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不思議の国の星が煌めくその夜に  作者: 黒猫
第二章 涙の池
35/37

30頁:Summoning★

タイトル翻訳 『召喚★』 です。


みじけえ(^ω^)

そして更新少し(?)遅れたかも。

許して。




「…………………あのー目的地はここなのぉー?」


 目の前にある魔法陣やら魔法役やらの如何にもな怪しいここを人差し指で示すロビ君は絶望的な顔色を窺わせながら僕に聞いてくる。

ばかですね。ここ以外にどこがあるって言うんですかね。

 もちろん、そんな皮肉じみた言葉は仕舞い、はい、とだけ返事をする。


「オレ帰っていいー?」


それでそんな笑顔だったんですね。きっと怖いのでしょう。しかし後戻りは許しません。


「…逃げる気ですか。許しません。」

「なんでそこだけ勘がいいんだよ!!」

「神ですから。」


 そんな芝居文句のような言葉を淡々と口に出す。

大体だな、僕は元々感がいいぞ。


「あのね…」


 何か言いたそうにしているロビ君の言葉を無視して僕は、こういった。


「君が言ったんですから。僕君には優しい方ですよ。君がもしも精神的に…まあ子供らしさが少々欠けている気もするが…子供でなければ今頃蹴っていますから。」


 脛にね、と付け足す。まあ事実、僕は少々口が悪いと思うが…直そうと思えばいくらでも直せる。

ただ直したくないだけで…だって口が悪いの少し便利ですし。口喧嘩とか…ね? 負ける事は滅多に無いのですよね。


「なんだか、アンタの考えてる事が分かったような気がした。」

「…態々口に出さなくてもいい。」

「おお! 神様みたいな口調!」


みたいなってんですか、みたいなって。神様なんですけど…あとどこが神っぽいのか解せぬ。


「まあ、とりあえず、そこらへん……隅っこで縮まっていて下さい。」

「扱い酷くね!?」


………………………安全の為に言っていると言うのに。ま、いいや。

 僕はロビ君を冷ややかな目で見る。

馬鹿じゃないのかな…


「…うっ……分かったよ…」

「ん、安全第一。」

「…………………………」

「ん?」

「イイエナンデモ。」

「ふうん……まいいけど。」


……怪しい。

 僕は横目でロビ君を見ていたが、魔法陣に目を戻す。

あの変人変態コンビ野郎を呼び出すのか…花が欲しい。黒ウサギ君のメアリ・アンさんとか…がいいなぁ………あ、ダメですね。

あの子はあの子が許してくれても、黒ウサギ君が決して許しませんだろうし。あの子、一回チェシャ猫()がメアリさんを攫ったときこっちに思い切り、問題を押し付けてきたんですよね。

アレは許せん…、今でもあの国行った時は心底険悪感兼面倒臭かった。おっと…そんなこと(昔の事)より、呼ばないと暗黒街に入れませんからね。バックアップとか、サポートが足りてないと言うか……むう…。


「ロビ君、君に一つ、芸を見せてあげよう。」

「芸?」

「そ、見てて聞いてて。」


 魔法陣の中心に立ちばっっと、両手を広げる。そして高速詠唱を唱える。その際にロビ君にも聞こえる様に時間を遅くする。

これで詠唱の言葉が聞こえるでしょうね。



『風が()を呼ぶ。遠く声がした。


誰の声? いいえ、誰の声でもない。


きっと風の声。 』



 第一章完了。どこからか風が吹き抜ける。清々しい高原の匂いを乗せて。



『そう、()は夢を見た。どこまでも青い蒼穹の夢。


崩れる事は無い幸せ。けれども、それは所詮夢。


本当の幸せは何処へ? 』



 第二章完了。ふわりと僕は宙を浮く。そして瞼を閉じれば青い空が見えた。



『暗い暗い街の中。()はただ一人黄金の目を輝かせる。


歩む足はとどまる事を知らず。只々街を駆け抜ける。


その最期は… 』



 最終章完了。さて、目を開ければ…


「……相変わらず美しい…」


 初めに映ったのはぴんくいろをした物体。

へぇんたいだお★ ……今何かが乗り移った。怖い怖い。

 次に映ったのは銀色。帽子がある。


「ひゃっほぉぃぃぃぉぃっぃぉぉぉお!!!! 久しぶりのシャバだぜぇぇぇぇぇええ!!!!」


ここはしゃばではない。室内です。


「……」

「な、なあ…ますた、こいつらだれ? こわいんだけど。」

「嗚呼、僕も怖いさ。後この子たちは……めんどいや、自己紹介でもしてろ」

「ぶん投げっ?!」


嗚呼、ぶん投げさ


うーん…まあ一応ぶっ飛んで最終回的な? ルート分裂時的な?

そこら辺はもうね、出来ているのですよ。

うん、この…暗黒街の奴終わったらどうしよう、が本音です。

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