表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/51

43 魔神戦 下

 MPは無いから《無属性の剣(虚空のロングソード)》も生成できない。更に、《無属性の盾(虚無のシールド)》も生成できない。

 素手の戦いか。

 こんな事になるなら、ニーナさんに格闘術習っておけばよかったな。


 煙が止んだ。

 魔神は膝を着いている。

 現実拡張で確認すると、MPは無い。しかも、HPは俺よりも低くなっている。


 好機、この瞬間を逃すわけには行かない。


 ゆっくりと魔神に近づく。魔神は特に攻撃をする気配も無ければ、防御をする気配もない。

 限界なのか?そもそも、神に限界があるかどうか怪しいが······。


「クク、マサカ《消滅(ロスト)》ヲタエルモノガイルトハナ」

「それだけ人間も進歩しているんだよ」

「ワレヲコロスノカ?」

「当たり前だ。今回の引き金はお前らサクラ十家にあるかな。世間が許しても、俺が許すつもりは無い」


 MPは、両方とも無い。動く気力がある俺の方が上だ。

 殺される直前なのに魔神は、怖気付いてないように思える。何かを企んでいるのか?


「レン・シノノメ、ヒトツダケオシエテヤロウ。ワレヲコロスト、オマエガマジンニナルゾ」

「んな事は百も承知だ。神を殺すんだ、何も起きないわけがない」

「ココマデケイサンサレテイタトハ······」

「計算なんてして無いよ。ただの憶測にも満たない空想論で、思い描いていただけだ」


 そのための無属性魔法の奥義だ。

 これで魔神を殺せないようなら、それこそ世界終了のお知らせだ。

 ま、フィフティーフィフティーってところだ。


「ケンガヒツヨウナラツカウカ?」

「いや、要らない。剣がなくても出来る」


 二、三回、深呼吸をする。

 魔神は目を閉じて、スキルの発動を待っている。

 成功を信じるんだ。


「《分離》」


 すると、魔神の体から十の黒の玉が出てくる。

 これが魂だ。

 このまま放置しているとまた魔神の体に入るので、EX(エクストラ)スキルをここで使う。


 ちなみにさっき彩夜とニーナさんの《転送》で使ったのは、完全な保険です。

 変な結界とかがやり巡らされていて、変な空間に飛ばされましただったら最悪だし、責任が取れない。


EX(エクストラ)スキル、《あるべき所へ》」


 すると十の魂は逃れようと逃げ惑うが一つ、また一つと消えていく。

 俺もどこへ行くのかは知らないし、知ろうともしない。

 あの二つのスキル、MP0で発動できるのが嬉しい点だ。


 地面に寝転がって、大の字になる。

 多分、俺はここから出れない。

 普通、MPはある程度の時間が来たら勝手に回復するのだが、ここでは全くしていない。

 《転送》は使えない。《あるべき所へ》は、何かしらのスキルと一緒に発動しないと効力は出ない。


 ······やることはやった。

 後は、彩夜がアレに気づけば······。

超がつくほど短めですいません。

実は魔神戦の中と下はくっつけようかと迷っていたのですが、結局バラして書いてしまいました。

今思うと、駄目でしたね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