30話 ジェットスキー
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
サ「それじゃあ凶悪で恐ろしいモンスターのみずきちゃんにスイカをカットしてもらったところでみんなで食べますか!‥‥‥あ、塩はお好みでどうぞ」
あ「いっただきまー‥‥‥あれ!?た、種が無い!いったいどういうことなんだ!?」
サ「ふふふ、探し物はこいつかな?」
スッ じゃらららららららら
サタンがどこからか取り出した皿に手をかざすと、皿の上にどんどんスイカの種が溜まっていった。
あ「馬鹿な!?いつの間に!?」
サ「どうやら、わたしがスイカをブルーシートの上に設置している時点で収納スキルでスイカの種を取り除いていたことに気付かなかったようだな」
め「スイカ食べる時の醍醐味台無しじゃん」
サ「わたしは面倒ごとが嫌いでしてね‥‥‥まあ、他にも理由があるんですがそんなことより冷めちゃう前に早く食べましょう!」
あ「あつあつのスイカとか絶対食べたくないんだけど‥‥‥」
サ「よし、みんな食べ終わったね。それじゃあみんなで森の入り口まで移動してスイカの種を撒き散らそうか」
め「貴様!そのためにスイカから種を奪ったと言うのか!」
サ「これも種の繁栄の為‥‥‥許してもらおうなどとは思っておりません」
あ「つまり狙いはスイカの自生ということっすか?」
サ「はい、仰る通りでございます。農家のむすめっこであるさんちんならわかってるとは思うけど普通、スイカを育てるにはそれなりに手間暇かける必要があるけれど、それらはあくまでおいしくなるように育てる、ひいては売り物になるようにするためだと思うんだけど、今回は単純にこの世界でスイカを自生させようってだけなのでその手間暇を省きます」
め「そんなんでスイカ育つの~?」
あ「全部が育つという保証はないけどいくつかは実を付けるんじゃないかな?適当に地面に飛ばした種が育ったって例も聞いたことあるし」
サ「まさにそれ狙いです。というわけで森の入り口にレッツゴー☆」
森の入り口
サ「それじゃあみんなこれ持ってってー」
あ「こ、これは!」
サ「スリングショット、所謂パチンコだね。これでスイカの種を遠くに飛ばしてもらうよ」
あ「うっ!過去の憎しみが蘇る!!」
サ「何急に‥‥‥こわぁ」
サ「ともかく、更に飛距離を稼ぐために、おいでなさいアスター2!」
ズシン!
サ「アスター2の手の上に乗って高いところから更に遠くまで飛ばします」
め「そこまでする!?」
サ「場所が海のそばですからね。潮の影響を受けない距離まで飛ばしたいところです」
サ「というわけでさんちんお願いね」
あ「任せろ!これで害獣共を屠ってきてやるぜ!」
サ「‥‥‥みずきちゃん、鼻フックしてあげて」
み「そいや!」
ぐい
あ「ふががが!」
サ「目ぇ覚めた?ならさっさとアスター2に指示出してくれる?」
あ「ふぁい‥‥‥」
あ「アスター2!みんなを手に乗せて高く掲げて!」
さんちんが命令するとアスター2は屈んで両手を地面に向けて差し出した。
あ「みんなのりこめー!」
全員が手の上に乗るとアスター2は立ち上がり両手を高く掲げた。
プ「うわーー!たっかーーーい♪」
め「ロボに乗ってる時と違って生身だからかなり迫力があるねー!」
サ「高所恐怖症がショック死しそうな光景やね。それじゃあみんな、ここにスイカの種置いとくから好きに持ってって飛ばしてねー」
サ「スイカの種完売!スイカの種完売です!!」
め「え~~~~~!」
サ「買えなかった方は電子版もダウンロード販売しておりますのでそちらも是非!」
あ「スイカの種の電子版ってなんだよ‥‥‥交通系ICカードか?」
サ「ところでみずきちゃん、なんで途中スリングショットを壊したの?」
み「空気の摩擦でスイカの種が燃え尽きないかなーと思って試そうと思ったらスリングショットが我の力に耐えられなかった」
サ「マッハに挑もうとしてんじゃねーよ」
アスター2から地面に降ろしてもらってアスター2を収納した後、波打ち際まで移動。
サ「それでは!いよいよジェットスキーに乗りますがくれぐれもスピードを出さず、安全に練習をしてください!あと、プミィちゃんとみずきちゃんは体格的に操縦は無理だと思うんで保護者の背中に抱き着いて乗ってくださいね!」
プ「はーい!」
み「よろしくね♪さんちゃん♡」
め「え!?」
あ「あ、うん」
サ「んじゃ、出しますよー」
ジャパン! ジャパーン! ジャポン! ヤポーニヤ!
