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くねくね

ノリとカエデが寝ている。


私は、こっそり起きて二人を起こさないように弓と矢を取り着替える。


「さて、これからが本番だ!」


私は夜の森を駆けてく。


吸血コウモリが目の前に現れた。Eランクの魔物だ。狩るだけ矢の無駄だ。


全力で走ると吸血コウモリから距離が離れてく。


「ウー!!!!」


金色狼の群れの声だ。この魔物はDランクの魔物。


囲まれた。これは、戦わずには進めない。


『炎の矢』を放つと金色狼達は炎に囲まれる。そして、私から逃げていった。


深追いはしない。


そして、更に進むと今日の獲物が居た。


『くねくね』だ。


白くてくねくねした相手だ。直接姿を見ると混乱してしまう。対策無しで挑むと上位ランクでも負けてしまうことがある。


わたしには、この『耐魔のゴーグル』がある。


これをつけると、くねくねの姿を見ても混乱しない。


『氷の矢』


私は、くねくねに向かって攻撃を仕掛ける。


矢が当たるとくねくねは、凍る。


『破壊の矢』


そして、攻撃力が高い破壊の矢を放つ。


くねくねの目が光り、氷が溶けて破壊の矢を避けられた。


強い。本来Cランクはパーティーで挑むべき魔物だ。ポイントは50ポイント。Bランクの人が狩っても1ポイント入る。かなりの強敵だ。


あれっ? くねくねの姿が見えない……


後ろを振り替えると……居たっ!!


後ろに回り込まれていた。早い。早すぎる。


逃げるしかない。勝てない。


『閃光矢』


その矢を放つと周りが眩い光に包まれる。


夜行性の魔物にとってこれほど迄に効果的なものはない。


これで私は完全に逃げきれ……ない!


くねくねは着いてくる……やばい。


私の身体が急に宙に浮いた


そして、空気が重くなり四方八方から私の身体を圧縮しようと押し込めてくる。肺が潰されて息が……


「「あずみー!!!!」」


聞き慣れた二人の声が聞こえてきた


来るな……これは三人でも勝てない


その時、空に円盤状の光る物を見た気がした


急に、私を締め付ける空気が軽くなり、私の身体も地面へと落ちた


「痛っ!!!」


地面に落ちた衝撃で全身の骨が折れて動けない


そして、くねくねは私に興味を無くしたようにどこかへ去っていった


「あずみー危なかったね!」


カエデが駆け寄ってきた


「くねっくねっくねっくねっ」


ノリもやってきた。変な事を言いながら変な躍りを踊っている。確実に混乱してる。


「アズミの耐魔のゴーグル……そしてこのノリの混乱……相手はくねくねだったの?」


「うん……何故か逃げていったけど」


『リカバー』


「あれっ? 俺は何をしてたんだ?」


「くねくねに、混乱させられてたのよ。くねくねはにげたんだけどね。」


「ふふふ! くねくねはこの俺に恐れをなして去っていったんだな!」


ノリが冗談を言う


「そんなわけないでしょ! ノリがくねくねに勝てるわけないでしょ。あんなに混乱させられていたくせに!」


カエデがつっこむ


私は笑うが……「あっ! 痛っ!!」


笑えない程痛かった


その後、カエデにヒールをかけてもらいノリとカエデに担いで貰って宿屋に戻った

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