45話 脱走
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
ぐりる>ぐ「
ガチャ ドン!
『明日の朝に署に連行するから、それまで自室でおとなしくしてろ!』
バタン!
め「‥‥‥な、なんでこんなことに‥‥‥」
サ「そりゃあ、一日の内に3回花瓶を投げつけられ、スリングショットの最大チャージショットをぶちこまれたら、死んでもおかしくないですね。当たり前のように全部ヘッドショットでしたし」
め「アイツに体力という概念があるとか聞いてないよー」
サ「まあ、結果的にいよちゃんが今後、事件現場をフリーパスで調べられるようになったのは良かったんじゃないですか?」
い「良い仕事しましたね」
め「だからといって、このままゲームに参加できずに終わるのはキツイよ~」
サ「ゲーム内時間で明日の朝まで時間があるので、頭使って頑張ってください」
め「まじかー‥‥‥」
い「とりあえず、わたくしは言われた通りに被害者の爪あたりを調べてきますね」
め「いよちゃん、それ調べ終わったらウチの部屋の前の状況を確認してみてくれない?」
い「いいですよ。こちらはそんなに時間かからないですし」
め「よろしくねー」
聞き込み組
あ「‥‥‥なんかあっちは派手なことやってていいなー。こっちもなんかやる?」
み「ただでさえ手が足りないと思ってたところに、ひとり軟禁されちゃったんだから、これ以上余計な事しないでいただけます?」
め「へるぷみー」
み「ママはとりあえず、伏せるやり方でも探したら?」
め「それもそうだね」
あ「それにしても、うろついてる宿泊客が少なくなってきたね」
み「もう遅い時間っぽいし、自室にいるやつらが多いんじゃない?」
あ「そっか。それは聞き込みしやすくて助かるわ。ホテル内をうろつかれると聞き込みしてない奴を探すのに苦労するからなー」
み「聞き込みした奴は部屋番号も記録されるから、記録に無い番号の部屋を回ればいいだけだもんね」
あ「手帳さまさまですな。では、客室を巡っていきますか」
め「みずきちゃーん。お願いがあるんだけどー‥‥‥」
み「なーにー?」
め「売店でスタンガン買ってきてくれない?確か、所持金全部はたけば買えたと思うんだけど」
あ「嫌なおつかいだなー」
み「わかったー」
め「お願いねー。売店が閉まる可能性もあるから今のうちに確保しときたくて」
あ「あの殺人犯、脱走する気満々じゃーん」
め「ウチはこんなところで終わる器じゃないからね!」
現場組
い「調べ終わりました。確かに被害者の爪から本人のものではない血液が付着しておりました」
あ「ナイスー!これで犯人は特定できそうだね」
み「とはいえ、推理パートにどれくらい時間使うかわからないし、ママの脱走も手伝わなきゃだから、今日のところはスルーするということで‥‥‥」
め「すまないねえ‥‥‥というわけでいよちゃん。ウチの部屋の前の様子を見に来てー」
い「わかりました。ちなみにめがちゃんの部屋の番号は?」
め「202号室だよー」
い「なるほど、今から向かいます」
い「来ました」
め「どんな感じー?」
い「部屋のドアの両脇に警察官が立ってますね」
め「予想通りだね。じゃあ、いよちゃんにはそいつらから見えない位置でそいつらを見張ってもらおうか」
い「見張るだけですか?」
め「そう。多分、そいつら一定時間で交代すると思うから、次の交代までにかかる時間を把握しておきたいのよ」
い「なるほど‥‥‥あ、ちょうど今交代が来ましたね」
め「ナイスタイミング。じゃあよろしくね」
い「はい」
い「次の交代が来ました。ゲーム内時間で30分ですね」
め「それさえわかればこっちのもんよ!」
あ「それで、いつ脱走する?」
め「深夜1時~2時くらいかな」
い「初日強制的に部屋に戻されたのに、そんな遅い時間に行動できるんですか?」
め「できる可能性は高いと思う。まず、ゲーム側がわざわざ明日の朝までというタイムリミットをつけたこと。そして、脱走が想定されていることならば、寝るより前の時間だと人目につく可能性が高すぎて難易度的に脱走がキツイと思われること」
み「そもそも初日は何の事件も起きてなかったからプレイヤーキャラ達的には夜更かしする理由もないしね」
め「そゆこと」
あ「具体的にどう動く?」
め「まず、さんちゃんが見張りの警官から見えない位置から花瓶を投げて注意を引く。その反対側の廊下からみずきちゃんが警官に接近してスタンガンをお見舞いしていく。タイミング的に花瓶が割れて警官の注意が花瓶の方に向いた直後にスタンガンを当てれればベスト。警官を無力化できたらウチが部屋を出ていよちゃんの部屋に全力ダッシュで突入し、隠れる。これがウチの脱出計画や!」
い「あの、なんでわたくしの部屋なんですか?みずきちゃんの部屋の方が近いですよね?」
め「なんの根拠も無いんだけど、いよちゃんは現場に出入りして調査してるから警官からの信用が他ふたりよりもありそうだから、あんまり部屋の中調べられないかなって思って」
あ「まー、なくはないかな?」
み「あ、そろそろ初日に寝た時間だ」
『そろそろ寝る時間だがまだ行動しようか?』
⇨『行動する』 『もう寝る』
『※行動するを選択すると明日以降の全ての動作スピードが1%ダウンします(永続)』
あ「しっかりデメリットもあるね」
め「このくらいなら軽い軽い。ということでみんな、ぷりちーなわらわをここから解き放ってたもれ」
あ「任せろい!明日の朝には殺人現場の遺体のとなりに冷やしてお届けしてやるぜ!」
め「この者、頭いとおかし」
ゲーム内の深夜1時過ぎ
あ「‥‥‥よし、交代したわね。それじゃあみずきちゃん、ゆっくり警官に近付いて。花瓶を割るタイミングはあたしに任せてね」
み「了解。こちらスライム。これよりターゲットに接近する」
そろり そろり
あ「5秒前、4、3、2、1」
ぶん ガシャーーーーーン!
