スムー
スムーの会場に着いた。大賑わいだ。たくさん人が居る。
ふと周りをみてみると、見たことのある顔があった。
ユージだ
「ユージ!」
私はユージに話しかけた。
「アズミ、あんな面倒なやつに声かけるな!」
「そうよ。あんなやつは放っておいて私達はスムーを楽しみましょ!」
それもそうだね。
「おい! 桃鬼!」
ユージが話しかけてきた。こちらから話したし無視をするわけにいかない。
「あっ。さっきは呼んだだけだから気にしないで」
「おい! 俺を仲間に入れろ!」
ユージが仲間になりたそうにこっちをみている。
仲間にしますか?
はい
→いいえ
私は断った。
「なんでだよ! 俺がお前らよりも強いんだぜ! まあ、仲間になったら俺がリーダーって条件はつけるけどな。」
「いや、仲間にしないから。」
「はっ!?」
「アズミ! こんなの無視してスムーを見ましょう。」
カエデが助け舟を出してくれた。
「そうだね。」
「は!? こんなのだと!? 」
ユージは更にムキになる。
私達は無視をした。
そして、ノードさん達の試合が始まる。
「赤ー!! ランター!!! 白ー!! ノードー!!! それでは、二人とも位置についてーー!! はいっ!!」
審判の掛け声と共に試合が始まった。
ノードさんもそうだけど対戦相手のランターさんも凄く大きい。
二人の身体がぶつかり合う。凄い迫力だ。空気の振動を感じる。
そして、ノードさんがランターさんの腰を掴む。そのまま持ち上げる。
しかし、ランターさんも手で抵抗する。ランターさんの胸をパーで弾く。
弾く度に空気が揺れる。
思わず、ノードさんは手を離す。
そして、そのままパーでランターさんはノードさんを押し出す。
しかし、ノードさんは避けて後ろに回り込む。
そして、ノードさんが逆にランターさんを押し出そうとする。
ランターは振り返りノードさんの手に対して手で応戦する。
そして、また会場全体に衝撃が走る。
すごい! すごすぎる! なんという迫力だ! 私は見入ってしまっていた。
「こいつら、魔法も使わずに闘ってるの? 本当つまんない。 俺の方が強い」
そんな声が聞こえたが、無視した。
「第一幕そこまでっ!!」
審判がそう叫んだ。すると、闘ってる二人はお互い闘いを辞めて握手をして、それぞれ紅白の陣営の椅子に座る。
そして、それぞれの陣営の親方が選手の身体をタオルで拭き水を飲ませたり、声をかけたりしている。
私達は、白陣営の観客席で見ていたのでノードさんが観客席に向けて声をかけてくれた
「みんなありがとー」
「「「「うおおおおおおーーーーー!!!!」」」」
観客席が歓喜の声で湧く。
「おい! ノード! 俺と勝負しろ!」
そこに場違いな声が聞こえるが誰もが無視をしている。
「このくそー!!!!」
ユージが観客席を飛び越して、ノードさんに駆け寄る。
『魔剣!』
そして、魔剣を取り出す
「お客様ー!! 困りますよ!!」
親方が、ガッとユージを掴むと直ぐに取り押さえた。
「おい! 離せ!」
魔剣で抵抗するも、親方の鍛え抜かれた身体に魔剣は刺さらない。
そして、ユージは縛られて警備の人に渡されていった
「まもなく第二幕が始まります。選手は準備してください。」
ノードさんとランターさんは椅子から立ち上がり第二幕の準備をした。




