25頁:Asopasomaso
一句書きました。
どうしようか。
風邪気味なんだ。
雨の所為。
では、本編どうぞ。
「あ、ジオ君、ロデン、これ、報告書と回答の資料です。」
それなりに太い資料やら報告書を渡す。
「おお……すごいな。」
「ありがとうね、チャールズ。」
「うんうん…僕頑張ったんですよ。もっと褒めてほしい位ですよ。」
僕はコクコクと頷く。
本当、報告書はほぼ歩きながら前に気を付けながら作ったんですからね。資料も同じように。
「よくがんばたわね~!」
「よくがんばったな! えらいえらい」
「……僕子供じゃありません。あと、もっと褒めてほしい位です、ってのは比喩表現ですよバカですかなんで真面目に受け取るんですか。と言うか貴方たちを馬鹿にして何が悪いんですか? 事実貴方たちバカですよね。僕より頭悪いですよね?というかですね、ジオ君貴方いい加減煙草辞めなさいって言っているのに止めてませんよね? 身体に悪いのですよ落ち着くのはニコチン中毒やただの俺カッケー的なやつだから止めてくださいよね黒眼鏡野郎。あとロデン、貴方も貴方で僕の見えない所で煙草吸ってますよね刺しますよばぁか。それくらい察してくださいよバァカ。蝋人形にしますよ。
というか…刺 し ま す よ」
そこまで言うと僕はため息を吐く。
この人達大人げないと思うです。なんなのさ。ロデンに至っては男でガリガリに見えてマッチョのくせしてオネェ口調ですし、ジオ君はそれなりに修羅場やっているのにヘタレですし。成人していて修羅場を超えてきたとはとても思えません……大人っぽいところ一つも見たことありません。精々大人っぽいのは見た目だけですよね。なんなんですか、嫌味ですか、てか嫌味ですよね。見た目が子供な僕の事にバカしてますよね。嫌味すぎません?皮肉ですか?なんなんですか?腹が立ってしょうがないのですがなんなのですか。
「「すいませんすいませ本当すいませんすいません」」
「ふん…」
「……チャールズって…質の悪い根暗の毒舌よね…」
「刺 す ぞ。あ”あ?」
「すいません」
「………いや、悪かった…な。 あと煙草出来るだけ止めます。」
「うんうん…よろしいのです。」
再度僕はコクコクと頷き、ジオ君の頭をポンポンと撫でてみる。それから、横目でロデンをみる。…冷ややかな目で。
「…ごっめんってぇぇぇ…!!! 許してちょうだいよぉぉ…」
「えー…どっしよっかなー…」
「物凄い棒読みで言わないでくれる? 許してくれる気更々ないでしょ。」
「うん、ないぞ。」
「うわぁ……」
「?」
どうしたんですかね? 正直に言っただけだと言うのに。
僕はうわぁ、の意味が分からず、首をかしげる。
「…悪気が無いから尚更たちが悪いわ……アタシまだ腰が痛いのよ…」
「僕の高速詠唱魔術が効いていないとでも?」
「…………すいません腰ならぶっちゃけむしろ良いくらいです嘘ついてすいません」
「………………むう……仕方ないな、ロデンは。」
「ごめんって………あ! そう言えばね、アタシお土産買ってきたのよ!」
「………ふう………今度は何を買ってきたのですか。」
ロデンが買うお土産は心底頭を疑いたくなるような物ばかり……一体今度は何を買ってきたんですかね。正直怖いです。
僕は一歩ロデンから下がりながら、じぃっと、睨む。
「…猫っぽいわね。って…そうじゃなくて…これこれ!」
「…何ですか、これ。」
渡されたのは書店によく『カバーはお付けしますか?」なんて聞かれちゃう、薄茶色のカバーがついている二冊の辞書サイズの本でした。
とりあえず、捲って見ましょう。
『♪アソパソマソと学ぶ! 料理編♪』
「……あそぱそまそ、と…学ぶ……料理…編……?」
は?
ちょっと信じられなくなり、一旦本を閉じて、コメカミを押さえ、もう一回開く。
「…………………そりゃないよ、ロデン。」
見間違いなどではなかった。
なんだ、あそぱそまそって…なんなんだ…。
「えー? そうかしら? アタシとしてはナイスなチョイスだったと思うけど?」
「…………あのなロデン、アソパソマソって…ごにょごにょごにょのだぞ…もしもラトが知ったら、刺されるぞ。」
少し聞こえるのですが、途中から聞こえなくなりました。そしてロデンの顔が見る見るうちに蒼褪めて行きます。
……? 二人とも何話しているんでしょう? というか、僕が知ったら刺すって……???
