27頁:Nobody room White Rabbit Side
白うさぎ視点~で~す。
…みじけえ。
そして少しばかりの…否、かなりのシリアスである…。
今日はラトを見かけていないな、ふとそう思ったことが始まりだった。
こんこんこんっ
「あ、あの~ラト、入っても良いですかー?」
扉を叩いてそう言う。ですが扉の向こうから一向に返事は来ません。
どうしたんでしょう…
嫌な予感がした。僕はすこし、心配になり失礼だと分かっているが、扉を無断で開ける。寝ていたら土下座でもしよう。
「!!」
しかし、嫌な予感程当たる、と言うのは事実で。
「ら、ラト……」
その部屋の中には誰もいなかった。ただ、開いた窓から風が部屋の中に入り、雨の匂いがした。
また…また消えてしまったなんて…僕は…僕は、貴方に何を、したんですか?
「何かひどい事をしたのなら、僕は謝りますから…どうか、どうか戻ってきてください…!」
自分でも分からないが、そんな事声に出してしまった。
情けない。なんて情けないんですか…………今度、今度貴方を見つけたら…二度と、繋いだ手を離しません。もしも、離してしまったら…貴方が今のように消えそうだから。
「自由開放すぎますよ…貴方。せめて置手紙の一つぐらい…」
情けない声が出た。震えてて…まるで今にも泣きそう。
ああ、嫌ですね…こんなんだから。きっと…僕はヘタレなんでしょう。捜しに行けたら…ですが、彼女のいくところはほぼ危険地帯なんですよね…帰ってくるまで………どうして待たなくてはいけないのですかね。何だか馬鹿馬鹿しく思ってきました。よし、捜しに行こう。
この後、僕がラトが出て行ったので探しに行きます、と言ったら皆目が血走り、旅に出る準備をしてきたのは…いうまでも…あるのだろうか。
誰もいない部屋、と英語で翻訳してみたら、タイトルになった。
誰もいない部屋ですが、シロ君います。
うん、悩んだんですけど…まあ許して下さい。




