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18 遺跡 外

お久しぶりです。

小説投稿再開していきたいと思います

 軽い!野営セットや食料を、彩夜のアイテムボックスに入れられて軽い。


 今は、絶賛山を歩き中です。マップを表示しても、道が見つからない。一応山の頂上を目指して歩いているんだけど、魔物との遭遇率が馬鹿みたいに高い。


 《飛ぶ(フライ)》を初めて使ってみて上手く飛べたけど、MPの消費が高くて今はあまりMPが無い。だから、魔物との戦いは苦戦しまくりだ。しかも、木が生い茂ってるから奇襲を良くされる。

 まぁ、マップで分かるんですけどね。


 魔物達の奇襲が収まったので、休憩をする。


「そうだ蓮君」

「何?」

「王女が言っていた、印ってどうしよう?」


 確かにどうしよう。会話が、筒抜けだったからな。会話で場所が割れたら、元も子もない。


「彩夜、どこに印を押されてか分かるか?」

「さぁ?分かっていたのなら、蓮君に言うよ」


 そうだよなー。うーん、困ったな。ただでさえ、俺が種族を変更できる事が分かってしまったし、彩夜のことも分かっていると思う。ああ、お気楽な旅から遠のいていく。


「組まなく探したいが、男と女だしな······」


 そう言えば指名手配されているとか、本名を名乗った時とかは彩夜の耳元で言ったんだよな。


「あ!どこに印があるか分かった!」


 そうだよな。耳元で言ったんだから耳元に印があるんだよな。


 耳元を重点的に探してるけど、彩夜の拳が俺にクリーンヒットする。回避、働いてくれ。


 うん、どこにあるかは分かった。これは進展だ。けど、印を消す方法知らないや。

 困ったなー。王女から、聞き出すべきだったな。


「彩夜、この世界に知り合いはいるか?」


 もし、この世界に彩夜が知り合った人がいれば力になってくれるかもしれない。期待を胸に聞く。


「······一人だけいる。だけど、蓮君は絶対に会いたくない人だと思う。昔は沢山いたけどね」


 最後の一文が聞き取れなかったけど、いるのか!良かったー。

 けど、俺が絶対に会いたくない人って誰だ?この世界に転生して誰とも交友関係は築いてないし、壊してもいない。

 疑問ばかり浮かぶ。


「言ってみないと、分からないよ?」

「はぁ、蓮君は、昔から鈍感だよね」


 鈍感、よく言われたなー転生前に。


 マップを表示していると、魔物が表示される。


「休憩は終わりだ!魔物が来るぞ!」


 現れたのは、ゴブリンじゃない!?ぷよぷよしていて丸っこい、スライムか!

 現実拡張で見てみると、物理無効、魔法無効と書かれている。

 そうだよな、物理的に考えるとスライムって、最強の部類に入るからな。ゲームが物理を無視してるから弱いんだよね。


 魔法無効かー。空間魔法も無効だよな。スライムって、どう倒してるんだろう?


「スライムは、超高温で焼かないと死なないよ」


 彩夜って物知りだな。何年間、この世界にいるんだろう?


 超高温か、《地獄火炎(インフェルノ)》では無理だしな。

 やっぱり、上級魔法書が欲しいな。中級魔法書でもいいけど。


「彩夜、超高温が出せる魔法ってあるか?」

「あるなら、とっくに使ってるよ」


 逃げるしかないか!最近逃げてばっかだけど、これしか道がない。強くならないといけないな。


 彩夜の手を引き、走り出す。幸い、スライムの足は遅いので追いつかれることは無い。


 ▷


 最悪だ。うん、転生してからは最悪の連発だが、最大級に最悪だ。


 適当に走ってきたのが、運の尽きだった。山の頂上に行こうとしていたんだけど、遭難した。いや、マップがあるから助かって入るが、うん、方角がわかんなくなった。

 時間は、夕方。もうすぐ、日が暮れる。野営場所を、速く見つけないと。マップを見るが、開けた場所は無い。


「なぁ、今日は寝なくて、ずっと歩くでもいいか?」

「お肌と健康に悪いので、嫌です」


 前に、アーテ街の女団長さんに言ったことが頭をよぎる。

 やっぱり女性は、肌のことを考えるんだな。


 日が、どんどん暮れていく。光魔法の《ライト》で、明かりを灯してるけど、光に誘われた魔物が来そうで怖い。

 マップを表示しているけど、開けた場所は一向に見つからずに夜になった。


 最悪、《飛ぶ(フライ)》で山の麓まで飛べばいい。最初から《飛ぶ(フライ)》を使わないのは、旅が楽しくなくなるからだ。


「蓮君、あそこ何かあるよ」


 うん、知ってる。マップでは、遺跡になっている。《ライト》で遺跡の壁を見ると、ツタが付いていて相当古そうだ。


「遺跡だね。あそこで、今夜は過ごそう」


 妬けです。これ以上開けた場所を探すと、永久に見つからない気がするのでここにします。


 二人になったから、寝袋が足りないことに気づいた。彩夜はアイテムボックスから寝袋を出すと、手から離さない。

 地面、固いから嫌なんだよね。

 缶詰を食べて、寝る。缶詰も、残り僅かになってきた。


 明朝、彩夜より早く起きて遺跡周りを確認する。全体の造りは、石で出来ている。

 夜ではよく見えなかったが、意外とでかい。上にはデカくないから、下に広いのかな?


 これは、お宝の匂い!

PV約1万ユニーク約2千5百ありがとうございます

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