42 魔神戦 中
作戦は既にニーナさんに伝えておいた。
問題点は、全て記憶できたかだ。
出来ていなければ作戦は全て台無しだし、二度とこの案は使えない。
「《無属性の短剣》」
どんどんと生成しては、魔神の《転送》の魔法陣に向かって投げていく。
ただただひたすらに投げる。
「ソンナコトヲシテモムダダ」
「やってみやきゃ分からねーだろ」
▷
どれだけ生成して投げたのか分からない。
でも魔神にも疲労が滲み出てきたのか、さっきから息が上がっている。
作戦決行まであと少しかな?そう願うしかない。
彩夜とニーナさんも疲れてきてるのか、動きが鈍くなってきている。
時々危ない場面もあるが、《無属性の盾》で守られる。
まさに間一髪と思う。
淡々と投げていると、作戦決行の時が来た。
「ニーナさん!」
「分かった!《フルパワー》」
作戦決行その時は、魔神のMP切れによる《転送》が消えるときだ。
レベルが支配するこの世界では、レベルによってMPとHPが違う。
俺が提案した作戦はこうだ。
《転送》や《破壊》はMPを大きく削るのでは無いかと考えた。現に、無属性魔法のスキルが無ければ膨大に削るんだけどね。
更に俺は、魔神には無属性魔法を使えないと考えた。
エリーさんが前使っていた《転送》は無属性魔法では無く、闇属性の魔法だった。多分魔神も闇属性の《転送》を使っているはずだ。
懸念すべき問題は、《破壊》だ。
何属性かも分からない。若しかしたら無属性かもしれない。今回の問題点の一つだった。
だけど魔神はMPを切らした。
ここの攻撃で決め切るしかない。
作戦はゴリ押しです!
「《無属性の剣》」
無属性魔法は《破壊》では破壊されないことは確認されている。
属性を付与したら消えると思うけど、付与を無しでいけば問題は無い。
防御は《無属性の盾》に任せて一心不乱に攻撃をする。
ニーナさんもそうしているが、彩夜は回避をしながら戦っている。
こうゆう時《絶対回避》って要らないと思う。
「MPギレヲネラッテイタトハ。コシャクナ」
「なんて言われようと、勝たないといけないからね」
「蓮君悪役見たい」
「言ってろ」
魔神も腕は二本だから、一人の攻撃は防げない。
現実拡張で魔神のHPを見てみると、ゴリゴリ削られている。MPもやはり無くなっていた。
この状況が続けば倒せる。
「ウットウシイ、キエヨ!」
俺達は距離を置く。
現実拡張で見ると、魔神のMPが急速に回復していく。
やばい。
スキルの《直感》も凄い反応をしている。
途端、地面に超巨大な魔法陣が展開される。範囲は不明だ。なんせ《遠見》でみても、まだ端が見えない。
「《消滅》」
光が俺達を飲み込んでいく。
殺されてたまるか!
「EXスキル《あるべき所へ》、《転送》」
彩夜とニーナさんには《転送》魔法陣を展開することが出来たが、MPが無くなってしまい俺には展開出来なかった。
《無属性の盾》が、MP供給型じゃなくて良かったと思えた。
《無属性の盾》で魔神の攻撃を防いでいるが、盾にも亀裂が入り始めた。
▷
何分間続いたかわからない攻撃は、やっと終わってくれた。
《無属性の盾》は破壊され、HPは残っているのが奇跡位だ。
彩夜とニーナさんは、上手く《転送》されたのか?
周りを見るが影もない。
本当に《消滅》したか、《転送》できたか、どちらか一つだな。
マップを表示して確認する。
距離が見たこともない数字になっている。とゆうことは、生きてるか。
ニーナさんにはマーキングしていないが、魔法陣はほぼ同時に展開したから生きているだろう。
懐から回復のポーションをだし、飲む。
液が入っている瓶が壊れなかったことも凄いな。
ちょいと少なめの文字量てすいません。




