第13章:真実はさらに重くのしかかる
皆さん、こんにちは!
公開が遅くなってしまって本当にすみません!完全に時間を確認するのを忘れていました。
それにしても、マグナ対ダンテの戦いは最高でしたね!そして、今週の金曜日に初登場したタスクACT1も本当に美しかったです。
さて、今回はこのシリーズの今後の展開について、少しだけ先出し情報をお届けします!
現在、**第2巻を執筆中**です。まだ具体的な内容については明かしませんが、第2巻ではシリーズの第2アークが始まる予定です。
そして第1巻についてですが、現在進行中のアウトポスト編が終了すると、物語全体の約半分が完結することになります。
皆さんにそこまでたどり着いてもらえるのが本当に楽しみです。というのも、今回のアークの次に控えているアークが、個人的にとてもお気に入りだからです!
ちなみに、『Kibō no Hikari』の第3アークの正式名称は、**「シスターコロニー編」**に決定しました!
とりあえず、今回はここまでです!
皆さん、素敵な週末をお過ごしください!
何時間も通気ダクトの中を這い続けたように感じた。あの光景が、再びライゾの脳裏によみがえる。エリッサの言葉が、頭の中で何度も響いていた。
「お願いです……娘を……」
ライゾはダクトの中で立ち止まり、息を整えた。
どうする?
動こうとしたが、疲労が重くのしかかっていた。荒い息を吐きながら、次にどうするべきか考えた。
やっぱり、みんなと合流するのが一番だ。自分の命を危険にさらすわけにはいかない。いや、子供一人のために命を懸けるなんて無理だ。俺が死んだら、結局みんな殺されることになる。
ライゾは手を動かし、再びダクトの中を這い始めた。しかし、あの言葉が頭から離れなかった。
ライゾは顔を上げた。視界がぼやけ始めていたため、目をこすった。
その瞬間、目の前に別の人影が現れ、ライゾは思わず後ずさった。
その姿は影のようで、輪郭はまるで骸骨のようだった。突然、その頭部が開き、強烈な光がライゾの顔を直接照らした。
ライゾは悲鳴を上げた。いくつもの映像が、頭の中を駆け巡った。
泣き叫ぶ子供たちの記憶。
お願い、もうやめて……
頭が……
ライゾは髪をつかみ、頭を抱えながら崩れ落ちた。呼吸が荒くなり、やがて突然止まった。
再び、ダクトの中に静寂が満ちた。
今のは、ただの幻覚だったのか?
ライゾは何とか体を起こした。何も話さず、何も考えず、ただ自分の手を見つめていた。
見てみろ。お前もあいつらと同じだ。自分だけは違うと思っていたんだろ?
ライゾはその考えを振り払い、首を横に振った。
本当の目的を隠すことはできないぞ、王よ。認めるんだ。お前は根っからの王族なんだ。
ライゾはもう一度首を振り、意志を貫いた。
たとえ頭ではそれを受け入れたとしても、体はそうならない。たとえ俺が王族だとしても、あんな王族にはならない。
何時間も這い続けた末、ライゾはようやく別の出口を見つけた。
カバーを蹴り開けると、凍えるような冷気が一気に流れ込んできた。ライゾは震え始めた。
くそっ……コートなしじゃ、これは厳しいな。
寒さで指先の感覚が徐々になくなっていったが、ライゾは無理やり前へ進んだ。吐く息が白く漂う中、もう一歩踏み出した。
パキッ。
ライゾは横を見た。
隅に奇妙な塊が置かれていた。気になってしゃがみ込み、確かめようとした。触れた瞬間、大きな欠片が崩れ落ちた。
その光景を見た途端、ライゾは凍りついた。
周囲の空気よりも、自分の肌のほうが冷たく感じられた。
それは瓦礫ではなかった。
丸くなった状態で凍りついた人間だった。
ライゾは口を覆い、よろめきながら後ずさった。そのとき、再び何かが割れる音がした。
ゆっくりと振り返った。
近くには、もう一体の凍りついた人影が座っていた。
今度のものは、ずっと小さかった。
赤ん坊だった。
ライゾは叫びそうになったが、必死に声を抑えた。しかし、もう耐えきれず、背を向けて吐いてしまった。
涙が頬を伝った。
落ち着きを取り戻したあと、口元を拭い、ゆっくりと扉を開けた。
本当に暗いな。これなら監視カメラにも映らないだろう。
ライゾは右へ進んだ。通路には、さらに多くの冷凍室が並んでいた。
人々にこんなことをしていたなんて、想像もしなかった。こんなふうに苦しめていたなんて……。
ようやく冷凍室の並ぶ通路を抜けた。左手には牢屋が何列も続いており、その一つ一つに囚人が閉じ込められていた。
ライゾは中へ足を踏み入れた。
何百人もの囚人が、牢屋に閉じ込められていた。
ライゾは一番近くの牢屋をのぞき込んだ。やせ衰えた男がこちらを見つめ返した。目が合った瞬間、男はびくりと体を震わせ、身を縮めた。
ライゾは錠前を殴りつけ、牢屋の扉を開けた。
男は再び体を震わせ、さらに激しく震え始めた。
ライゾはただ彼を見つめることしかできなかった。その目には同情が浮かんでいた。
お前に何があったんだ? お前は本当に、あの農民どもの手助けをしているのか?
