持久力
はあはあ……しばらく走ってなかったのでかなり疲れる。
「マリサさん、そろそろ休憩にしましょう」
私はいった。もう30分も走ってるよ。お腹痛い。
「もう、バテちゃったの?」
マリサさんは息があがってない。
「俺も……はあはあ……やべぇ」
Bランク冒険者のタカですらバテている。
ノリもカエデも相当フラフラだ。声も出せないくらいといった所だろう。
「そうねぇ。この辺りで休憩にしましょう。あっ。直ぐに止まらないでね。少し歩いて心臓の鼓動を整えてから止まってね」
マリサさんがそういう。私達はマリサさんに従った。
「みんなお疲れ様。どうだった? 走るのは?」
「こんなのやってられないぜ。俺は降りさせてもらう。」
「あら、また闇ボールを食らいたいの?」
「いや、いいです。それにしても、お前もかなりの人間の怨みを買ってそうだな」
「あらありがとう。褒め言葉として受け取っておくわ」
とりあえず、マリサさんを怒らせたら怖そうだね
「えっ? アズミさんだっけ? 『私を怒らせたら怖そう』みたいな顔してるけど、そんなことないわ。私は感情でそんな酷いことしないから。道理に反してなかったら怖くないわよ」
「あっ……はい」
心を見透かされてる気分だ
「よし、そろそろ休憩おわったかな?」
「まだ5分しか休憩してないです」
「充分だね。」
「歩きましょうよ」
「アズミさん……移動はね走る方がいいの。それは、持久力も鍛えられるし、時間も無駄にならないからね」
「持久力なんて、要らないよ」
「そうかしら? 貴女は全速力でどれだけの時間走れる?」
「そんなの30秒くらい」
「それが貴女が全力で戦える時間なの。少しでも持久力がある方が勝負の勝敗は大きく変わってくるわよ」
「なるほど。たしかにそうですね」
「では、走りましょ」
そして、また走ることになった。
正直へとへとすぎてもう何が何だかわからなくなってきた。
そこに、Eランクの魔物。吸血コウモリが現れた。
私は、弓を引いて矢を射るも狙いが定まらない。
ノリも、剣を持つのがやっとで全然吸血コウモリに攻撃を当てられない
タカさんもスピードが出ず吸血コウモリを斬れない
そして、Eランクの魔物一匹にCランク3人とBランク一人が苦戦している。
「つまり、そういうことよ。持久力があればEランクでもCランクやBランクに勝つことができるの」
マリサさんはそんな事を言っていた。そして、なんとか吸血コウモリを倒すことができた。
みんなもう、ヘトヘトで倒れこむ。
「あと、もうちょっとよ! 頑張って!」
マリサさんはみんなを起こし走るように促す。
そして、なんとかキモリ町に着いた
「お疲れ様でした。じゃあ、私達は冒険者ギルドに行くわ。またね。」
そして、マリサさんとタカは去っていった
この世界では体力と持久力は別物と考えてください。




