29頁:Children love girl
タイトル翻訳:子供大好き少女
多分今回少々短い。
ごめんなさい。
「ね、ねえ……そこに入るの?」
ロビ君は目の前の古ぼけた小さな屋敷を指さした。
「? ええ、入りますよ。」
「そ、そこさ…」
「?」
「お化け屋敷って言われているんだけど…」
可笑しいですね。魔なるものがお化けが怖いだなんて…
僕は一度溜め息をつき、ロビ君から目を離してドアノブに手をかける。
「…所詮は噂でしょう。それにここは僕の私物です。」
「まじか!?」
「おーまじ。なぁに、きらきらしていて酸素が薄いところへ無理に足を進ませなければ安全だぞ。」
「…進んだら?」
……、…僕は多分一日で戻れますが……、他の人となると…かなり強く図太い神経してなくては多分…
「永久に死体も見つからず謎の行方不明、ですね。」
「…心底行きたくないんだけど。お化け屋敷だし…」
「確かに稀にお化けいますが…無視でもすればいいのですよ。」
「無理だよ!?」
「? どうしてですか? 同じ種類だと思うけど。」
「オレお化けとか怖いんだよ~…」
……………………………似ているのにな。
僕はどうしても、彼が馬鹿馬鹿しく見えてきてしまう。
似ている者なのに…どうして怖いのでしょう。変な奴ですね。……しかし彼は心底、入るのを拒否しているように見えているので、…仕方ないですね。無理強いをしたくありませんし。
「……ずっとここにいたらどうです?」
「ぐほっ……い、いま言葉のナイフが心臓へ~……」
「?」
僕は首をかしげてしまう。
どうしたんですかね。我ながらいいアイディアだと思うのですが…、苦しそうですし、やはりここで彼を休ませて行きましょう。
「そこら辺で休んでいてください。」
「え…それって…おいて行く気なの…? ひとり…!?」
「おいて行くなんて人聞きの悪い……子供じゃないんですから。休憩位一人でしなさい。」
心底いやそうですし、なんか胸を押さえているじゃないですか。病弱そうな人、連れて行けませんからね。心配です。それに、急に倒れたとしても困りますしね。僕だったら多分最悪窓から彼を落としますからね。危ないんですよね~…。
「そ、そうだぞ、子供じゃ…」
「ですよねぇ? んじゃあ、平気ですよね?」
……いやぁ…そんないじめてくれオーラださなくても…ねぇ?
僕はにこにこ笑う。
最近笑う頻度が多くなりましたねー……、あは、これも皆さんのお蔭ですね。
「え、いやあのちょ、え~…」
「待ってて下さいね。ちょっとの間なんですから、大人しくしててくださいね。」
「え、あうん…」
「それでは。」
†
そして階段を登り切った時でした。
「ぬわぁぁぁぁんん!!! 待ってええぇぇぇえ…!」
ロビ君が来たようです。
まったく…どうしたんだか…
「へぇ…ぜぇ……ぜぇ……アンタむっちゃ早いし!」
「…やはり休んでいた方が賢明では?」
「一人なんてやだっ!!」
「ま、ま、まぁた子供みたいな事言って…」
「もう子供でいい! こんなお化け屋敷の前でおいて行かれるくらいなら子供でいい!」
「ひ、開き直りましたね…」
と言うか、ここはお化け屋敷ではないと言ったはずなのですが……、噂を信じてしまう、というのはきっと人の個性なのでしょうね…。…あ、それ以前に彼人じゃなかったですね。人じゃなくてもきっと、噂を信じる…噂とは末恐ろしい物です。
「あ、めんどうくさい……行くぞ。」
段々開いて相手にしている自分が面倒臭くなったので、とりあえず目の前のドアを開ける。
「…ドアを蹴り破るなんてお行儀が悪いぞ。」
「無礼講です。誰もいないのですから、自由開放的でも構わないでしょう? それとも、誰もいないのに猫を被り、美しくある方が変だと思いますよ。それではいつか、体調を崩しますよ。」
そんな生き方は、とてもつらいだろう。本来の自分を見せず、誰にでも優しく、美しく…なんて、悲しいんでしょう。疑心暗鬼、というのはとても辛い物ですからね。
僕は、部屋に入り、左側の本棚の真っ黒な本を取り出す。すると、ゴゴゴゴゴ、と音を立てて本棚がずれた。そこには下へと続く螺旋階段だ在ります。
少々、在り来たりかと存じますがね。しかし遊び心と言う物がですね…ここはこうするべきだ、と思ったのですよー。
「…ん? …え…オレは…?」
「あ? あー…貴方は人ではないでしょう。」
「おうふ」
「? 事実を口にしただけですが?」
「…非人道的だ…少なくとも前の契約主はオレを人間扱いしてくれたのに……」
「その人はその人。僕は僕。あと、貴方が人間でしたら、僕は貴方に興味を示しません。それに、僕は例え見た目が人だとしても、それは違う。僕は中身が大事なんだ。」
「たとえ中身が酷くても?」
ロビ君は僕をうさん臭そうな目で見てきます。