ライゾはその考えを振り払った。
彼は膝をつき、ゆっくりと男に手を差し伸べた。そして、無理に弱々しい笑みを浮かべた。
男の目が大きく見開かれた。ためらいながらも、彼は手を伸ばし、ライゾの手を取った。
ライゾは男を立ち上がらせると、さらに三つの牢屋へ向かい、中にいた囚人たちを解放した。
「聞いてくれ」
ライゾは彼らに告げた。
「ここにいるほかの囚人たちも全員解放してほしい。出口は冷凍室の向こうにある。奥のほうに通気ダクトがあるはずだ。子供がいたら、目を覆ってやることを勧める」
「ほ、本当に信じていいんですか?」と、一人が尋ねた。
「信じてもらうしかない」とライゾは答えた。
「どうして信じなきゃいけないんだ?」と、別の囚人が尋ねた。
「だって、俺たちの牢屋を開けてくれたのは、この人が久しぶりだからだ」と、誰かが答えた。
突然、警報が鳴り響いた。
部屋中が赤い点滅光に包まれた。
本当にここに留まっていていいのか? 逃げれば、戻ってきてキキを助けられるかもしれない。それなら……
突然、あの人影の姿が脳裏をよぎり、ライゾは我に返った。
だめだ、またか……。
「急げ! 冷凍室へ向かえ! 奥のほうに通気ダクトがあるはずだ! 走れ!」
ライゾは叫んだ。
あの幻覚に、こんなにも早く影響されてしまったのか?
囚人たちは一斉に走り出した。ライゾもその後ろに続き、彼らを守りながら冷凍室へ入っていった。
そのとき、警備兵たちがこちらへ全速力で駆けてくるのが見えた。
最後の囚人が中に入ると、ライゾは扉を勢いよく閉め、警備兵たちに向き直った。
今のも、俺の頭の中だけのことなのか?
一人が突進してきて、拳を振り下ろした。ライゾは左へ身をかわした。警備兵はすぐさま次の攻撃を繰り出したが、ライゾは右へ滑るように避け、そのままアッパーカットを男の顎に叩き込んだ。警備兵は床に倒れた。
二人目の警備兵が金属の棒をライゾの腹に振り下ろした。ライゾは武器を受け止め、警備兵を自分のほうへ引き寄せると、拳を叩き込み、地面へ吹き飛ばした。
突然、さらに多くの警備兵が押し寄せてきた。
ライゾは攻撃しようとしたが、負傷した肩が耐えきれなかった。
全身に痛みが走った。
そのわずかな隙で十分だった。
炎の塊が、ライゾに真正面から叩きつけられた。
その衝撃で、ライゾの体は後方へ吹き飛ばされた。
くそっ……またあいつか。
ライゾはすぐさま立ち上がり、通路の反対側へ向かって全力で走った。呼吸はどんどん荒くなり、足は止まるよう訴えていたが、それでも無理やり走り続けた。
突然、行き止まりにたどり着いた。
ライゾは迫り来る警備兵たちを振り返り、それから左側に目を向けた。
そこには巨大な牢屋があった。
中では、一人の男が鎖で吊るされ、口には猿ぐつわをはめられていた。
まあいい……やるしかない。
ライゾはためらうことなく牢屋の扉を破壊し、男を拘束していた鎖を引きちぎった。
囚人は床に崩れ落ちた。
その瞬間、警備兵たちがようやくライゾに追いついた。
ああ、くそ。これはまずいぞ。
ライゾは拳を構えた。
そのとき――
部屋中に笑い声が響き渡った。
深紅の閃光がライゾの横を駆け抜けた。
それは警備兵の一人を貫き、彼を床へと吹き飛ばした。
牢屋にいた男が、ゆっくりと立ち上がった。体を伸ばし、巨大なあくびを一つ漏らした。
男は牢屋から出ると、鎖の一つを壁に向かって投げつけた。髪が顔の大部分を覆っていたが、その目には好奇心が浮かんでいた。
男はライゾの前まで歩いてくると、片手を上げた。
「おい、王族の腰抜けども。俺の恩人にこれ以上手を出してみろ。俺、キト様がお前らを全員ぶっ飛ばしてやるからな」
こいつ、キトって誰だ?