あ「なんか最後の着水音おかしくなかった?」
サ「まさかー、グローバル化の進んだこの時代にそんなことあるわけがないってー」
あ「グローバル化なんか関係ある?」
サ「さてね、それじゃあ練習初めていきましょー!わからないことがあったらまわりに聞いてねー!」
め「はーいせんせー!」
サ「はい、女神様」
め「せんせーはぁ、彼女いるんですかぁ?♡」
サ「彼女はいないけどお前以外のこのクラスの女子全員と寝たことはあるぞ」
め「うーん、これは懲戒免職処分」
三十分後
サ「よーし!これくらいでいいでしょう!練習終わり!」
い「操作自体はそこまで複雑ではなかったけれど、バランスを掴むのに少々時間がかかりましたね」
サ「そこはまー、慣れてないからしょうがないね」
あ「それにしてもこーして見るとジェットスキーかっこいーなー。天界に帰ったら免許取って買っちゃおうかなー」
サ「それは個人の自由だけどさー、お前全ツッパして貯蓄が無いこと覚えてる?」
あ「あ」
サ「わたしと女神様は増やすあてがあるけどお前だけだぞ、あてがないの」
あ「やっべー‥‥‥家賃も税金も払えない‥‥‥どーしよー‥‥‥」
サ「は~、しょうがない。わたしみたいに制限を食らわない程度に少しずつ振り込んでおいてやるよ」
あ「い、いいんすか!!?」
サ「わたしが呼んだ責任もあるし‥‥‥あと、さんちんがロボ作ってくれたおかげでなんだかんだ助かっているからな」
あ「て、てんちょお~~~~~~~~~~」
サ「ただし、1日10万ずつでこの世界に来た時の貯蓄額までだからな」
あ「ありがとうございます!ありがとうございます!!あたしの操も店長に捧げます!!!」
サ「それは最初からわたしのものだからとくに嬉しくはないけれど‥‥‥まあ、いっか!」
い「‥‥‥このコミュニティ、どんどん爛れた関係性を築いていってますね」
め「ちなみに全ツッパの源流はウチだからね☆」
い「聞いてませんし、何故誇らしげなのですか?」
サ「さて、脇道に逸れつつ、さんちんの脇の匂いを嗅いだところで小島に向けて出発したいところだが、どこが一番近い小島かわからないのでみずきさん、いつものおねがーい」
み「え~~?また宿題やってこなかったのー?毎回わたしのを写してないでたまには自分で頑張りなさいよ!」
サ「そんなこと言ったって、昨日はみずきさんの部屋のどこに隠しカメラを設置すればいいかずっと考えてて宿題なんてする暇なかったんだよー!‥‥‥じゃなくて、高く跳んで小島までの距離を確認してほしいの!」
み「そんなことを言うためにわざわざ女子更衣室の中まで追いかけてきたっていうの!?」
サ「いいや、出汁を取りに来た」
み「女子更衣室で何の出汁を取るつもりだ!?」
サ「いいからはよ跳べ」
み「今に見てろよ‥‥‥ていっても下が砂だからあまり跳べないぞ」
サ「あー、そっか。じゃあわたしがみずきちゃんぶん投げて、その後みずきちゃんが水を高圧噴射して更に高度を稼ごう」
み「よし、その手で行こう」
ぴょん ぽむん
サ「よっしゃーーー!!いっくぞーーーー!!!」
ブン! キラーン☆
サ「あ、やっべ‥‥‥」
みずきちゃんはあっというまに見えなくなった。
サ「どーしよ‥‥‥ん?」
ごおおおおおおおおおおおおお ひゅ~~~~~~~~~~~~ ぽちゃん
空から幼女が落ちてきて海に落下した。
サ「あ、おかえりー」
み「おかえりー、じゃねえよ!!!我が逆噴射かけなきゃ宇宙まで行ってたぞ!!!!!!?」
サ「えろうすんまへん。それで一番近い小島は?」
み「あっち」
サ「おっけー!それじゃあ向かいますか!」
プ「うちゅうってなーにー?」
め「ロマンあふれる世界のことだよ☆」
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[43511](399兆9482億8528万7683円)
女神[2]
あすたきさんちん[100008]
あすたきさんちんの住むアパート
職場(天誅カフェ)からバスで12分の距離にあるアパート。
女神様がたまに遊びに来るので女神様の私物もいくつか置いてある。
さんちんが風邪で欠勤した時、1度だけサタンがお見舞いに来たこともある。