『!?』
ス‥‥‥ バチバチバチ!
『!!?』
シュ バチバチバチ!
『がっ!?』
ドサッ ドサッ
み「クリア!ゴーゴーゴー!!!」
ガチャ
め「うおおおおおおお!!!!」
ズダダダダダダダダ!
あ「あたしらもすぐ撤収!」
み「ただちに帰投する!」
ズダダダダダダダダ! ガチャ ズザーー! スッ ズリズリズリズリズリ
女神様はいよちゃんの部屋を開けるとスライディングで入り込み、流れるように床に伏せ、そのままベッドの下に移動し隠れた。
い「‥‥‥随分操作に慣れたようで」
め「捕まってる間暇だったからね」
あ「よっしゃ帰宅ぅーー!」
み「ただいまんもすー」
め「みんな無事戻れたようだし、眠って朝まで時間進めよっか」
め「せーーの、ポチッ!」
『朝、みんなが部屋を出るとまたしてもホテル内が騒がしかった。周囲の話声を聞くと、どうやら昨日とは別の部屋で新たに犠牲者が出たらしい』
め「‥‥‥ウチジャナイヨ?」
あ「わかってるのになんで怪しさを醸し出すんだよ」
み「どうやら1日1事件って感じかな?」
あ「そーかもね」
サ「はーい、今日はもう遅いし、そのくらいにして寝なさーい」
あめみい「「「「はーい」」」」
あ「思いのほか、おもしろかったな」
め「早く金稼いで色々したーい」
サ「空いた時間に続きをやればヨロシ。そのための携帯ゲーム機ですからね」
み「ふわぁ‥‥‥どっと眠気が‥‥‥」
プ「‥‥‥はんにんはじっちゃんのなかにひとつー‥‥‥zzzzzz」
い「魔王様も寝袋に入ってねましょうか」
サ「みんな明かり消すよー」
カチッ
サ「おやすみー」
あめみいプ「「「「「zzzzzzzzzzz」」」」」
既に全員寝入っていた。
翌朝 AM7:00
サ「ん、んーーーーーー!ふぅ‥‥‥朝風呂入ろ」
い「やはりあさふりょれすか、わたくしも同行しまふ‥‥‥」
サ「あ、うん」
ふたり連れ立ってテントから出る。
ザッ ザッ ザッ ザッ
サ「早朝から潮風を浴びるのもおつなもんだねー」
い「ですねー」
サ「‥‥‥ん?なんだあれ?」
波打ち際になにかを発見する。
ザッ ザッ ザッ ザッ
サ「‥‥‥‥‥」
ぐ「ぐーぐーすかぴーぐーすかぴー すかすかぐーぴぐーかぴすーzzzzzzzzz」
サ「なんだ、ただの打ち上げられた人魚か‥‥‥さっさと風呂入ろーっと」
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[53511](399兆9461億8451万3970円)
女神[2]
あすたきさんちん[300008]
『探偵キツ過ぎない?~急募助手~』を初日でクリアする方法。
実はホテル内に爆破テロをしようとする凶悪犯がおり、初日は下見でホテル内の爆破ポイントをぐるぐる見回っている。そこを売店で買ったスタンガンか睡眠薬を使って人気のないタイミングで無効化させ、そいつの部屋の鍵を入手し、部屋に入る。部屋にある爆弾を回収し、そいつがチェックしていた爆破ポイントに全て設置する。そしてホテルの入り口前に移動したら起爆。脱出フェイズに入った瞬間に脱出が完了し、ゲームクリアとなる。