……まったく…、……ここは一言…いや、僕がなんであるかを語ろう。幸い・・、地下へ行くにはそれなりの時間が必要ですからね。
「ロビ君」
「うん?」
「少々長くなるが…いいかね?」
口調を改めてロビ君の目をじっと見つめる。
琥珀色ってさ……すごくおいしそうなんですよね。まるで蜂蜜です。しかも、真っ赤な瞳にその上から琥珀、ですからね。とても美味しそう極まりない。
「うん…いいけど。」
「それでは話そうか。僕と言う物を………」
「ああ。」
「僕はね…元々人間が大嫌いだ。嫌いすぎるんだ。けれども、僕が人間で好むものがあった。」
「それ、は?」
ロビ君はこてりと首をかしげる。
まったく……それぐらいも分からんとは…情けない。
「子供だ。」
「は?」
「子供だ。あの、愛くるしい瞳! 汚れなき純な眼! 特に注射が嫌いだと言う所が、また愛らしい! 特に天使の帰る町ではふりふりな服を着ているのだが…それが可愛いのなんの! くるりと振り向く時にふわりと舞い上がる髪とかスカートとか! すごいかわいい! 他にも東のところは一段と可愛らしいんだ! らんどせる、という背負う方の鞄を着用している所も可愛らしいんだよな! 女の子はいいものだ! 男の子もかわいいのだがな、あの、ふわふわさらさらな髪! 転んだ時に男は泣かないんだ、と涙目で言っている姿がこれほど可愛い物か、と言いたくなるもので「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 ……なんですか?」
高揚していた気分が一気に氷水の中に入った気分だ。
彼の方がよっぽど非人道的なのですが。
「……オレは子供の話を聞いて舞い上がる神なんて初めて見た。」
「そうですか。話に戻っていいですか?」
「………………あと五分で終わらせろ。」
「はい。」
きゅるきゅるきゅるきゅる…
五分後ー…ポロッポー
「と言う訳で、僕は中身が大事なんだ。」
「…お、おう……」
「可愛らしい人が好き。だけどタイプ的に言えば好きになったらそれが好き、になります。」
「お、おう……」
…なにが『お、おう…」なんですかこの野郎。
「…どうしたんです? 先程から『お、おう…」しか言ってませんよね。」
「子供の話と、なにかをいじめるときにはアンタ笑うのね。」
「…当たり前でしょう? ま、君も先程子供でいいもんね、と言いましたので…」
「ん? なんでじりじり寄ってくるのー?」
じりじり…
「ふふふ…なあに、ただナデナデするだけ…」
「いやだ!」
「大丈夫ですよ…むしろ気持ちいいぐらいなのですから…ていっ・・・捕まえましたよ」
「ぎゃぁぁぁぁ! ……あ、気持ちいい」
「でしょう?」
「僕はロリコンではないですよ?
ただ…純粋可憐な物が好きなだけですから。」
…とのことです。
ちなみに、ラトちゃん見た目は子供なので、普通に混ざって遊んでます。たまにサッカーとか。
ドッジボールは何故か苦手。反射神経いいのにね。ほのぼのですね。
「ドッジボールってさ…子供にボールぶつけるなんて僕には無理だ!!」
らしいです。
おままごと、やる時は大抵は旦那さん役だったり。人形遊びは少々苦手。どうすれば良いのか分からないらしい、おままごとやってるのにね。
たまにマリオネットなどを使って、人形劇場をやる時がある。その劇は人気は高い。
人魚姫とか、マッチ売りの少女とか、フランケンシュタインとか…あれ? なんか鬱系多くね? で、でもまあ、多分シンデレラとかやってるだろうけど…本人は多分嫌々。シンデレラはあんまり好きじゃない。
「シンデレラなんて…たった一夜にして恋が叶う訳ないじゃないですか。叶ったとしても、きっとうまくいくわけがない。………魔法使いは好きですが。」
とのこと。
白雪姫は
「……王子とは結婚してほしくなかった。だって死んでいるでいてもいいから貰う、とかないわー…しかも白雪姫、7さいらしいですからね。白雪姫、起きた時どう思ったんでしょうかね。王子、ねくろふぉびあにもほどがありますよね。王子は基本的に嫌いかな。お妃さまは可哀想。小人と結婚すればいい。というか小人が凄すぎる。何回も生き返らせるとかすごいと思います。と言うかですね、王子君は最後に唐突に登場し、白雪姫と結婚するだけで他には何もしていないんですよ? いやですねえ。王女が「仮死状態」であると知らず「屍体」であるという認識にも関わらずもらい受けたんですよね。いやです。反吐が出ます。もしも仮にここに王子がいたら殴り倒しますね。初対面とか関係ないです。」
とのことなので、色々、改変したりしなかったり。
…ラトちゃん、白雪姫の元の事を色々調べた事が有るっぽい。
嫌い、と言うからにはとことん調べて嫌いと言う子。…若干嫌味込ね。
シンデレラは単に非現実的すぎるとの事。
そして絶対にうまくいかないとの事。




