3話 謎の動物
二日目
またいつもの日常が始まった。
本当に寝れた。
今でも異世界転生なんかじゃなくて夢なのではと少しは思っているのだが、どうやら本当に俺は異世界転生をしているのかも知れない。
今日からはやらないといけないことが何個かある。
これもスローライフのためだ。
1つ目は居住地を探すこと。
人などが近くにいる場所は争いごとが起きたり自分も巻き込まれたりするからだめだ。
そのためには俺がのんびり過ごせる誰も人が入ってこれないような場所にしないとだめだ。
2つ目は人間の街に行ってみること。
そもそも人間がいるのかすらわからないのだが異世界転生系の小説で人間がいない世界線はあまり見たことないのでおそらくいるだろう。
小説じゃないけど...
その他にも色々やらないといけないことはあるだろうが今のところはいいだろう。
また魔素量も回復している気がするから大丈夫な気がする。
早速家を片付けた俺は森の探索を始めた。
俺はまず、目の前に見え始めた山の方に向かうことにした。
なにか目指す場所があったほうが探索がしやすいからだ。
俺は森をひたすら歩いてゆく。
きのこ?
森の中には今まで見たことないような不思議な植物が広がっている。
なんだこれ。
これは何だ?
面白い形してるな
…
時間が湯水のようにある俺は見つけた植物を一つずつ分析してみることにした。
最初はどのように分析しようか迷っていたのだが分析する方法をついに見つけた。
それは見つけた植物をスキル「小説家」によって作った空間に持っていくだけだ。
それだけで「ステータス表示」に情報が提示される。
つまりスキル「小説家」で作った空間の中に入れることで分析することができるというわけだ。
俺はとりあえず見つけた3個の植物を分析してみた。
1つ目は表側は緑色の普通の葉っぱみたいだけど裏側はドラゴンフルーツみたいなよくわかんない色をしたこの植物。
名前はデラヴァサ草というらしい。
これは回復機能がある植物らしい。
もしこの世界に人間がいるのならこの植物で作っているのだろう。
すり潰してみたがあまりにも気持ち悪いため俺は使うことをおすすめしない。
よくゲームとかアニメ、小説でもこんな感じで視聴者に架空の存在しない植物とか物を「おすすめしないとか」、「使ってみたらいい」、みたいな感じで行ってくるがそんなこといわれてもどうしようもないような気がする。
ただ、今わかったことがある。
これはどうしようもないのだ。
一人ぼっちがここまでつまらないとは思ってもいなかった。
今までも一人ぼっちだったが少なくとも買い物に行って人を見たり、テレビできれいなお姉さん、イケメンイキリ俳優(男)、人生勝ち確子役、スポーツマン(チビ)を見たりくらいはしていたのだ。
でもここまで一人ぼっちだと知らない誰かに話しかけたくなるのも事実だ。
話を戻そう。
2つ目はこの巨大な茎と葉っぱを持った青色と緑色のよくわからないまた気持ち悪い植物。
セラヴィス草という名前らしい。
これはとてつもない毒を作ることができるらしい。
薄めることで効果を少しずつ弱めることができるそうだが、100%のセラヴィス草だと致死量すらオーバーキルしてしまうほどの毒が入っているそうだ。
どうやって調べたかと言うとここらへんにいた超デカいゴキブリみたいなやつににイッてもらっただけだ。(お空に)
そして3つ目はこの普通に草らしい色をした植物。
カリル草という名前らしい。
これを食べると様々なものを透視することができる。
透視したいものをよく見続けると透視することができる。
ただしばらくすると少し腹が痛くなる。
こんなときにビオフ◯ルミンがあればいいのに。
なんだこれ
リスか?
植物だけではない。
動物らしきものもちょくちょく現れる。
しかし、前の世界の動物とはぜんぜん違う特徴を持っている。
ときには気持ち悪い形をした動物や虫も出てきた。
猿と犬が合体したみたいな気持ち悪いやつが出てきたり、ゴキブリみたいなやつの巨大版みたいなやつが出てきたり、変なやつがとにかくたくさんいる。
それに山に向かうほどだんだん動物がデカくなってきてるし、なんか凶暴になってきている気が...
この世界の中でもヒグマとツキノワグマとホッキョクグマみたいな感じで場所によって大きさが違うのか?
それにしてもなんかその地域区分が小さすぎる気が...
これもゲームで言うバグか?
こういうのはホントやめてほしい。
むかつくからな。
そんな事を考えていた瞬間だった。
なんだこいつ
猿か?
「んがっ」
「なんだこいつ」
「どけっ」
「じゃまだって」
何度振りほどこうとしても離れない。
まるで俺を殺そうとしているかのような目だ。
やばい!
しぬっ!
このままだと死んじまう!!
この世界はゲームのように簡単に死んではいけないんだ。
死んだら人生の終わり。
それに意外と動物はあっさりといっちまう。
あっさりといかなかったのは初めて一人暮らしを始めたときに住んでたアパートで見たゴキブリくらいだ。
そんな事考えてる場合じゃない。
今は生き延びることだけを考えないと。
俺は思いっきり力を入れる。
「どけっ!」
「おらっーー!!」
猿みたいなやつが捕まっている俺の皮膚ごと引きちぎる感覚でとにかく必死に放り投げた。
俺は猿みたいなやつを森の奥に放り投げた。
「はぁはぁはぁ」
あの小ささでも命の危機を感じるほどの恐怖を感じた。
何なんだよあいつは
マジで意味がわからない
この世界には魔物?魔素が関係しているかわわからないがまあモンスターらしき物がいることがわかった。




