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ゴブリン可哀そう
「これほど執拗にゴブリンを痛めつける必要はないのでおかしいな~...なんて...」
あ。
確かに、と思いゴブリンの死体を見る。結局あの後も効率的な討伐の方法を探して残りのゴブリンに試したのだ。
1匹は両ひざが砕かれ、鼻がひん曲がっている。
ほかのある1匹は頭に相当な打撲痕。
またある一匹は、股間を前から殴られたのか、金的に見るもおぞましいダメージを受け、一発KO。
はたから見れば、ゴブリンに相当恨みのあるやつがゴブリンを残虐に殺した、という具合だ。これはやばい。
「ははは...すいません。これ、どうにかして効率的に倒せないかと模索しながらやったもので...」
「それでもこんなことは普通しませんよ...あなたも男の人なら少しくらい遠慮とかないんですか?」
「はい...」
思いもよらないところでお叱りを受けてしまった。気を付けよう...
まだ晩御飯までちょっと時間があるので、新しく受けれるようになった依頼を受ける。
「すみません。これを受けたいのですが...」
「ああ。少々お待ちください。」
そう言って何やら数字を書かれたメモ用紙みたいなものを渡された。
「これは...」
「それは依頼主の住所と会える時間を書いたメモです。基本的にこのような依頼は冒険者がその依頼者のもとに行って打ち合わせをするんですよ。」
なるほど。




