ファイヤーケンタウロス
3人のパーティーになってからまずやったのは二人のCランク昇進だ。
ずっとCランクの魔物を狩っていた私にとってDランクの魔物は楽勝だった。
3人で力を合わせて狩るとすぐにCランクへ昇進できた。
「もう、このパーティーで一番強いのはアズミだね。アズミがリーダーでもいいんじゃない?」
ノリが言う
「ノリが誘ったんだからノリがリーダーでいいよ」
私はそう答える。リーダーなんて、面倒だしみんなを纏めあげる力なんて私にはない。
「まあ、そうね。強い人がリーダーである必要はないわね。」
カエデが言う。
「わかったよ。俺がリーダーを続けるよ。」
私は、リーダーよりも強い人という不思議な位置付けとなった。
今日もCランクのパーティー推奨とされる敵を狩りにいく。
『ファイヤーケンタウロス』
この魔物を狩るとCランクならば9ポイント入る。3人で狩ると一人3ポイントだ。
Cランクになりたての二人には少々骨のある相手だが、私はソロで挑んだことがある。そこそこは健闘できた。でも、強化魔法も無しで挑むのは無謀だったので途中で逃げてきた。逃げるのは簡単に出来たから最悪の事態になっても大丈夫だ。
『パワマ』『スピマ』『ディフィマ』『マジマ』
カエデがバフをかけてくれる。
『氷の矢』
私の攻撃が届くと、敵が氷付けになる。ソロで挑んだ時は敵の炎に負けて氷付けに出来なかったが、『マジマ』のお陰で魔法攻撃力が上がりファイヤーケンタウロスを凍らすことができた。
『回転斬り』
ノリの回転斬りが敵に当たる。
当たった所の身体が割れる。
「!!!!!!」
ファイヤーケンタウロスの声にならない声が聞こえる。
そして、必死の炎を身体から出し氷を溶かす。
持ってる斧でノリに攻撃をする。
ノリが飛ばされた。
『ヒール』
すぐにカエデが治療をする。
全速力でファイヤーケンタウロスが頭の角を向けて私に向かってくる。
私は、身体に当たる直前で避けた。すると、木に角が刺さって動けなくなる。
そこを『氷の矢』
また凍る。
そして、ノリが『ジャンプ斬り』で攻撃を加える。
そのまま、ファイヤーケンタウロスは動かなくなった。
『炎の矢』で氷を溶かす。
もう、ピクリとも動かない。
戦利品を回収する。
意外と簡単にファイヤーケンタウロスを倒すことができた。私たちはそんな感じでポイントを稼いでいった。
今日の収穫はファイヤーケンタウロス一体だけだった。
わたしは、これから二人が寝静まった頃を見計らい更に狩りをする予定だ。




