怖い町?
私達は、とりあえず周りの男達とは話をせずに食べた
それにしてもうまい
「あの……このカレーおいしいです! このコクどうやって出してるんですか?」
「あぁ。これかい? 秘密さ!」
シグルさんはカレーの作り方を教えてくれなかった。
「このシチューも美味しい」
カエデも絶賛の味だった
「おい、アズミとカエデ酒のむか?」
タクさんが酒をすすめてきた
「ちょっと私はご遠慮します」
私は断った。酒なんて飲んだ事ないし飲むと意識が朦朧とすると聞かされている。こんな危ないまちでそんなものを飲んだら何をされるか……
「私もやめておきます」
カエデも断った
「そうかぁ。つまらんけど仕方ない。おい、シグル! 酒くれ!」
そして、タクさんはお酒をグビグビ飲んだ。
そして、三杯目を飲んだ所で寝た……
「あぁ。寝ちゃったよ」
「お嬢ちゃん達、俺がこの男を宿屋迄担いでいってやるよ」
そう言ったのはグチと言われる人だった
「グチ! お前にはマキさんがいるだろ!? こんな所みられたら、どうなっても知らないぜ? 一晩中尻叩かれるぞ!?」
チャップさんがグチさんにそう言った
「そっ……そうだな。ありがとう。チャップ助かったよ。じゃあリッツ任せた。俺達は家に帰るわ。」
リッツと言うのはチャップやグチさんよりも少しだけ若めの青年だ。私達とそんなに歳が変わらないように見える。
「あぁ。そうした方がいい」
「ありがとうございます」
私はお礼を言った。
そして、バーを出て宿屋迄向かう。
「君達、ここは初めてだよな?」
「うん。初めてです」
「どう思った?」
「汚くて怖い町……」
「ははは……正直だなぁ……実は俺もそう思ってる。」
「そうなんですか?」
「うん。ここは昔はいい町だったんだ。でも、色々あってね……多分君たちの目的地ヴィレッジ・パディーという会社が出来てから変わった」
「どうしてわかったんですか?」
「その子供を見たら、誰でもヴィレッジ・パディーのアイヒから逃げてきた子供だってわかるよ。」
「そんなに有名なんですか?」
「あぁ。有名だよ。残酷非道な人としてな」
「怖いですね」
「まあ、でも必要以上に深掘りしなかったら何もされないよ」
「そうなんですね。気を付けます」
「うん。それがいいよ」
そして、宿屋に着いた
「じゃあ、俺はここまでで。二人ともお疲れ様。明日は頑張れよ!」
そしてリッツさんは去っていった
「何か怖いけどいい人だったね。みんな」
私はカエデに話した
「うん。そうだね。見た目は怖い人ばかりだけどお節介で優しい人が多いね。意外といい町なのかもね」
カエデもそんな事を言っていた
そして、私達は寝た




