ヒューゴの謝罪、アイヴィの感謝。
このページだけは500文字未満と短いです。
段落を分けたくて区切ったのですが、流石に短かった。
アイヴィに寝るのを、もうちょっと我慢してもらえば良かったですかね…。
その日の夜、ヒューゴが私の元へと訪れた。
アリソン殿下に私が倒れたことを伝えたのはどうやらヒューゴだったようで、今日、彼が来ることも知っていたらしいヒューゴは私に『謝ってもらえた?』と聞いてきた。
私は、こくりと頷く。
「ごめんね。アイヴィにこんな思いをさせちゃって。」
「ヒューゴのせいでもない。」
「うん。ありがとう。」
アイヴィは優しいね。
そう言って、私の頭を撫でるヒューゴ。その手付きは、相変わらず優しくて、つい安心してしまう。
うとうとし始めた私に、ヒューゴが『横になっていいよ』と声を掛けてくれる。私はその言葉に甘えて、起こしていた上半身を倒した。
今にもくっついてしまいそうな瞼をなんとか開かせ、私に布団を掛けてくれている彼の名前を呼ぶ。
「ヒューゴ。」
「ん?どうしたの?」
「…ありがとう。」
何に対しての感謝なのかと聞かれれば、一番はやはり、私のことを想って怒ってくれたことだろうが、彼にはその他でも色々と感謝していることがあった。
「…いつかアイヴィが笑える日が来るといいな。」
現実と夢の狭間に居る私の耳に『おやすみ』と穏やかな声が届く。その声を最後に、私の意識は夢の世界へと手放された。




