17頁:Summer of that day…
なお、この作品に出て来る、人物名や、団体、地名は大体フィクションです。
ご容赦ください。
君のいる世界は広いですか?
君のいる世界は平和ですか?
君のいる世界は…
世界にあなたはいますか?
自分を殺してはいませんか?
君のいる世界は
いつだって 広くて 平和で 優しいのに
そこに君がいないのでは
意味が消えてしまいそうです。
何にだってなれます。
君は何にだってなれます。
だって そんなに綺麗に泣けるじゃないですか。
君のいる世界は いつだって 君を想っています。
作者:Edowano・Busyure
『World・Eden』より
❅…†…❅
「|錬金せよ、魔術石。主砲――放て……!」
きらきらと魔術石が舞輝く。
…うぅ……魔力が…魔力の放出と共に魔術石は難しい…
そう思いつつ、少女は次の魔術へと魔術式を空中に描く。
「…おぉっとっとっと…ルイス様、お上手になってきたね!」
「誰がルイス様…!魔術回路複製再生、転回路諸共全展開。再検定…準備万端。…全主砲――放て…!!」
魔術式を発動し、グリフォン達へと爆弾投下。
チュッド―ン――――――!!!
「うわわっ!!!あっぶなっ!!今本気でやったでしょ!?」
「yes,そうじゃなきゃ、つまらないでしょう?」
「もー…可愛いから許す!」
「…不明だ。」
「この修行楽しいね!」
「そうですね。血狂いにしては上出来ですよ。」
「ツンツンデレ、キター―――――!!」
「はあ…はあ…アナタ達、体力無限何ですか……?!このハードすぎる、修行と言う名の練習、もうかれこれ…はあ…四時間近く続いていますよ…!?」
「「「狂い人で研究者だからかな」」」
「怖すぎですよ、アナタ等。あと…ルイス、貴方どっちとペア組んでるんです。」
「君とだよ?シロウサギさん。あと、僕の事をルイスと呼ぶな、叩くぞ。」
「すいません。」
どうしてこんなことになったかと言うと、約五時間前――――――。
『ルイス様!』
『ぶんなぐるよ?』
『すいません。折り入って話があるんですけど…』
『んー…?』
『僕は、強くなりたいんです!』
『そうかい。』
『だから、一緒に修行でもしません?』
『……………僕とやると、君絶対疲れるですよ?六時間は普通ですけどー?君平気ですかー?』
『やります!僕はもう弱いのは嫌なんです!だから、強くなりたい!』
『王道的ですね。いいでしょう。引き受けます。しかし、まず血狂いとグリフォンを呼んできて下さい。これも修行の一環です。』
にこにこ
『……え『あー…口ごたえは、やめろよ?僕に修行を申し込んだんです。それなりにやる気を見せてほしいですよ。』…………………』
にこっ
『あははー…』
『行って来い、です』
『はい』
と言う訳なのだ。………僕は一体誰に説明してるんだ。
まあ、いいでしょう。へるもんもへらないし。
「…ラトって…案外サディストですよね。」
「…そう?」
「「「うん。絶対にサディスト。」」」
三人…もとい、一羽と二匹にほぼ同時にいわれました。
「…………別に、僕はそんなんじゃないと思う。」
「ありえなぁいしぃ…」
「ありえません…。」
「同じく。ラトは絶対にサディストですよ。」
「………………………………悔しいかもです。…大体、sadistは性癖であり、誰もが人をいじめて楽しいな、とかじゃな「ラトはどう思っているんですか?」……うん?」
「楽しいな、快感、がないんですか?」
……………………えとね………ごめん、有るわ、それ。
勿論そんなことは言える訳もなく
「な、ないですよ?」
「ふぅ~ん…」
「……………………ぐちぐち言ってないで練習に戻りましょう。」
「ぐっ…」
やはり逃げたのか。
❅…†…❅
「…………………お疲れさまでした、シロ君」
僕は打っ倒れているシロウサギ君に声をかける。
「…………あい。」
…最近、シロウサギ君が可愛いと思ってしまう自分がいる。…ふぁざこんかな?
「いやー!楽しかったですねー!!!HAHAHAHAHA!!!」
「…無情すぎでしょう。それは言わない方が彼の為ですよ。命張って頑張った彼がかわいそうです。」
うん、凄い頑張ったよね、シロウサギ君って。まあ、僕達が規格外なのもあるかもだけどね…。
「いや、本人の前で言うキミもキミでしょ。」
「…………………うん、僕もぉつかれぇ…たよぉ…」
「君は突っ立ってる分いいほうだ。」
「えぇー?」
「………っつ…!」
突然猛突にドクンと、心臓が締め付けられるような感覚に陥った。
やばいやばいやばいやばいやばい…!!
僕は全力で自分の部屋に戻る。
「うあっ……」
痛い痛い痛い痛いイタイ痛い…!
苦しい。クルシイ。苦しい。どこまでもと。
「終わるなんて、許さない…!」
やりたい事も、やらなくちゃいけない事もまだ沢山あるんだ。
終わってたまるもんですか。
扉を背にずるずるとへたり込む。
「…っ…はぁっ………ぅあっ…!!」
そして涙が溢れ出す。
「うぁっ……ひっく…うぁぁぁ……」
見つからぬ言葉は嗚咽となって、弱弱しく漏れていく。
逢いたい。誰かは分からない。
何かを、忘れている。何かが、足りずにいるんだ。
思い出せない…それが、何で在ったのか。大切なもの、だったはずなのに。
分からないワカラナイ分からない判らない分からないワカラナイ分からない判らない解らない分からないワカラナイ分からない解らない分からないワカラナイ分からないワカラナイ分からない分からない!!!!
突然、目の前に淡い白色の人影が現れた。
「え…?」
僕は、思わず手を伸ばした。
まるで、愛おしい人に手を伸ばすように。
「らと…」
「あ…」
じくっと、頭と心臓が痛くなった。
思い出さなきゃ…!大切なものだったはずなんだ…!
「………………………君は…だれ……?」
そう、問うと、人影は消えて行った。
「……ずるいですよ………」
涙は未だ溢れ続けてる。
聞いた瞬間消えてしまうなんて…ずるい。
「ああ、解らないな……」
不意に、開いている窓から、冷たく心地いい風が僕の髪をなびかせた。
だれだっけ…君は……
心は虚無のように空っぽになっていた。
「……君は………夏のあの日の……」
Google翻訳『夏のあの日の…』です。




