第5章:カラスの晩餐
みなさん、こんにちは!
これからは、毎週土曜日に新しい章を投稿する予定です!
そして、なんと50UAを達成することができました!
こんなに早く50UAに到達できるとは正直思っていなかったので、これまで『Kibō no Hikari』を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます!
50UA達成を記念して、来週は1章ではなく、2章投稿します!
また、物語について何か思ったことがあれば、ぜひコメントしてください!
どの部分が好きだったか、どのキャラクターが気に入ったか、あるいは「ここはもっと良くできそう」と思った部分など、どんな感想でも大歓迎です。
それでは、読んでくださってありがとうございます!
第5章も楽しんでいただけたら嬉しいです!
クラヤミは、廊下に響く言い争いの声を聞きながらあくびをした。しばらくすると、フタオモテが急いで彼のもとへ駆け寄ってきた。
「はあ……」クラヤミはため息をついた。「今の俺たち、かなりマズい状況だな」
クラヤミは黙ったまま、ただ片手を上げた。
「心配するな。なんとかなる」
「でも、どうやって?」フタオモテの声が鋭くなる。「家同士の政治的な均衡が完全に崩れてる。次に何が起こるかなんて、誰にも分からないぞ」
クラヤミはそれを無視して扉を開けた。
中へ入った瞬間、空気が変わった――誰も静かになったわけではない。むしろ、誰もクラヤミに気づいていなかった。
怒鳴り声と口論が部屋中に響き渡っている。
まるで、鳴き声を上げ続ける鳥の巣のようだった。
まさか、ライゾがいなくなっただけでここまでになるとはな。でも、それにしても……これは俺にとってかなりの頭痛の種だ。まあ、今さらどうしようもないか。
クラヤミは席についた。
言い争いはその後も続いた。
誰かを責める声。
無意味な議論。
くだらない言い争い。
それを聞くたびに、クラヤミの苛立ちは少しずつ募っていった。
そしてついに、限界を迎えた。
「うるせええええええ!」
部屋が静まり返った。
クラヤミは立ち上がり、各家の当主たちへ向き直った。
「この委員会が始まってから、もう三時間だ」
目を細める。
「それで、お前たちは言い争う以外に何を成し遂げた?」
当主の一人が鼻で笑った。
「そんなことも分からないのか? 次に何をするか決める必要があるんだ。ライゾが生きているのか死んでいるのかも分からない。なら、誰を王にするか決めなければならない」
「誰を王にするか?」
クラヤミはその言葉を繰り返し、表情を険しくした。
「王令によれば、三つ以上の家が王の死亡を確認した場合、王国は継承のサイクルを続け、後継者を選ぶことになっている」
部屋を見渡す。
「だが、俺の知る限り、ライゾはまだ死亡が確認されていない」
沈黙が部屋を包んだ。
何人かの当主が、信じられないものを見るようにクラヤミを見つめる。
「貴様、よくもそんなことを!」
一人の当主がテーブルを叩いた。
「ここへ乗り込んできて、好き勝手に命令できると思っているのか? 俺に言わせれば、お前はまだ王――」
「五つの家は、全員が王令に署名している」
クラヤミが言葉を遮った。
彼は委員会の面々へ視線を向けた。
「なあ、みんな分かってるだろ。王が選ばれなかったらどうなる?」
「家同士が敵対する。そして、そうなれば俺たちは何年も弱体化する」
一度、息をつく。
「ヨワマッタ家と同じようにな」
再び、部屋が静まり返った。
「そして、それは俺たちを次の攻撃に対して無防備にする」
クラヤミは姿勢を正した。
「だから、俺から提案がある。ライゾを捜索するか、死亡を確認するための作戦を開始する」
「それまでの間、俺の弟にその作戦を指揮させたい」
フタオモテはクラヤミを見つめた。
「そして、ライゾの生死が確認されるまで、俺の母親には暫定的に王を務めてもらいたい」
すると突然、一人の王族が立ち上がった。
テクノス家の当主だった。
身長は八フィートはありそうで、全身が筋肉でできているかのような大男だった。
「いやあ、それはちょっと面白いな。自分の家から二人も重要な役職に就けるとは」
男は手を上げ、握手を求めるように手を差し出した。
「こういうのはどうだ? 五つの家で共同して王座を管理する。それから、君の弟の作戦を手伝う人員を、俺が個人的に選出する」
クラヤミはため息をついた。
「分かった」
今はこれが俺にできる精一杯だ。
クラヤミは手を伸ばし、男と握手を交わした。
その瞬間、部屋が沸き上がった。
何人かの王族は拍手し、別の者たちはただ唾を飲み込み、不安そうに身じろぎしていた。
中には部屋を出ていく者までいた。
当主たちは黙ったまま、その表情には不信感が浮かんでいた。
ようやく……こいつらは俺の手の内だ。
フタオモテは、突然その場を掌握したクラヤミを見つめていた。
やがて彼も席を立ち、部屋を出ていった。
だが、一つの疑念だけが頭から離れなかった。
「……あの襲撃、まさかお前が仕組んだのか?」




