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異世界をなんかいいかんじにしよう  作者: おぷか


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41/49

41話 新しいおもちゃ

セリフの割り振り


サタン>サ「


あすたきさんちん>あ「


女神>め「


みずきちゃん>み「


プミィ>プ「


いよかん>い「


ぐりる>ぐ「

 サ「それじゃあ契約するから背中こっちに向けてー」

 ぐ「はーい!」

 サ「ふひひ、こ、この呪文を使えば、学園のアイドルぐりるちゃんがわたしだけのものになる‥‥‥よ、よーし、やるぞー。えーと、『サンチンノ タニマノナカデ シンコキュウ』‥‥‥こ、これでいいのかな?」

ポワーーーー

 サ「はい、お疲れ様でーす。後ろの方こんな感じで大丈夫でしょうか?」

サタンはどっからか取り出したふたつの鏡でぐりるに背中を確認させた。

 ぐ「あ、はい」

 め「美容院かな?」

 あ「つーか、何だあのふざけた呪文は?」

 め「いいよねあれ!なんというか、心に染みるって感じ?」

 あ「染みになるといけないから心臓貸して。洗ってあげるから」

 サ「というわけで、これでぐりるんも強くなれるようになったわけだ」

 ぐ「やったー!」

 サ「それと動作確認もしておきますか‥‥‥」

サタンはぐりるの真ん前にしゃがんだ。

 サ「ぐーりるん♪その胸でわたしの顔挟んで♡」

むにょん♡

 ぐ「‥‥‥へ?」

パシャ!

