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2人からの愛

「アズミ! 無茶するなって言ったじゃない!」


カエデに怒られる


「私は私のやり方でやる」


私は答える


「まあまあ。カエデ……アズミは確かに無茶するって言ってたからね。俺らがアズミを止めることになってるから。」


「本当、アズミは人の恩がわからないんだね。今度無茶するともう直してあげないんだからっ」


<バシッ!>


「いったー!!!」


カエデは私の治療中の脚を叩く当然骨が折れているのでかなり痛い。これがヒーラーのする事とは思えない。


「少しは反省しなさい!」


そう言いながらもカエデは手厚く看病をしてくれる。


私が骨折している間に二人は狩りに出掛けた。


私が今45ポイントに対して二人はまだ8ポイントしかない。少しでも近づく為にという名目で出掛けていった。


『あぁ……暇だな……引きこもっていた時はもっと暇で苦しかった。それに比べたら今は楽しいな……明日になったら骨折治るかな? 早く狩りにいきたいな』


カエデのヒール能力は体力と言われるものは回復できるが身体を修復するとこはできない。


身体の修復は、宿屋にあるベッドに描かれている特殊な魔方陣によって行われる。体力を消耗して身体の修復に充てる。また、体力は寝ていると自動で回復するので実質宿屋で数日寝ていると身体は修復する仕組みだ。


そんなことを考えながら過ごしていると、二人が帰ってきた。

『モスコバチ』を狩ってきたみたいだ。


「アズミー!! 戦利品の『ロイヤルシロップ』を採ってきたよー。これを食べて元気になってね!」


カエデが嬉しそうに言う。


「モスコバチを狩ろうって言ったのはカエデなんだよ。さっき叩いたのを気にしててさ……」


「ノリー!! それは言わないで!!」


あー。愛されてるなぁ。


「カエデありがと。嬉しいよ」


「ヒーラーとして当然の事をしただけだよ! 早くそれ飲んで身体治して!」


「はーい。わかった!」


身体が動かない私に変わってカエデが飲ませてくれた。


ロイヤルシロップを飲むと身体の修復が早くなる。


「あっ。手が動かせる」


「よかったな。アズミ! カエデに感謝するんだな


「ノリもありがとう。ノリも私の為に色々と動いてくれてるの知ってるよ。最近『桃鬼』とも言われなくなって本当感謝してるんだからね。いつもありがとうね。」


私は、本当にこの二人が愛おしくなった。


ノリは泣きながら


「あぁ。そうだよ。そうだよー!!! なんだよこれ!! なんでこんなに涙が出るんだよ!! アズミの前では絶対泣かないって決めてたのに!!」


私はもう無茶はしないと決めた。


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