Bird eighth view [crimson bullet]
3日目午後
「え?ハヤト?ハヤトなのか!!」
「そうだよ!!」
「ここまでこいよ!!」
「は?高すぎだろさすがに!!」
「いいから!!早く!!」
「わかったよ!!」
壁に立てかけてある梯子に足を掛ける
AGIにはそこまで振っていないので早くは登れないが確実に一歩一歩登っていく
ついにあと一歩のところまで来る
そして一番上まで登りきりソーマがいるであろう場所に目を移す
「ソーマ!!」そこにいたのは紛れもなくあいつだった
「やっと会えたな、まあ三日ぶりだが」
「お前はもうあの食人鬼...Jack the Ripperの能力についてわかっているのか?」
「ああ、俺ももう手に入れている...それとあいつの名はUNAと言うらしい」
「そうか...300人ぐらい既に殺られたと聞いたが本当か?」
「あいつはなんでもベラベラ喋るな」
「まあ同じ日本人なわけだしいいんじゃない?」
「でももし他の国に聞かれていたらどうする?」
「まあ...」
「あとそれとウナといったがそいつはリーダーなだけだ」
「!?」
「つまりあいつらは集団なんだ」
「じゃあここを守るのは必須だな」
「ああ建物を手に入れられるのは一気に他国に差をつけられる」
「なあ...俺たちの陣営もここに全員集めていいか?」
「ああもちろんだ、てかお前リーダーなの?」
「あ、うん」
「意外だな自分から引き受けるなんて」
「大変だな前に出るのって、お前の気持ちがよくわかったよ」
「はっ、今更だな」
こいつは本当に変わらないと思った
イケメンだし
頭いいし
運動もできて
ゲームもうまいし
身長高いし
本当みんなの憧れの的だと思う
正直こいつの弱点は見つけられない
「そういえばお前の能力ってなんだ?」
「見たいか?」
「ああ」
「分かった」
次の瞬間詠唱を始める
「KIND MAN」
「ANSWER IS IN CADAVER」
手の中に現れた赤い銃弾を先端が手のひらに食い込む形で握りしめる
『OVER MIND CRIMSON』
あのUNAというやつより詠唱が長かった、それだけ強力なのだろうか
「ついでに周りにいる食人鬼の集団をやっておくか」
突然ソーマが手を水平に振った
次に真紅の弾丸が手の通過したところに現れ上空に飛んで行った
そして森の中から20以上の人間の断末魔が聴こえた
「これが俺の能力」
「スポッターとオートバレットだ」
は?いやいや?なろう系の主人公ですか?
「強すぎない?」
「まあ死なないで済むならいいかなって」
「まあいいや...明日うちの陣営が城跡に総出でここに向かうからそれまでに色々準備しておいてくれ」
「了解!!」
帰宅中
あいつずるいなあ
俺ももっと強い能力欲しかったな
望遠鏡とか偵察ぐらいにしか使えないよ
あれは覚醒系だろうから俺も少し期待してもいいよな...
「気にしても無駄だよな!!とりあえず今は帰ろう!!」