 サ「!?」

 め「押さえたか?みずきちゃん」

 み「万事抜かりなく‥‥‥」

 サ「ば、馬鹿な!デジカメだと!いったいいつ‥‥‥ハッ!?」

 め「小島でデジカメを回収しなかったのは失敗だったな、サッちゃん」

 サ「くっ!」

 め「さーて、こいつをサッちゃんのご両親に送り付けちゃおっかなー?」

 サ「‥‥‥何がお望みなんですか?」

 め「処女」

 あ「これ以上なくどストレートに気持ち悪い要求してる‥‥‥そもそも店長が処女じゃなかったらどーすんだよ」

 サ「いやまあ、処女ですけど‥‥‥」

 あ「処女だったわ。なんでこんなところで雇用主がバージンであることのカミングアウトを聞かされてるんだろうあたし‥‥‥」

 サ「しかしですね。わたしの処女は女神様のお孫さんにあげるつもりでして」

 め「あ、そうなの?じゃあ諦めるか。ウチ、孫には甘くするつもりだし」

 あ「結婚もしてない癖になんで孫を溺愛しようとしてんだよ。‥‥‥というか、めがっちに孫ができる頃には店長大分年いってるから。ババアの処女なんていらんだろ孫」

 ぐ「あの、何がどーなってるの?」

 サ「ぐりるちゃんさー、奴隷契約の奴隷の意味わかってなかったっしょ?奴隷っつーのはさー‥‥‥わたしの言うことを何でも聞くおもちゃのことなんだよ」

 ぐ「そ、そんな‥‥‥」

ぐりるの顔がみるみる青ざめていった。

 あ「あれ?あたしのバイト先ってフロント企業だったりする?」

 め「親族が反社会的組織に属してるのはちょっと困るなー」

 サ「次からは契約内容をよくご確認するようにしようね♪」

 ぐ「次なんてあるの?‥‥‥」

 サ「まあ、細かいことは気にしないでピザ食いねえ!」

 ぐ「うん‥‥‥」

ぱく もぎゅもぎゅ

 あ「あんなにショック受けてたのにふつーにピザが喉を通るのかよ」

 め「案外ずぶといのかもね」

 い「少しでも同情して損しました」

 あ「あ、戻ってる」

 い「あれ、じわじわ魔力を消費するので‥‥‥」

 プ「んくっ んくっ ビャ~~~~~♡コーラおいしー♡」


 サ「はー、おいしかった。それじゃあぐりるん、帰る前に花火やっていこうぜ!」

 ぐ「はな‥‥‥び?鼻血じゃなくて?」

 サ「鼻血やるってどういうことだよ‥‥‥説明してもわからないだろうし、百聞は一見に如かずだ!」


 サ「いやー、久々の花火でテンション上がったわー」

 み「え!?」

 あ「だからって手持ち花火ぶん回さないでくださいよ」

 サ「ごめーんちゃい♪」

 み「ど、どういうことだ?‥‥‥」

 め「どーしたの?みずきちゃん」

 み「まただ‥‥‥前にも感じたこの感覚‥‥‥そしてこの状況‥‥‥これではまるで‥‥‥」

 サ「まるで時が飛んだみたい‥‥‥か?」

 み「!?」

 サ「当然であろう。なにせ‥‥‥わたしが『イベントシーンをスキップする』で『はい』を押したのだからな!!!」

 み「‥‥‥なーんだ、先に言ってよー!びっくりするじゃーん!」

 サ「わりい。目立つから打ち上げ花火使えないし、絵面が地味になるかなって思って」

 み「‥‥‥というか、前に我がおかしなこと言ってるという扱いを受けた気がするが?」

 サ「‥‥‥花火どーだったぐりるん!」

 ぐ「なんかまぶしかった!」

 サ「小学生並みの感想ありがとう。それじゃあ帰って人魚の仲間に事情を説明して、明日の昼までにここに集合ね」

 ぐ「え!?ぐりるのお家までお迎えがきてくれるんじゃないの!?」

 サ「うちのアスター3はスクールバスじゃねんだわ。自前の尾っぽで頑張って泳いで来い」

 ぐ「起きれたら行きます」

 サ「‥‥‥サタンの名のもとに命ず。お前は明日の午前6時にここに来い」

 ぐ「え!?」

 あ「時間指定とかできるんすか!?」

 サ「逆に聞くけど、奴隷という身分の奴が命令に抗えると思う?」

 あ「あー‥‥‥」

 ぐ「え!?ほんとに6時!?」

 サ「早く帰って寝た方がいいんじゃない?」

 ぐ「ひーん」

 サ「とりあえず海に投げてやるよ。おまえんちってどっち?」

 ぐ「あっち」

 サ「じゃあいくぞー」

 ぐ「みんなまた明日ねー」

 サ「そーうれい!」

ぶん!       ひゅーーーーーー

 プ「ばいばーーい!」

ジャッポーーン!

 サ「さーて、花火も終わったし、風呂に入りますか~」

 あ「ぐりるんも風呂に入れてあげればよかったんじゃないっすか?」

 サ「あいつが暑さに弱かったのお忘れですか?ぐりるがぼいるになっちゃうでしょーが」

 あ「名前が変わるの出世魚っぽくていいね」

 サ「出世どころか死の淵をさまようくらい弱体化するんだよなあ‥‥‥そもそも風呂入れたとて、結局海に潜るから意味ないし」


かわいこちゃんラブラブちゅっちゅっマイハウスの風呂場

 サ「焚き火でそこそこ燻製されてると思うからしっかり体洗ってねー」

 プ「はーい!」

 ぐ「はーい!」

 サ「え!?」

 み「‥‥‥似てた?」

 サ「びっくりしたー。お前声帯模写までできるのかよ!」

 み「実はね」

 サ「じゃあ!さんちんの声で卑猥なセリフを言わせることもできるんですか!?」

 み「左様」

 あ「今のうちに自分の遺言ボイスを録っておいたほうがいいぞ」

 サ「じょ、冗談だぜ‥‥‥なあ!」

 サ「セックス!」

 サ「何言ってんのお前!?」

 あ「おもろ」

 め「‥‥‥サッちゃん、後でボイスレコーダー買って」

 サ「今の流れで買ってもらえると思ったんですか!?」

 み「これ以上は我の清楚なイメージが崩れるから控えておこう」

 サ「お前のイメージとやらがどこほっつき歩いてるのかもうわかんねえよ」

 サ「そんなことよりだ!明日のことなんだけど、引っ越しをしようと思います!」

 め「もともと定住してなくない?」

 サ「それはそう。だから定住しようと思います」

 あ「わざわざ定住する必要あるんすか?」

 サ「まあ、後々のことを考えるとねー」

 あ「へー、店長って後先のこと考えられるんだー」

 サ「店の経営者が後先考えられないのやばすぎるでしょ」

 め「それでどこに居を構えるの?」

 あ「あたしらが知ってる場所っすか?」

 サ「そうだね」

 あ「というか、最初にいた魔王城があったところの裏の森しかなくないっすか?」

 め「そうだねー。あそこなら誰も来ないし危険な生物も今のところいないしね」

 サ「ちがうよ」

 あめ「「え!?」」

 あ「じゃ、じゃあ今いるこの海岸とか?」

 サ「さっき言った森からそんなに離れてないし、そもそも今ここにいるんだからわざわざ引っ越しとは言わん」

 い「じゃあ魔王城があった場所とかでしょうか?」

 サ「魔族にワンチャン見つかりそうな場所に住もうとは思わんな」

 あ「えー?じゃあいったいどこに住む気なんすか?」

 サ「人間も魔族も寄り付けない場所」

 あ「まー、店長の性格からしてそうかと‥‥‥ん?‥‥‥寄り付かないじゃなく、寄り付けない?」

 あ「あのー‥‥‥店長?引っ越し場所ってもしかして‥‥‥」

 サ「はい。荒野のど真ん中に引っ越しします」


現時点での保有している天界力《てんかいぢから》(とその他)

サタン[48511](399兆9472億3477万1320円)


女神[2]


あすたきさんちん[200008]


ぐりるのいつもの起床時刻 AM9:00




 

 

 


 


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