17 話し合い(強制)
猛烈に眠い。
あ、今回は短めです
美人さんは、彩夜を離しません。名前はなんて言うんだ?
「そう言えば、名前を言ってませんでしたね。私はサラム王国第4王女アジェナと申します」
この国、サラム王国って言うのか!
王女か、確かにその地位なら、彩夜にも盗聴用の印を押せるか。
正直、ここまでやるとは思わなかった。
「では、話し合いを始めます。あ、先に断っておきますけど、別にあなたを捕らえに来たわけでは無いので」
捕らえに来た訳では無い?何がしたいんだ、この王女は?
「単刀直入に言います。あなた、魔法学校に入りない!」
「?」
何を言ってるんだ、この王女。俺は、指名手配されていたんだぞ?第1入れないだろ。
「無駄とは分かってるけど、嫌だ」
「よく分かってますね」
にこやかに笑ってアジェナ王女は、彩夜にナイフを突きつけている。
断ること自体が、不可能か。旅を続けられなくなるのは、コチラとして困る。前世で、通っていたのはいえ、正直退屈だった。スクールカーストなんてものは、嫌で仕方が無い。
「俺の目的は、観光だ。学校は面倒かつ行きたくない。そこでだ、通信はダメか?これなら、俺達は旅を続けられる」
「言ったでしょう?あなたには拒否権が無いの」
チッ、この王女、ムカつく!強硬手段に出るか。まだ、剣と盾は出したままだしな。
「ハハハ、これは参った。こちらの事情も分かってほしいのに、分かってくれないとは。そっちがその気なら、こっちにだって考えがある」
さて、逃げますか!
「《落とし穴》」
王女ではなく、伏兵を落とした。両サイドから、声が聞こえてくるが無視だ。
「《水》」
王女だけにかかるように、無属性盾を綺麗に並べて王女に水を掛けた。
びしょびしょになった王女の服は少し透けて、胸が良く見え·····じゃなくて、王女は寒そうにしている。
「ちょっと濡れたじゃな「《落とし穴》、《雷》」
王女の声なんて、蚊帳の外だ。落とし穴は彩夜に使って、雷は王女に使った。魔法は細かい作業に向かないね。操作が難しい。
頑張って操作したことによって、綺麗に分かれてくれた。彩夜にも雷が当たったら、何を要求されるか分かったもんじゃない。
全身が麻痺したのか、王女は倒れていく。
「彩夜、逃げるぞ!」
彩夜が落ちている穴に俺も落ちそして、落とし穴を高く上げる。
予め彩夜の《アイテムボックス》に、荷物を詰め込んでいたので助かった。
「《フライ》」
そう叫び、足に書いてある魔法陣が光飛べるようになる。
彩夜をお姫様抱っこし、そのまま街の外まで出る。
宿代と修復代は、王女に払ってもらえばいいか。
▷
フーフラ街が見えなくなるまで飛んで、山に着陸する。
誰にも見られてないよな?
「で、蓮君、何してくれてんの?」
「彩夜さん、一旦落ち着こ?ね?ね?」
彩夜の固有スキル《疾風迅雷》を散々浴びせられ、やっと怒りが収まってくれた。
「次やったら······分かるよね、レ・ン・君」
「はい」
結局、食料調達と生活必需品が買えなかった。あの王女、次会ったら文句言ってやる。
「そうだ蓮君。今なら誰にも見られないから、元に戻って」
「明日まで待ってくれ」
あと1日。そしたら元に戻れる。そして、俺が他種族になれることもバレてしまった。手配書が大変なことになってそう。種族何にしよう。
「そうかー」
彩夜は寂しそうな顔を一瞬したが、すぐにいつもの顔に戻った。
「蓮君の目的は、旅だよね?なら歩こ。まだ、日も明るいんだし」
······そうだよな。後のことは、のちのち考えれば。
「そう言えば、彩夜の目的は何だ?」
「私の目的?もう私は目的を果たしたから、蓮君に付いてくよ」
目的は果たされている?彩夜の目的は、一体なんだんだろう?
次は、どこの街か村に着くのだろうか。
期待と不安の、二人旅が始まった。
次の更新は、来週です。何でかって?こちらの事情です。




