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間章 エルフ民族



評価・ブックマーク・コメントよろしくお願いします。

新魔王「ノヴァ」の誕生が知れ渡って今。

その情報はエルフ民族のところにも伝わっていた。


エルフ民族には昔、エルフ民族やその他の多くの民族や土地を支配する帝王が存在した。

その名は、


帝王「バトゥカ」だ。


帝王バドゥカの領。

バドゥカ共和国は約30年前までデービアス王国の北側に存在した国だ。

湖や川など水に富んでいた場所だったため水の都とも呼ばれていた。


しかし現在はデービアス王国に吸収されてしまっている。

なぜならデービアス王国がバドゥカ共和国の土地を欲しがったからだ。


バドゥカ共和国には大陸の内陸部に存在しているにも関わらず海に直通する湾が存在している。

それに西の国々と直通する最も安全な航路と言われている大きな川が存在した。

そこを通ることで西の国々との貿易が可能になる。

そのためバドゥカ共和国では貿易も盛んだった。


そこに目をつけたのがデービアス王国だ。

デービアス王国はデービアス山に挟まれていることで西側の国々との貿易が難しく当時は食糧不足が多発していた。


つまり海上輸送や大きな川での輸送が可能になることはデービアス王国の食糧不足の改善につながる。

さらに食糧不足を改善することで国の発展にもつながるのだ。

こうしてバドゥカ共和国からすると予期しない攻撃が始まった。


デービアス王国とバドゥカ共和国は約40年前から戦争状態に入った。



バドゥカ共和国とデービアス王国の戦争はとても激しい戦いだった。

エルフ民族やその他の民族の村は数々、破壊され多くのエルフや他の民族が犠牲になった。

やがて西の国々もバドゥカ共和国との貿易を解消しバドゥカ共和国では食糧不足が進んだ。


西の国々からしてもデービアス王国との貿易のほうが有益だと考えたのだった。

バドゥカ共和国では主に木々の輸出が収入源となっていた。

それに対してデービアス王国との貿易では軍の教科には必ず必要な魔境石が手に入るのだ。

魔境石の条件をつきつけられた西の国々はもちろんバドゥカ共和国への食料の供給を停止した。

こうしてバドゥカ共和国は西の国々にも騙されてしまったのだ。


バドゥカ共和国の人々は絶望に包まれた。

食糧不足により人々は道端で野垂れ死に、その姿を見て自害するものまでいた。

また容姿が良いと有名なエルフ民族は捕まった多くのエルフが水商売をさせられた。

あまりにもひどすぎる状態だった。

そんな中、帝王バドゥカは苦渋の決断に出た。


帝王バドゥカは降伏を宣言した。


降伏をすることは自分の首すらも捧げるということにもなる。

バドゥカ共和国の人々は絶望で包まれた。


そして帝王バドゥカはこうしてダミアンという人間に処刑された。

バドゥカ共和国はデービアス王国に吸収された。


元バドゥカ共和国の人々は今も抵抗している。

そして彼らは未だに多くの差別を受けている。

それなのにそんな国が今戦争を行わない政治を掲げているのだ。


なんて皮肉なことなのだろう。



旧バドゥカ共和国首都ノルマン。


ノルマンでは現在もエルフ民族も含め多くの民族が住んでいる。


戦争が終結して30年がたった。

今も彼らの心のなかには深く刻まれている。


そして今もなおデービアス王国を憎んでいる。

ただどう頑張っても今のデービアス王国には勝てない。

軍事力に差がありすぎるのだ。


何もできずほそぼそと暮らしてもう30年。

愛する家族や仲間を失った旧バドゥカ共和国の人々は30年という節目を迎えて、再び悔しさが込み上がってきていた。



そんな中ノルマンに一つの情報が舞い降りてきた。


「おいっ」


「聞いたか」


「なんだ」


一人の年老いたエルフは若いエルフを不満そうな顔で見つめる。


「俺たちに希望ができたかも知れない」


若いエルフはそう街のみんなに伝える。


「いつまで希望なんて語っているんだ」


「俺だって愛する人間を殺された一人」


「希望なんて言葉は二度と聞きたくない」


「そうだ」


「そうだそうだ」


周りのエルフや他の民族からも罵声とともに同じ意見が上がる。

そこにいい服を着た強そうな一人の若いエルフがやってきた。


「我は魔帝神ビリアス教会ノルマン支部所属のゴードンだ」


「これは魔帝神ビリアス教会からの連絡だ」


人々からざわめきが起き始める。


「エルフの新魔王ノヴァが誕生したことを今ここに宣言する」


彼ら一人一人の顔が段々と希望に満ち溢れてゆく。

そこで一人のエルフが雄叫びを上げる。


「ウォーーーーー」


彼が声を出した瞬間全員が一斉に歓喜を上げる


「よっしゃぁーー」


「やったぁー」


「こっ、これは... 希望だ」


「やったわ」


「感動わね」


街中  


いや

旧バドゥカ共和国全体が歓喜に包まれる。


「新魔王のばっ、場所はどこなんだ」


「新魔王か」


「彼は確か... デービアス山の闇の森側を統治していると聞いたが...」


こうして新魔王ノヴァ宛に一つの手紙が届いた。



デリアベルの開催場所に向かう俺はその前に首都の設置と郵便ポストの設置を命じられた。


首都はデービアス山の平野にすることにした。

つまり、そこ宛に手紙が来るらしい。


スキル「小説家」でポストを作ったあと確かに俺のポストに魔帝神ビリアス教会から詳しい日時や場所、そして出席者に関する情報が送られてきた。

日時はビリアス時間新魔王ノヴァ発足確認日から5回太陽が沈んだ瞬間に開始するらしい。


わかりにくい。


ちなみに今は発足してから3回太陽が沈んでいる。

そろそろ移動を開始しないとまずいようだ。


そしてもう一つ手紙が入っていた。


「旧バドゥカ共和国民一同?」


...


「まじかよっ!ー」


俺は手紙の内容を見て唖然とした。

前の話が少し改変しましたので間章のスキルについてを消させてもらいました。

次からは2章、建国編が始まります。

よろしくお願いします。

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