僕は二冊目の本をめくってみました。
『♪アソパソマソと学ぶ! 宿題を忘れた時の言訳編♪』
「……………………」
僕はそっと本を閉じた。それからロデンを見る。
貴方…ロデン一体何を思ってこんなのを……てか、あそぱそまそってシリーズ物なのね。
「………ロデン。」
「お願い、刺さないで。せめて優しく殴って。」
「……貴方、マゾなの? あと、何その発言。気持ちが悪いです。」
「…マゾじゃないわよ。どっち勝手言うと、Sよ、S。」
「ふうん…そう見えませんがね。 優しく殴って発言とか。」
「……言い返せない自分がここにいるわ。」
「………僕もう帰る。さよなら。」
僕は後ろで何か言っている二人を放っておいて、早足になりながら玄関へと向かう。
早く家に帰って寝たい。明日はのんびり出来まするですからね。
†
「ただいま、メイラく……起きなさい、メイラ君。なに寝てるんですか。貴方門番でしょう。」
「ぐがー……ふぅ……ぐがー……ふぅ……むにゃむにゃ……かねぇぇ…」
「……起きて下さい、メイラ君。」
「ん~むにゃむにゃ…」
起 き ね え。なんなんですか、早く起きてくださいよ。
そう思ってたらメイラ君が槍を構えてきた。
は?
ちょっ、ちょっと理解が……
「んおりゃ~……ぐう……すう…」
「あぶなっ…」
槍を構えてきたメイラ君は攻撃してきて、僕は攻撃をかわすため、後ろへと大きく飛び跳ねる。
…あ、思い出した。この子睡眠を邪魔されると誰彼かまわず槍を振り回すんでした。昼の内は起こしても安全なのですが…夜になると危ないんでした。どこの小説だよ、と持った方も少なくないはずだ。多分。にしても、やっちゃいましたね、これは。
「……面倒臭いな……うわっと…あっぶねぇですね…」
再度後ろへと大きく飛び跳ねる。
……少しまずいな……まあ平気ですけどね。
「メイラ君の、給料でも下げますか。」
「へぁ!? 主人様~止めて下さいよー!……むに……ふうぐう……」
起きているのか寝ているのかはっきりしてほしい。一体どっちなんですか。
更に攻撃され今度は横へと避ける。しかしその際に腕を少し切ってしまいました。
「! メイラ君…貴方……槍に毒を塗りましたね。あれほど槍に毒を塗るのは止めなさいと言ったのに……言う事を聞かないとは、悪い子ですね。」
この毒はメイラ君お手製の毒です。ぶっちゃけ、鍛えてなければ即死、鍛えていればじわじわと死滅する。まったく、僕が毒に耐性があってよかったですね。それでも、多少腕がじんじんする。まったく、どんだけ塗ったんですか。
「Blue flower of prayer to erasethe poison」
腕をまっすぐ、あげる。すると薄く光る青い花が現れふわりと腕に巻き付く。
…この本って本当、ちーと的グッズですね。
毒消去中に何度かメイラ君が攻撃してきたが、そう何度もやられる訳にはいかないので、飄々とかわす。そしてついに毒消去が終わった。
「さてと、毒の消去も済んだことなので……お仕置きです。」
そこで僕はにっこりと笑う。
そうですよね? 言う事を悪い子にはお仕置きが必要ですよね? 悪戯っ子別に良いんですけど。これは完全別ですからね。
「今月、給料無しです。雇い主にまで手を出す何て……僕悲しいです。」
「ふぁいっ!!? すいませんすいません!! だから給料無しはやめて!!」
そんなことを言っているメイラ君に一言。
「ダメです。」
「そんなぁっ!? せめて下げるにしてえ!」
「ダメです。」
ダメに決まっているじゃないですか。バカですか。
「鬼畜っ!」
「ダ メ で す 。 有無は言わせません。拒否権なんてないですから。」
「うぅっ…」
「それから、貴方、槍に毒を塗りましたね?」
「ふぇっ!?」
「あれほど止めろと言ったのに何故止めなかったんですか何なんですか怒らせたいんですか? それと貴方いい加減夜になって起こすと危険その物を具現化するの止めて下さい良いですね?」
「ひゃ、ひゃいっぃぃ!!」
そんなお説教は約三十分間続いたんだとか。
†
「ただいま。げほっ…んっ…」
「お帰りなさい! で、ラト」
「……?」
「貴方ね…僕にタライをしかけまふうぇfづ!」
「は?」
何?
