事にもこのアルソ組は長けていた


我々の客の要望は、『粉を渡すから自分と自分の取り引き相手の安全を確保してほしい』というものだった。


私達は、いつものように顔を変えていくのかと思ったら


「今日は、顔は変えないわ。この仮面だけで顔を隠して」


と、アルソさんに言われた。


「どうしてですか?」


「相手が冒険者ギルドの場合はこっちの方が楽しいの。それに、アズミちゃんならきっと喜んでくれると思うよ」


「えっ? どういうことですか?」


「まあ、楽しみにしててちょうだい。あと、全員ラバースーツを着て!」


そう言われて私達は仮面とラバースーツという格好で取引先に向かった。


粉の引き渡しが行われた際


「動くな! 冒険者ギルドだ! 『違法薬物の売買』でお前らを拘束させてもらう!」


という声が聞こえてくる。


地面から、魔法で出来た枝や蔦が生えてきて客と取り引き相手を絡める


「午後8時20分35秒。売人『イベ』を確保!」


そう叫び冒険者ギルド隊長達が現れた。姿は見えないが3人くらいの影が見えた。彼らは近づいていくと、地面が砕けた!


「「「うおおおおー」」」


隊長達は急の出来事にびっくりしたのか悲鳴を挙げた


落とし穴だ。


しかし、さすがは隊長達直ぐに冷静を取り戻し完全に落ちる前に


『斬風』


刀を振るう衝撃で風を起こした。その風が地面にぶつかり帰ってくる風で上に浮く。そして、何事もなかったかのように復帰した。


その瞬間


『暗黒』


ミブの魔法だ。隊長達は暗黒状態になり前が見えなくなる。


「アルソ組か。いつもいつも我々の邪魔をしやがって! 今日こそはお前らも捕まえてやる!」


そう息巻く声が聞こえる


『リカバー』


一人の隊長がリカバーを使い暗黒状態を解除した


『ライトニング』


ミブが強烈な光を出す魔法を用いる


『太陽拳』


その光をバズの頭に向けて集めると更に光が増幅し辺りが真っ白で何も見えなくなる。


私達は、事前にアルソさんから渡されていたゴーグルをつける


「なっ……何だ!? 今日は光か。持ってくるゴーグル間違えた。」


「鞄に入ってないの?」


「いや、色んなゴーグルが鞄に入ってるけど視界が奪われてとれない」


「使えないね」


隊長達が何か揉めている


「よし、斬るぞ」


レムが鎌を持って現れた


ちょっと、待ってレムの鎌って猛毒が塗ってあるんじゃ?


レムがスパーンと鎌を振り下ろすと、客とその取り引き相手に巻かれている魔力の枝や蔦だけが切れた


そして、オズが客と取り引き相手をを両脇に抱える


「ずらかるぞ! 奴らの視力が回復する前に!」


私達は逃げた


そして、暫く走っていると一人の男が追いかけてきて追い付きそうになった


「まてー!!!」


「しつこい男は嫌われるわよ」


アルソさんがいう


「アルソ! お前を絶対に捕まえてやる。その為にSランクに昇進しても女神様に頼み込んで、この仕事だけはやっている!」


その追ってきた相手は実はSランクだった。そして、その声を私は聞いたことはあった。


私は顔がバレないように仮面をしているから向こうは私に気が付いてないけど、この声は間違いない。あの人だ。

冒険者ギルドのAランクは、この世界でいう警察みたいな事もしています。治安の維持も大事なので。

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