キャパオーバー
私は、こんな生活を続けるにつれてどんどんと痩せ細っていった……
そして、食もどんどん細くなっていった……
そして、ついにその日は来た
私がアナコンダラットの群れを狩っていた時、不意に意識が無くなった
気付いた頃には私は手足を食べられていた。そして、毒が回ってなのか、疲労でなのか意識が朦朧としている
もう、私は死ぬんだ……つまらない人生だったな
タカシさんとのキスが人生のピークだった……
人生の半分以上の記憶もない……
はあ……最期にタカシさんに会いたかったな……
そんな事を思っていた時に
「アズミー!!」
私を呼ぶ声がした。
誰だろう……? タカシさん……? 私に会いに来てくれたの……?
「アズミは死なせない! 絶対に助ける!」
もう誰の声なのかもわからない。言葉の意味も理解できない。そんな状況だった
それから、激しい闘いの音が聞こえた
わたし……たすかったの……?
そう思いながらまた意識が薄れていった
目が覚めたら、そこにはノリとカエデがいた。
私の手足はボロボロだそれをカエデが治療してくれている。
「あっ! ノリ! アズミの目が覚めたよ。」
カエデがノリに知らせる
「あっ。よかった! アズミ……本当によかった……」
「えっと……私を助けてくれたのは……」
「ノリよ!」
カエデが言った
「最近のアズミが心配で見てられなかったからさ……なんか気になって付いて行ったら……アズミがあんな事になってて……危ない所だったよ」
ノリが続けて言った。
「ありがとう」
「なぁ、アズミ……俺ともう一度パーティーを組まないか? 」
「ノリと二人で……?」
「カエデも一緒だ!」
「カエデさん大丈夫なの?」
「うん。あの時の阿修羅蜘蛛がトラウマでもう冒険には出たくないけど……アズミちゃんが桃鬼って呼ばれる度に心配になって」
「だから俺がカエデを誘った。これで、俺と二人っきりじゃないしアズミも安心だろ?」
「言っておくけどこれ以上女を増やしたら私は抜けるからね。私はアズミちゃんの為にもう一度冒険に出るだけだから。」
「あぁ。わかってるよ。俺だって女性メンバーを増やすつもりはない」
「ありがとう。ノリ……カエデ……命を助けられたのは嬉しいけど私は一刻も早くSランクに上がりたいの。だから……」
<パチン!!>
カエデが私の頬を叩いた
「あんたね!! ノリがどんな気持ちで貴女を助けたのかわかる? 貴女がまたあんな闘い方してたらノリが助けたのは何だったの!?」
カエデは泣いていた
「まあ、アズミ……カエデの言うことは気にするな。俺も助けたくて勝手に助けただけだし。アズミに助けを求められたわけじゃない。俺にアズミを強制する力はない。」
「わかったわ。一緒に冒険しよう。ただし私は無茶するのは辞めないわよ。」
「その時は俺とカエデが全力で止めるさ」
「ほんと? ありがとアズミちゃん……うわん…うわん」
カエデは大泣きしながらお礼をいう
パーティーを組んだとしても私は私のやり方を貫くただそれだけだ。