今シロさんなんて言ったの?
しかけまふうぇfづ? は? それ何語なんですか。
「……盛大に間違えました。たらし…じゃなく、イタズラを仕掛けましたね?」
「はい。」
また言い間違いましたね。たらしって。そこまで噛み噛みなもんなのですかね。……にしても、いたずら成功したんですね。やった。
「痛かったんですよ!」
「そうですか。」
そりゃいたいでしょ。タライが頭の上から降ってきたんですから。痛くないわけが無いでしょう。
僕は首を右に傾げながら手を合わせて、シロさんの目を見ながらこう言った。
「ごめんね。」
「………ば、ばからと。二度としないでくださいね。」
あ、惜しいところで、シロさんの思っていることが分からなくなっちゃいました。…と言うか、シロさんは何を言っているんでしょうか? いたずらの事なのか、タライのいたずらなのか……まあタライのいたずらでしょう。多分。
「はい。以後、(タライの)悪戯はシロさんにはしません。」
「……そうですね、やるのなら、血狂い辺りにでもやればいいと思います。」
「? そうですか?」
「はい。きっと面白い反応を見せてくれますよ。」
「よしやろう」
「なぜ即答なんですか……」
「ん? 人の反応や嫌がるところほど面白い物は無いでしょう?」
「考え方がサド過ぎません!? はあ……怖いですよ、その考え。」
その言葉に僕は首をかしげてしまう。
至極真っ当な考えだと思うのですが…怖いのですかね? 解せないです。
†
僕は自室に戻ってベットへダイブする。するとぼふっと、音がでて、少しばかりの埃が舞う。
……明日掃除しましょうか。
そんな事を思いつつ、ロデンから貰った本をめくる。例のあそぱそまそです。
ぺら
『☆準備☆
包丁
使えるか、よく切れるか、一度人間で試しましょう! ※証拠はしっかり隠しましょうね!
具材
食べられない部分は切り落とします。この時、時間があれば、ホームレスやマダオに与えましょう!
ガス
ちゃんと使えるか不安だったら、包丁確認をした人の腕とかを焼いてみましょう!』
これなんで発売できたんですかね。
僕はそっと本を閉じた。それから二冊目のほうも見てみることにした。
ぱら…
『パターン1
『先生!宿題が魔界に魔王退治に行っててまだ帰って来ません!』
パターン2
『先生、私は忘れてません。
皆が提出日を間違えてるんです。』
パターン3
担任抹殺。
パターン4
金。
パターン5
校長のヅラを利用して脅す.
後364パターンあるよ!!」
…………ダメです。見るのを止めよう。
僕は先程のようにそっと本を閉じた。
「本当、なんで発売できたんですかね。」
僕は一人心地に、誰に言うまでも無く、そっと小さくつぶやいた。
一句書いてみました。
タイトル翻訳
するまでもない。
だってアソパソマソだから。
久々に不思議の国のアリスみたら、
涙の池、と言う章が23ページから始まるのを知って、密かに絶句。
今からでも遅くない?
すこし変えるの、許してくれません。
すいません。
どうしてですかね、何だか気まぐれに書いたはずなのに書くのが楽しい件。
*「刺 す ぞ。あ”あ?」
キャラ崩壊ェ……
*「Blue flower of prayer to erasethe poison」
翻訳:毒を消去する祈りの青花
*アソパソマソ
モデルはあれです。自分の頭をもぎ取って、それを子供にあげる奴。
本に書いてあるの、いい子はマネしちゃいけないよ☆
国民的ですが、ぶっちゃけあれリアルに考えると怖い。私は好きですがね。
*ロデンの顔が見る見るうちに蒼褪めて
理由:対象年齢がやく5歳から8歳です。
もしもラトちゃんが子ども扱いされている、と考えてしまったら…と思ったからロデンさんは蒼褪めていたのです。
*メイラ君
本名:メイラ・リヴェ。13頁に少し載った子です。金の亡者です。なんちゃって門番です。
梅井
ルビ振れるかな?




